浪人大学付属参考書博物館

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昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
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2017/04/08
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2017/04/01
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2017/1/29
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2016/7/23
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2016/06/12
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2016/03/23
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2016/03/20
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収蔵品番号463
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収蔵品番号449
収蔵品番号414
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2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
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収蔵品番号410
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2016/02/14
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収蔵品番号450
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収蔵品番号447
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2015/08/01
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発行書籍番号008
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2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
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2015/05/10
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2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
収蔵品番号475
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2014/11/30
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収蔵品番号399
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2014/10/14
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収蔵品番号397
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2014/8/26
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発行書籍番号012
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2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
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2014/4/29
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2014/04/19
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2014/03/30
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2014/3/25
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カテゴリ:国語( 109 )

収蔵品番号591 現代国語 現代文レトリック読解法

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【タイトル】現代国語 現代文レトリック読解法
【著者】所一哉
【肩書】作家・元相模女子大学教授
【出版社】匠出版
【サイズ】B5
【ページ数】214頁
【目次】
はじめに

第一章 ジュニアのための文章読本

苦手な現代文――母国語の拒否反応は若者の恥
確実な方法はあるのか
漢字・漢語についての知識――その1
段落とは何か
文脈というあいまいな言葉
文章の要約の手品
要約はコミュニケーションの原型
英語の文章と日本語の文章
英語の言語観
論理とレトリック――その1 欧米の場合
日本人の言語観――その1
日本語の文章
日本人の言語観――その2
漢字――その2 三千字の伝統と意味
論理とレトリック――その2 母国語の場合
古典の文章
現代の文章

第二章 シニアのための文章読本

レトリック文法はなぜ必要か
日本人のアイデンティティと文章
文章観と哲学
言語過程批判
言は事なり
メルロ・ポンティ
漢字・漢語の再考
日本語の表記
「話すように書け」伝説
日本文章史の系譜

第三章 レトリック文法の基礎

学習の心がまえ
レトリック文法とは何か
イメージのレトリック――イメージ構成の工夫
陳述のレトリック――陳述のしかたの工夫
 ①例示 ②対比
 ③重複 ④理由
 ⑤比喩
思考のレトリック――論理の組み立て方の工夫
 Ⅰ 接続的用語を用いる思考形式
  1 接続的用語を単独で用いる場合
  2 接続的用語を重ねる場合
  3 語句または一つのセンテンスが接続的用語の役割をする場合
 Ⅱ 指示語を用いる思考形式
 Ⅲ 文意の形成自体が生み出す思考形式
  1 並列型思考
   (a)直列的連続
   (b)並列的連続
   (c)連鎖的連続
   (d)漸層的連続
  2 転化型思考
   (a)接続的用語の省略によるもの
   (b)本来の転化型
  3 対象・批判型思考(付 対象・批判・意見型思考)
  4 否定・肯定型思考
  5 問・答型思考
思考形成の競合
パラグラフの成立と叙述型の形成
要約とは何か
要約の原理
 Ⅰ 文章表現自体の要約
 Ⅱ 論理の要約
  ① 接続的用語を用いる思考形式の場合
  ② 指示語を用いる思考形式の場合
  ③ 文意の形成自体が生み出す思考形式の場合
 Ⅲ 叙述型によるパラグラフの要約
  ① 母国語固有の内発的叙述型の場合
  ② 外来の叙述型の場合

第四章 現代文レトリック読解法

問題文克服のために
 内発的叙述型の文章読解法
西洋学事始 樺山紘一
驚いた花 高橋たか子
往還の記――戦艦大和の最期 竹西寛子
発想読書術 渡部茂
古典からどう学ぶか 丸山真男
人間雑記 加藤楸邨
自治の構造 田中美知太郎
個人と社会 小林秀雄
青年と老年 小林秀雄

