昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。
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収蔵品番号387 いづみ古文ライブ講座 2013年 04月 09日
【著者】高橋いづみ 【肩書】駿台予備学校専任講師 【出版社】主婦の友社 【サイズ】A5 【ページ数】287頁 【目次】 メッセージ 第一課●全体を見て、じっくり考える 第二課●枕草子Ⅰ 第三課●枕草子Ⅱ 第四課●枕草子Ⅲ 第五課●讃岐典侍日記Ⅰ 第六課●讃岐典侍日記Ⅱ 第七課●大鏡 第八課●源氏物語Ⅰ 第九課●源氏物語Ⅱ 第十課●文法・基礎編 あとがき 【初版発行年月日】1990年10月30日 【収蔵品発行年月日】1990年10月30日 初版発行 【収蔵品定価】1400円(本体1359円) 【入手困難度】★★☆☆☆ 【学力貢献度】☆☆☆☆☆ 【ヤフオク相場】200円~ 【鑑定額】105円 【代替参考書】佐藤敏弘「佐藤敏弘のいっきにわかる古文読解スペシャルレクチャー」(中経出版) 【コメント】 先代「古文のマドンナ」こと高橋いづみ師の唯一と言える真っ当な形式の参考書。 出版社が参考書慣れしていない主婦の友社ということもあって、可愛さを演出しようと色々な種類のフォントを乱用しているため大変読みづらい。レイアウトにも問題があり、重要なものとそうでないものがごっちゃに書かれている。また文体が読者に媚びたギャル調の言葉遣いで、当時の女子高生以外は読んで苦痛を覚える痛さである。 古文はカンタン!と思わせるような軽い調子で書かれているが、その本質は駿台古文の伝統のまま気合で古文を読む方法に過ぎない。出来ない生徒がなぜ出来ないのかという考慮のないまま出来る人目線で作られたポイントメモを解説していくだけで、自力で読むようになれるとはとても思えない内容になっている。良い事はたまに書いてあるのだが、テーマ別ではなく出典で並べてあるのでどこに何が書いてあるのか分からず、本書を手に取るようなレベルの生徒では厳しいだろう。 この本が伝説化したのは芸能人気取りの「撮り下ろしポートレート」の数々があまりに痛々しかったためで、中でも飛び抜けてひどいものを引用してみた。目が潰れても構わない人はどうぞ。 コレが笑撃のセルフポートレートだ!
by roudai
| 2013-04-09 00:00
| 国語
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