浪人大学付属参考書博物館

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昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
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2017/08/22
収蔵品番号561
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2017/08/19
収蔵品番号416
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2017/05/03
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2017/04/08
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2017/04/01
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2017/1/29
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2016/9/24
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2016/8/13
収蔵品番号467
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2016/7/23
収蔵品番号200
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2016/06/12
発行書籍番号006
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2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
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2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
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2016/02/14
収蔵品番号477
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2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
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2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
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2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
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2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
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収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
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2015/05/10
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2015/05/05
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収蔵品番号474
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2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
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2014/10/14
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2014/8/26
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発行書籍番号012
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2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
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2014/4/29
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2014/04/19
収蔵品番号430
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2014/03/30
収蔵品番号357
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2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
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2014/02/26
収蔵品番号086
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カテゴリ:数学( 81 )

収蔵品番号600 京大入試47年の軌跡

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【タイトル】大学への数学 京大入試47年の軌跡 CD-ROM版
【著者】大学への数学
【出版社】東京出版
【メディア】CD-ROM
【枚数】1枚(147MB)
【動作環境】
システム:日本語版Windows95/98/NT4.0以上/MacOS8以上
CPU:Pentium133MHz以上(MMX300MHz以上推奨)/PowerPC(100MHz以上推奨)
メモリ:64MB以上
ドライブ:4倍速以上(8倍速以上推奨)
モニタ:800×600ドット以上
    (High Color以上表示可能)/(32000色以上表示可能)
【初版発行年月日】2004年
【収蔵品発行年月日】2004年 発行
【収蔵品定価】2100円(税込)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】20000円~
【鑑定額】5000円
【代替参考書】「京都大学数学入試問題50年―昭和31年(1956)~平成17年(2005) 」(聖文新社)
【コメント】
雑誌「大学への数学」の別冊として毎年刊行している「京大入試10年の軌跡」の総集編。姉妹編の「東大入試43年の軌跡」を既に紹介しているが、部屋から発掘するのに6年の歳月を要した。こちらは後から新品で購入したものなので、1958~2004の47年分の二次試験を収録。中身は京大の二次試験の過去問とその解答を1問につき1ファイル(問題だけのファイルも別にある)にバラして難易度・発想力・処理力をそれぞれ3段階評価したもので、各項目ごとに問題を検索することも可能。
OSの指定はあるが表示周りと検索機能をMacromediaDirectorで作っているからで、誌面は300dpiのPDFのため、誌面を見るだけならAcrobat Readerが入っていればOSは問わない。ちなみに館長のWindows7環境で問題無く動作した。

キーワード検索も出来るので「ペル方程式」で検索すると2題出てくる。(クリックすると拡大します)
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また、年度で検索して「100万円参考書ハンター」で取り上げた1975年の問題を表示すると理系の4番であることが分かる。(クリックすると拡大します)
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大数の解答(PDF)を見ると進学研究社よりさらに簡潔。しかし「ハンター」を見てもらえば分かるように、「ただし」以降の特殊条件に関する考察がないため、この解答では大幅減点されるだろう。速報版を改訂せずにそのまま収録している故の欠点と言える。
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東大や京大は10年以上前の問題を少し変えただけで出題した過去が何度もあるだけにこういったデータベースは受験生にとってありがたいはずなのだが、東京出版が楽天市場から撤退したのを期に絶版。ただ改訂後13年が経ち、別途「10年の軌跡」が2冊必要になっており、聖文新社から代替参考書も出たため、一時の希少性はだいぶ薄れた。

「10年の軌跡」の目玉である受験生の報告も無いし、収録年数でも代替参考書を下回っているので、熱烈な大数ファン以外は代替参考書で止めておいた方が賢明である。
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by roudai | 2017-02-17 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号535 数ⅢCの完全攻略

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【タイトル】数ⅢCの完全攻略―定石伝授と思考力強化―
【著者】米村明芳・杉山義明
【肩書】駿台予備校講師
【出版社】現代数学社
【サイズ】A5+CD(77:36)
【ページ数】202頁
【目次】
第Ⅰ部 問題編
第Ⅱ部 解答・解説編
【初版発行年月日】2005年10月11日
【収蔵品発行年月日】2005年10月11日 初版1刷発行
【収蔵品定価】本体1000円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】米村明芳・杉山義明「ハイレベル 数学Ⅲの完全攻略」(駿台文庫)
【コメント】
有馬記念も終わり、コピー誌も出さないのでようやく一段落。
クリスマスを過ぎてしまったが毎年恒例の今年せどり屋が最も悲鳴を上げた復刊について。