 外来の叙述型の文章読解法
時間と自由 渡辺慧
科学と哲学とのつながり 湯川秀樹
芭蕉雑記 芥川龍之介

第五章 小説の鑑賞読解

生きることを学ぶ
近代芸術の特徴
小説とは何か
散文の実態と役割
小説の文章のメカニズム――作者の表現素材への距離感と視点の問題――
私小説と心理小説
鑑賞読解のテスト・ポイント
 主題(テーマ)
 パラグラフ
 接続的用語の使われ方
 入試小説文の対応の手順
海も暮れきる 吉村昭
アカシアの大連 清岡卓行
豊饒の海 三島由紀夫
鼻 芥川龍之介

本書に用いられている符合・図式について
レトリック文法の輪郭要覧
【初版発行年月日】?
【収蔵品発行年月日】1988年発行
【収蔵品定価】1700円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★★★☆
【ヤフオク相場】60000円~
【鑑定額】3000円
【代替参考書】酒井敏行「酒井の現代文ミラクルアイランド (評論篇)」(情況出版)
【コメント】
新年明けましておめでとうございます。
毎年三が日のテーマを決めて書いていましたが、今年はこれといったアイディアが湧かなかったので、絶版になっている同人誌で紹介済の本の中から、相変わらずマボロシ度の高いこの1冊を取り上げる。

国会図書館にも収蔵されていないのと某東大出の家庭教師がオススメに上げたためヤフオクでは10万というベラボーな価格で出品されている。
館長が現役時代に代ゼミ本校の代々木ライブラリーに置かれていて、当時としてはお高いお値段だったが清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ったのを覚えている。匠出版はマイナー出版社ながら渋くていい本を出していたが、コナトゥスシリーズはB5サイズということで敬遠されたのか、数年で店頭から消えた。

欧米と日本のレトリックは別のものだとする筆者の提唱する「日本語レトリック文法」に基づいて評論・小説の読解から要約までを幅広く解説してくれる。
問題文を文レベルで解析して一文の内容とその組み合わせから重要な箇所をあぶり出す、という手法で、強いて言えば代ゼミ酒井師の読解法に近いか。
現代文の「要約法」を真っ向から扱った参考書は他に谷田貝常夫「現代文要約法」(三省堂)程度しかないが、方針が明確な上、要約例が生硬な分、受験生レベルでも十分真似できる内容になっている。
第一章、第二章はやや高踏的すぎて受験生が読んでもピンと来ない内容。第三章はアタリマエのようでいてキチンと文章化されることが少ない内容で読解だけでなく小論文にも役立つ内容が豊富な例文を元に具体的に語られている。今、これと同じことをすると著作権の処理が面倒で出版社が嫌がりそう。
第四章・第五章は実際の入試問題(出題校は書いていないが「アカシアの大連」は有名な共通一次試験の問題)で記述解答も多め。
問題演習がある程度あるものの、この本を読んでそのまま問題集にこの方法論を応用出来る生徒がどれだけいるかは疑問。まだ教え方の固まっていない国語教師が自分のスタイルを作る参考にするという使い方がベストと思われる。
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by roudai | 2017-01-01 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号590 国文法ちかみち

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初版
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改訂版(ソフトカバー)
【タイトル】国文法ちかみち
【著者】小西甚一
【肩書】東京教育大学助教授・文博/筑波大学名誉教授・文学博士
【出版社】洛陽社
【サイズ】A5ハードカバー/A5ソフトカバー
【ページ数】342頁/343頁
【目次】
[目次]
目次
はじめに
  (一)文法を忘れたまえ
  (二)文法をどうまなぶか
  (三)この本をどうよむか
第一部 文法そのもの
 一 活用のしかた
  (一)活用以前のこと
  (二)動詞の活用
  (三)形容詞の活用
  (四)形容動詞の活用
  (五)助動詞の活用
二 接続のしかた
  (一)接続とはどういうことか
  (二)助動詞と接続
  (三)助詞と接続
三 品詞の分けかた
  (一)品詞分解の規準
  (二)品詞分解の手順
四 文をどう考えるか
  (一)単語・文節・文
  (二)文の組みたて
  (三)文の種類わけ
第二部 文法と古典解釈
 一 古典語の世界
  (一)古典語とは何か
  (二)文法の移りかわり
 二 古典語の言いかた
  (一)用言をどう使うか
   [イ]完了
   [ロ]回想
   [ハ]推量--その一
   [ニ]推量--その二
   [ホ]推量--その三
   [ヘ]仮想
   [ト]希望
   [チ]伝聞・推定
   [リ]打消
   [ヌ]可能・自発
   [ル]受身
   [ヲ]使役
  (二)助詞をどう使うか
   [a]格のあらわしかた
   [b]接
   [c]意味を添える表現
  (三)文節をどう使うか
   [い]ならびの修飾
   [ろ]はさみこみ
   [は]倒置と省略
  (四)敬語のはたらき
   [1]丁寧・尊敬・謙譲
   [2]古典語の丁寧
   [3]古典語の尊敬
   [4]古典語の謙譲
   [5]敬語と古文解釈
[余論]表記法のはなし
  (一)古代特殊仮名づかい
  (二)歴史的仮名づかい
  (三)現代仮名づかい
  (四)送り仮名の使いかた
おわりに
索引
【初版発行年月日】1959年8月25日/1973年9月30日
【収蔵品発行年月日】1964年5月30日 重版発行/2010年2月20日 改訂44版発行
【収蔵品定価】300円/1200円+税
【入手困難度】★★★★☆/★★☆☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~/1000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】小西甚一「国文法ちかみち」(ちくま学芸文庫)
【コメント】
今年は結構早い時期にネタが決まっていた毎年恒例の「今年せどり屋が最も悲鳴を上げた復刊」について。
2014年に洛陽社が倒産したらしい、という噂が流れると今の受験生には一顧だにされなかった「古文研究法」が店頭から消え、本書も同時に消えてヤフオク価格が暴騰した。
タイトルから「現代国文法」の本と勘違いしていたが、メインは古典文法で現代文法にも言及されている。
語り口は先行する「古文研究法」と変わらないが、文法に特化した分やや面白みには欠ける。この本ならではと言えるポイントは少なく(もちろん後の参考書があちこちパクッたからもあるが)、プレミア価格で入手しなければならない内容ではない。
「新釈現代文」「古文の読解」までは復刊時に大騒ぎになったが、「現代文読解の根底」のあたりから誰も騒がなくなり、今回も本屋で見かけるまでは復刊を知らなかった。未だにヤフオクに高値で出ているのは出品者が無知なのか高値掴みをしたのか。ざまあみろである。読みづらさ倍増なので文庫本を積極的に薦めないが、単行本で読むならそれ以下の価格が妥当だろう。

「古文研究法」の「はじめに」で参考書の改訂について語った小西氏だが、本書の初版と改訂版を付きあわせた結果、驚きの事実が判明した。
諸元にもあるように頁数の差はわずか1頁。誤植の訂正の類はあるだろうが、違いはたった一点。最後の最後「(四)送りがなの使いかた」で引用した規準が1959年7月12日の文部省国語審議会案から1973年6月18日の改定案に差し変わった点だけで、それに伴って若干の本文が変わっている。なるほど、これならわざわざ改訂版を出すにあたって「はしがき」に追記しないわけだ。
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by roudai | 2016-12-27 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号505 入試に出る国文学史505