現代数学社は東京出版と似た路線ながらよりマニア度の高い本を出しており、総じて定価も高めなのだが、なぜか本書だけは音声CD付きで本体価格1000円という異例の激安価格。
ところが気付いた時には絶版となり、元々流通数が少なかったことからかオークション価格が一気に暴騰し「幻の参考書」の仲間入りを果たした。現代数学社自体は細々と同じ本を売り続けている印象を受けるが、単に不人気で初版が裁けていないだけなのかもしれない。

数ⅢCで点差の付く問題を42題取り上げて比較的丁寧に解説している問題集型参考書で出版当時は競合する本が無かったが、近年は「数学Ⅲ 上級問題精講(旧ハイレベル精選問題演習数学Ⅲ+C)」のような問題集も出てきており、唯一無二というほどのプレミア感はない。また音声CDの内容は1問あたり2分程度の対話で無くてもまったく問題ない代物。音声CDのためだけに高い金を出して完品を求める必要は全然ない。
という内容を「参考書ハンターパートⅡ」に書いていたところに「数Ⅰ・A・Ⅱ・Bの完全攻略」から2年後の復刊で驚かされた。
タイトルが「数ⅢC」から「数Ⅲ」に変わっているように、課程変更に伴い「行列・1次変換」の問題が削除されて「複素数」に差し替えられた結果1題減って41題になっている。

新・旧の問題の違いは以下の通り
旧【33】→新【35】
旧【41】→新【36】
旧【35】~【40】・【42】行列・1次変換削除
新【28】追加
新【37】~【41】複素数差替

「はじめに」を読んでも現代数学社版についての言及は無い(笑)。行間が空いて「フォローアップ」の解説が充実して索引まで付けられた結果50頁以上増ページしても価格は100円引きの900円(税別)というまたまた激安価格。いまさら旧版をプレミア価格で買って痺れないよう老婆心ながらご紹介しておく。
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by roudai | 2015-12-29 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号487 数学Ⅰプラス数と式

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【タイトル】文系・理系をめざす数学Ⅰプラス数と式
【著者】湯浅弘一
【肩書】代々木ゼミナール・帝京西東京予備校講師
【出版社】池田書店
【サイズ】A5
【ページ数】95頁+別冊14頁
【目次】
1 数学Ⅰのための式と計算
2 数学Ⅰのための方程式・不等式
3 2次関数・三角比
4 個数の処理・確率
【初版発行年月日】1997年10月
【収蔵品発行年月日】2001年2月 5版発行
【収蔵品定価】690円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】108円
【代替参考書】清史弘「分野別 受験数学の理論1 数と式」(駿台文庫)
【コメント】
池田書店の「湯浅の使えないる数学」シリーズで最終刊のためかレア度だけは高い1冊。「数Ⅰ・A」「数Ⅱ・B」「数Ⅲ・C」を出しておきながらなぜ4冊目なのかはよく分からない(読者を「数学Ⅰで受験する人」と限定しているが、Ⅰ・AじゃなくてⅠのみの学校ってどこだろう?しかも理系って)。
見開き2頁で例題を解説して解答を載せているので以前の「ハイテク」シリーズと比べて誌面に余裕があるが、それだけ問題数が減っているのも事実。編集方針からも誰が使うのかよく分からない珍書。
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by roudai | 2015-01-27 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号481 パーフェクト数学公式集

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【タイトル】パーフェクト数学公式集
【著者】三瀬茂利
【肩書】
【出版社】研文書院
【サイズ】A5
【ページ数】244頁
【目次】
第1章 数と式の計算
第2章 方程式と不等式
第3章 写像と関数とグラフ
第4章 指数・対数関数とグラフ
第5章 三角比と三角関数
第6章 集合・命題・論理
第7章 公理・論証と平面幾何・立体幾何
第8章 平面図形と式
第9章 空間図形と式
第10章 ベクトル
第11章 行列
第12章 数列と級数
第13章 微分法
第14章 微分法の応用
第15章 積分法
第16章 積分法の応用
第17章 順列と組合せ
第18章 確率と統計
【初版発行年月日】1979年9月30日
【収蔵品発行年月日】1986年4月30日 12版
【収蔵品定価】980円
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】春日正文「公式集 (モノグラフ) 」(科学新興新社)
【コメント】
新年明けましておめでとうございます。相変わらずの業務多忙の上、正月休み中倉庫も休みなのでネタが取り出せずに更新が遅れてしまいました。
直前まで正月のネタを何にしようか悩んだ末に最近廃業・倒産した出版社の本というテーマを設定してみました。まず第1弾は一昨年の夏に廃業した「研文書院」の1冊。「100万円」から漏れてしまったのでレアで高い本もあるのですがいろいろなオトナの事情でこの1冊。