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【タイトル】入試に出る国文学史505
【著者】日笠祐二
【肩書】学習院高等科教諭
【出版社】旺文社
【サイズ】新書
【ページ数】207頁
【目次】
はしがき
第一章 上代編
第二章 中古編
第三章 中世編
第四章 近代・現代編
付録
【初版発行年月日】1984年3月20日
【収蔵品発行年月日】1984年3月20日 初版発行
【収蔵品定価】620円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】出口汪「早わかり文学史」(語学春秋社)
【コメント】
古書の世界には効き目という言葉があり、シリーズをコンプリートする上での難所のことを言う。
「英単語ターゲット1900」が未だに出続けている旺文社の「大学JUKEN新書」シリーズだが、コンプリートするにはいくつかの難所がある。まず菅野師の「総チェックPART1 この地この年この事件日本史」と「総チェックPART2 この人この著この思想日本史」に苦労する。続いて「入試に出た!日本史99」と「入試に出た!世界史99」が見つからない。実は世界史がまだなので館長もコンプリートは出来ていないのだが、この先にも英語で「英語新傾向ターゲット7」という超難所があり、現役の受験生の頃から気になっていた。
しかし、こういった目につく稀覯本の陰にひっそりと本書が存在しており、入手するまでその存在に全く気付いていなかった。ちなみに初期の赤JUKEN新書にのみ振られているナンバーは⑤と最初期のものである。

内容はナンバー③である「古文解法ルール200」同様、五七調の一文で著者や著作の関連情報をまとめているのだが、新書判1冊の分量にするために内容がもの凄いことになっており、早慶上智の日本史の文化史問題でも出てこないような重箱の隅が満載である。その割になぜか「歌物語の代表作は伊勢・大和」(ヘイチュー!はいずこ?)だったりもするのだが。

国語で出題されるレベルは遥かに凌駕しているし、日本史でもここまで聞かれることはまずない。ただ、赤JUKEN新書のコンプリートには避けて通れない本なのでその分の価値も上乗せして評価した。
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by roudai | 2015-06-02 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号499 漢文入門

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【タイトル】漢文入門
【著者】仁田峠公人(にたとうげきみと)
【肩書】
【出版社】Z会出版
【サイズ】A5
【ページ数】150頁+別冊104頁
【目次】
はしがき
本書の構成・利用法
第1章 導入編
 1 漢文とは何か
 2 訓読と訓点
 3 漢文の基本構造
 4 書き下し文
 5 古典文法とのつながり
 6 置き字
 7 再読文字
 8 漢文の解釈(=現代語訳)の方法
第2章 錬成編
 1 否定形①(単純否定・禁止)
 2 否定形②(部分否定)
 3 否定形③(二重否定・特殊な否定)
 4 疑問形・反語形①
 5 疑問形・反語形②
 6 疑問形・反語形③
 7 疑問形・反語形④
 8 使役形
 9 受身形
10 限定形・累加形
11 仮定形
12 抑揚形
13 比較・選択形
14 詠嘆形・願望形
15 漢詩
総合問題①
総合問題②
重要語一覧
別冊「第2章錬成纂」解答・解説
【初版発行年月日】2008年3月10日
【収蔵品発行年月日】2010年3月20日 初版第4刷発行
【収蔵品定価】1000円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】200円
【代替参考書】
【コメント】
著者は代ゼミ講師だが関東ではほぼ無名(最後は名古屋校で教えていたそう)で、本書と「最強の漢文」を突然発刊した時にはビックリした。
しかし、著者の不祥事(静岡の女性会社員というのはZ会の職員だろうか?)の後、絶版になり一時期オークション価が漢文参考書としてあり得ないほど高騰した(Amazonのレビューがちょっと気持ち悪いほど礼賛一色)。
奇しくも漢文の学習が人格を陶冶しないことの証明となってしまったわけだが、罪を憎んで参考書を憎まず、中身を見ていくと「これがZ会出版の参考書?」と疑いたくなるほど初歩中の初歩から始まっている。形式は旧来の漢文教育同様句形中心で、演習問題も「入門」の名にふさわしく易しい問題ばかり。確かに最近漢文の参考書・問題集にロクなものがない(例外は市川久善「思考訓練の場としての漢文解析―受験国語」(育文社)くらい)が、プレミア価格で買う必要性は全く感じない。
読んでいて少し驚いたのは訓点の振り方で、レ点、一二点、甲乙丙点まではどんな参考書にでも書いてあるが、その上の天地人点や甲レ点(甲の下にレ点)や天レ点(天の下にレ点)なんて初めて見た気がする。そこまで書くのなら具体例を出してくれないと(甲乙丙点は2007年センター試験本試に出題されている)不親切だが、ラ講講師の志村和久師による「漢文早わかり」(学燈文庫・1982)には韓愈の文としてこんな例が載っている。天地人点まで使うのだが訓点が振れるだろうか?
使メバヲシテ不以妻子フルヲ飢寒、有リテ銭財以医薬、…
「入門」どころか「最強」でもココまでは必要ない気がするが(バブル期前は文庫サイズの参考書に載っていたわけだが・笑)。