著者の故・三瀬師は後に代ゼミ講師として関東圏の校舎に出講していた記憶があるが、この本が出た当時は戸山高校で教鞭を執っていたそうだ。研文書院からは「モノグラフ」を薄くしたような「解法のパターン(全15冊)」も出していたが、親切でもなければ網羅性もないのに研文書院というだけでなぜか高騰している。
ちょうど数Ⅰ・ⅡB・Ⅲと数Ⅰ・代幾・基解・微積・確統の端境期に出た本なので、それぞれの課程にあわせた内容の仕切りが目次に明記されている。表紙に書かれている「質問形式をとっており」というのは公式の定義にかかわる質問が冒頭に挙げられている点と思われるが、ほとんど全て「○○について説明せよ」といった紋切り型の質問のみであってもなくても大差のない内容。それでいて「最大公約数・最小公倍数」の求め方について「ユークリッドの互除法を用いる」と書いておきながら、公式集のどこにも「互除法」自体の説明がない、といった「パーフェクト」の看板に偽りありな作りになっている。また、もともと数Ⅰ・ⅡB・Ⅲの本なので、微分積分に関しては整関数かどうかといった線引きがないため文系には少し使いづらい。
ところが、索引も終わった残り2頁に「重要事項の語録集」として本文には一切出ていない「数学的帰納法は証明法のうちで、とくに優雅なれど、途中をゴマかすなかれ」とか「無理方程式、不等式の解き方はグラフに頼れ」といった滋味深い謎の「語録」がまとめられている。

代替参考書に代表される数学公式集は大概B6判で厚めのため、A5判で余裕のある組版をしている本書は見易さという点では一歩リードしているし、現課程では扱われない公式も載っているので、研文書院だからと無闇に高値掴みするのでなければコレクションに加える価値はあるだろう。
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by roudai | 2015-01-01 00:00 | 数学 | Comments(1)

収蔵品番号448 数学Ⅰ・A解法攻略講座

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【タイトル】小林隆章の数学Ⅰ・A解法攻略講座
【著者】小林隆章
【肩書】駿台予備学校数学科講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】240頁
【目次】
<数と式>数学A
<2次関数>数学Ⅰ
<個数の処理と確率>数学Ⅰ
<数列>数学A
<三角比>数学Ⅰ
【初版発行年月日】2001年9月20日
【収蔵品発行年月日】2004年 重版
【収蔵品定価】1100円+税
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】麻生雅久「数学I・A 標準問題精講 改訂版」(旺文社)
【コメント】
駿台で人気の小林隆師だが意外にも単著はこれ1冊だけで、昨今の予備校界では数少ない秘密のヴェールに包まれた人気講師である。テキストがオークションに挙がると結構な高値になるにもかかわらず本書はあまり人気がない。雲師の数学Ⅱ・Bも唯一の単著だがこちらは結構な値段なのと対照的だ。

頻出問題を1題あたり見開き2~3頁と丁寧に解説しており、出題校を見ると結構難関校が揃っているのだが解説を読むとサラリとしていて難問に思わせないのが一流講師の腕だろうか。
このDoシリーズは旺文社迷走期に出た本ということもあって、本文の最終頁まで問題解説が入った下手な編集だが、それだけ小林師の熱意は伝わってくる。
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by roudai | 2014-05-20 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号444 数学の発想のしかた