正解はこちら
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by roudai | 2015-04-21 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号489 古文読解の基礎技術

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【タイトル】古文読解の基礎技術
【著者】土屋博映
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】桐原書店
【サイズ】A5
【ページ数】215頁+別冊21頁
【目次】
はじめに
「土屋の古文解法」一覧
 1 問題文を見つめよう!●ヒントが必ず見えてくる
 2 解説と謝を見つめよう!●ヒントのない問題はありえない
 3 設問を見つめよう!●内容をつかむ手がかりがある
 4 全体から部分へ●内容をつかむ鉄則だ
 5 部分から全体を考えよ●全体像が見えてくる
 6 前から後へ●文の上から下へ、右から左へ
 7 後から前へ●文の前でだめなら後がある
 8 前後策●正しい読解を導く善後策
 9 物語型は主語となる人物をマーク●物語の展開は人物の行動による
10 随筆型は主題をおさえよ!●文のベクトルは作者の主張だ
11 主題は冒頭か文末●主張から具体例か、具体例から主張か
12 構成を見ぬけ!●初めの一文に注目する
13 段落分けを見ぬけ!●同一段落の同一表現がカギ
14 具体と抽象●主題・結論をつかむコツ
15 人物関係を見ぬくコツ●マルジンのランプでマーク
16 文構造は「AガBヲCニDダ」●「Dダ」に注目
17 主語を見ぬけ!●AガBスルの「が」をさがす
18 主語-述語をつかむコツ●常に「AガBダ[スル]」を考える
19 目的語を見ぬけ!●「を」と「に」に注目
20 「誰が何を[に]」を考えよ●問題文を早く読むコツ
21 省略語を見ぬけ!●すぐわかる語だから省かれる
22 会話主を見ぬけ!●「トマル」と「マルジン」が威力を発揮
23 心中を見ぬけ!●会話文とまったく同じだ
24 指示語は何をさすか●内容把握の決め手になる
25 指示語は直前●この鉄則を忘れるな
26 指示語は具体的に、明確に●設問によりレベルを変える
27 「強調表現」を造いかけろ!●重要な表現だから強調される
28 類義語に注目●全体像をつかむ手がかり
29 対義語に注目●対照表現を把握せよ
30 同一表現に注目●正解を導く手がかり
31 関連語に注目●正しい読解のための鉄則
32 「心情語」「美を表す表現」に注目●趣旨を読み解くキーワード
33 多義語に注目●前後策で適訳を導く
34 古文特有語●現代語にない単語がねらわれる
35 古今異義語●現代語と異なる単語をマーク
36 常識語に注目●古文の世界が見えてくる
37 単語を見つめよう!●一語一語がうきあがる
38 文法を見つめよう!●ポイントは助動詞と助詞
39 「助動詞」に注目●助動詞の三要素を忘れるな
40 「助詞」に注目●現代文にない助詞に注意する
41 「動詞」に注目●意味・文法の両面から問われる
42 「形容詞」に注目●心情と評価どちらも重要
43 「形容動詞」に注目●意味がポイン卜
44 「名詞」に注目●主語を表す名詞をおさえよ
45 「副詞」に注目●指示副詞と呼応の副詞がポイン卜
46 「接続詞」に注目●全体の構成をつかむカギ
47 「連体詞」に注目●とにかく意味を暗記せよ
48 「敬語」に注目●ルールの暗記が最優先
49 「尊敬語」に注目●「~ガ」を高める
50 「謙譲語」に注目●「~ヲ」を高める
さく引
【初版発行年月日】1997年11月20日 二訂新版
【収蔵品発行年月日】2003年9月20日 二訂新版第5刷発行
【収蔵品定価】1100円+税
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】300円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】土屋博映「土屋の古文100」(ライオン社)
【コメント】
「買ってはいけない」の「第二章 開けてビックリ玉手箱」で取り上げた本書。元々は「古文読解の技術100(上)」というタイトルだった本で、タイトルからも分かるように古文版の「英文解釈の技術100」を目指したのだが、当時は土屋師絶頂期の最後あたりということもあって、上巻が出た8ヶ月後に下巻というスケジュールとなりあまり注目されなかった。
文法毎のまとめではなくて、読解のテクニックについて網羅的にまとめたもので土屋師の参考書群の中では唯一と言って良い内容。「基礎」と書かれているが結構骨っぽい学校の過去問もあるし、例題と演習問題を併せて4頁完結というのも1日あたりの分量としては適切で、2ヶ月みっちり取り組めばそれなりの見返りがある参考書。ただし、それだけの内容を215頁に詰め込んだため、最近の「ゆとり」向け参考書に比べて活字が詰まった印象を受けるのでやる以上は確固たる意志が必要。正直な話「古文講義③」を血眼になって探す暇があったら本書をみっちり学んだ方がよほど効果があると思うのだが。
代替参考書は本書の例題部分だけを抜粋したような(出版年次は先)古文頻出例文集。
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by roudai | 2015-02-10 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号486 新漢文解釈の公式