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【タイトル】数学の発想のしかた
【著者】秋山仁
【肩書】理博、東海大学理学部数学科教授・米国ベル研究所コンサルタント
【出版社】駿台文庫
【サイズ】A5
【ページ数】237頁
【目次】
序文
はじめに
本書の使い方と学習上の注意
縦割り(テーマ別)目次
第1章 視規則性の発見のしかたと具体化の方法
 §1 数列や関数列は規則性が現れるまで書き並べよ
 §2 パターンを見出し、それらの性質を利用せよ
 §3 具体的な数値を代人した例をつくり実験せよ
第2章 着想の転換のしかた
 §1 操作の順や時間の流れを逆転せよ
 §2 視点を変えたり、反対側から裏の世界をのぞきこめ
第3章 柔軟な発想のしかた
 §1 同値な問題へのすり換えや他分野の概念への移行を図れ
 §2 三段論法を活用せよ
 §3 問題を一般化し、微積分や帰納法などの武器を利用せよ
第4章 使うべき道具(定理や公式)の検出法とそれらの活かした使い方
 §1 問題文を読んだ後、使うべき定理を連想せよ
 §2 逆をたどれ、または迎えに行って途中で落ち合え
 §3 式の変形のしかた
 §4 設問間の分析のしかた(出題者の誘導にのれ)
 あとがき
 重要項目さくいん
【初版発行年月日】1989年7月14日
【収蔵品発行年月日】1996年3月6日 初版第10刷発行
【収蔵品定価】980円(本体951円)
【入手困難度】☆☆☆☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】2000円
【代替参考書】秋山仁「数学の発想のしかた (発見的教授法による数学シリーズ3) 」(森北出版)
【コメント】
4揃いなので4に関する本にしようかと思ったが、森北出版からの復刊記念でこの本を。後ろからチンタラ取り上げていたら1まで行かないうちにまさかの復刊。色々曰くのある本だけに復刊が叶うとは思わなかった。
なぜこのシリーズを後ろから取り上げたのかと言えば、後ろに行くほど範囲が特化して文系の館長でも読める内容になっており、この本あたりから抽象的な問題が増えて正直に言えば(問題の解法部分については)チンプンカンプンである。
各問題についての「発想法」欄は他の参考書と比べて明らかに分量が多く、読んでなるほどと思う箇所も多い。ただ、例えば、同値な問題へのすり替え、と簡単に言われても、本当に同値なのかの議論や、どうしてそうなるのか、までは言及してくれない。
数学の受験参考書の歴史に名を残す名著であることは認めるが、世間が「名著」という言葉に期待するような「誰もが気軽に読んで、即効性のある本」(そんな本は他教科でも思い当たらないが・笑)ではなく、理系範囲までを勉強を終えた浪人生が、公式当て嵌めレベル以上の問題を解くのに壁を感じている際にビタミン剤的に処方されると効力を発揮する本である。
今回、森北出版は2011年に起こったG・ポリア「いかにして問題をとくか」ブームの「2匹目のドジョウ」を狙った感があるが、収録された問題の難度や必要な予備知識の範囲から旧シリーズ同様、デキの良い理系の上位層(と一部の数学マニア)に受け入れられるだけで、一般人が手を出しても本棚の肥やしとなる可能性が高い。
今回の復刊では駿台レクチャー叢書時代の表紙を除いてほぼそのまま復刊しているが、この本以降一般向けに様々な本を書いてきた秋山師が項目立てはそのままに問題を文理問わず解ける問題に差し替えて復刻したら出版社の目論見通りになったかもしれない。
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by roudai | 2014-04-22 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号441 数学Ⅰのトレーニング

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【タイトル】[受験編]数学Ⅰのトレーニング
【著者】土師政雄+藤田進平
【肩書】
【出版社】増進会出版社
【サイズ】A5
【ページ数】301頁
【目次】
第1章 数
第2章 式の計算
第3章 方程式
第4章 不等式
第5章 3角比
第6章 図形と方程式
第7章 最大・最小
第8章 集合と論理
演習問題の解答
【初版発行年月日】1988年4月1日
【収蔵品発行年月日】1988年4月1日 第1刷発行
【収蔵品定価】1100円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★★★★
【ヤフオク相場】8000000円~
【鑑定額】8000000円
【代替参考書】
【コメント】
数学の「[受験編]トレーニング」シリーズは「微分・積分」「代数・幾何」「基礎解析」の3部作で、「数学Ⅰ」と「確率・統計」は存在しないとされていた。
しかし、昨年の夏に「100万円参考書ハンター」を書くために蔵書を調査していたところ、「[受験編]トレーニング」シリーズとはアレフ社から発行された「数ⅡB演習」(「基礎解析演習」「代数幾何演習」)と「数Ⅲ演習」(「微積分演習」)の改訂版であることが判明し、「数Ⅰ演習」が存在する以上、同時に改訂された可能性があることが明らかになった。そして昨秋、神保町の某書店で偶然に本書を発見した。
「数Ⅰ演習」と付き合わせると「数学Ⅰ」の範囲においてほぼ一致し、レイアウトがその他のシリーズ同様、問題解説箇所が2段組から1段組になっている程度の変更しかない。
最近「数Ⅰ演習」がヤフオクで暴騰していることもあり、国会図書館にもない稀覯本である以上この鑑定額は仕方がないところ。よほどのコレクターでない限り「数Ⅰ演習」を持っていれば手を出す必要は無いだろう。

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by roudai | 2014-04-01 00:00 | 数学 | Comments(1)

収蔵品番号431 センター試験の数学が3日でわかる本

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初版
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第3刷
【タイトル】細野真宏のセンター試験の数学が3日でわかる本 PART-1
【著者】細野真宏
【肩書】
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】115頁+別冊51頁
【目次】
問題一覧表
Chapter 1.場合分けが必要な最大・最小問題(数Ⅰ)
Chapter 2.指数・対数関数Ⅰ(数Ⅱ)
Chapter 3.指数・対数関数Ⅱ(数Ⅱ)
One Point Lesson
    組立除法と因数分解について
    +
    指数の基本的な公式について
Point一覧表~索引にかえて~
【初版発行年月日】1996年10月30日
【収蔵品発行年月日】1996年10月30日 初版発行/1997年7月10日 第3刷発行
【収蔵品定価】1000円(本体976円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】1500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】細野真宏「細野真宏の数学が本当によくわかる本 2次関数と指数・対数関数が本当によくわかる本」(小学館)
【コメント】
「1QQ4」で取り上げたように、同一内容ながら背表紙(青→緑)や「PART-1」の表記などが異なる。
表題こそ「センター試験数学」だが、扱う範囲は最大・最小問題と指数・対数関数。しかも、最大・最小はわずか24頁しかなく大半が指数・対数関数という非常にニッチな内容。この時点で既に「面白いほどわかる本」シリーズのVersion1.0は全て刊行されており、内容の重複を避けようとしてこうなったと思われる。
確かに指数・対数関数を苦手とする生徒は多いのだが、他の細野本と比較して内容的に平凡で、これをもって「センター対策」と銘打つのはどうかと思う。
現在では同じ範囲をカバーする代替参考書が出ており、こちらの方が頁数が多い(問題数も多い)こともあり、敢えてこの本をプレミア付きで買う必要は無いだろう。
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by roudai | 2014-01-21 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号420 入試数学のタクティクス②数式と図形

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【タイトル】入試数学のタクティクス②数式と図形
【著者】西岡康夫
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】代々木ライブラリー
【サイズ】A5
【ページ数】113頁
【目次】
●数式
●図形と計量
【初版発行年月日】2000年11月25日
【収蔵品発行年月日】2000年11月25日 初版発行
【収蔵品定価】800円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】
【コメント】
駿台の人気講師から代ゼミへ移籍して、その後代ゼミ衰退に伴ってフェイドアウト?してしまった西岡師のシリーズ物第2弾。絶頂時の人気を考えると意外と古書価が上がらないが、決して内容は悪くない。
本書も西岡師と数魔鉄人師とのTALK BATTLEで問題に関するコメントがあり、SEG出版「闘う50題」にある「ステレオトーク」の影響を感じた。問題は二次私大の標準以上のレベルの問題だが、解答はほぼ1頁以内に収まる簡潔なモノなので今のクドい解答に慣れた読者には受け入れがたいのだろうか。
教科書傍用問題を卒業して入試問題らしい問題に取り組む際に使用すべき一冊で、このジャンルに苦手意識があるような人は手を出すべきではない。

P.S.正体不明の数魔鉄人師だが、夏コミで代ゼミ関係者を名乗る方から正体は代ゼミの数学科のU氏というタレコミがあった。ライブラリーから共著を多数出しているし本作りの実力に関しては間違いない方なので確度はかなり高いと見る。
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by roudai | 2013-11-26 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号388 みてすぐわかる文系数学Ⅰ

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【タイトル】みてすぐわかる文系数学Ⅰ
【著者】伊藤太一
【肩書】
【出版社】三省堂
【サイズ】新書
【ページ数】198頁
【目次】
第1章 数と式
第2章 方程式と不等式
第3章 関数
第4章 関数の最大・最小
第5章 平面図形
第6章 三角比
第7章 論理
≪演習問題解答≫
【初版発行年月日】1986年12月20日
【収蔵品発行年月日】1986年12月20日 初版発行
【収蔵品定価】700円
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】350円
【代替参考書】木部陽一「数学I・A単問ターゲット336 三訂版」(旺文社)
【コメント】
今では地学の講師として知られる(現在、東進では教えていない模様)伊藤師の数学の参考書。
数学Ⅰは文系範囲なのになぜわざわざタイトルに明記しているのかといえば、共通一次や私大文系を意識して、問題の解説欄を穴埋め形式にしているため。しかし、めったやたらと空欄にしているため大変に読みづらい。
「発想の転換」や「ゲリラ的ひらめき」と自賛する割には解法自体は地味だし、なぜそうひらめくのかには全く言及しない自己完結した内容のため、わざわざこの本を使う必然性を全く感じない。
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by roudai | 2013-04-16 00:00 | 数学 | Comments(0)