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【著者】多久弘一
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】明治書院
【サイズ】B6横綴じ
【ページ数】127頁
【目次】
基礎編
第1章 特に返読すべき文字
第2章 再読文字
第3章 句末詞
第4章 その他の重要な文字
漢文の基本構造
公式編
第1章 否定の形
第2章 疑問の形
第3章 反語の形
第4章 詠嘆の形
第5章 受身の形
第6章 使役の形
第7章 比較の形
第8章 選択の形
第9章 仮定の形
第10章 抑揚の形
第11章 限定の形
第12章 願望の形
第13章 倒置の形
第14章 その他の形
付録
新旧字体対照表
【初版発行年月日】1978年3月25日
【収蔵品発行年月日】1978年2月10日 5版発行
【収蔵品定価】680円
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】300円
【代替参考書】「漢文読解の公式集」(学研)
【コメント】
以前「多久の漢文公式」の記事を書いた時に「はしがきを読むとこの前にもう1つ旧々版があるようだが」と書いたが、その「旧々版」に当たるのが本書(タイトルを見れば分かるように更にもう一世代前が存在する)。まさか出版社を跨いで発行されているとは思わなかった。
この当時の参考書としては珍しく著者の肩書として「代々木ゼミナール講師」と明記している。しかし多久師の本の特徴である余話は全く無く句法集に徹しているのでライブラリー版のノリを期待すると肩すかしを食うことになる。
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by roudai | 2015-01-20 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号479 現代文読解の根底

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【タイトル】現代文読解の根底
【著者】高田瑞穂
【肩書】成城大学名誉教授
【出版社】新塔社
【サイズ】B6ハードカバー
【ページ数】164頁
【目次】
読者へのことば
第一章 国語学習の重要性
第二章 表現の典型としての文学
第三章 読解・鑑賞・批評
第四章 ことばの美しさ
第五章 詩的精神
第六章 古い芸術観と新しい芸術観
第七章 日本の近代
第八章 近代的自我
第九章 鴎外と漱石
第十章 近代文学の展開
第十一章 作家の宿命
第十二章 近代文学のリアリティ
付記 解説
(1)個人主義
(2)ヒューマニズム
(3)個性
(4)美意識
(5)リアリズム
(6)ロマンチシズム
(7)人生観
(8)自然観
(9)文化
(10)幸福
【初版発行年月日】1982年9月10日
【収蔵品発行年月日】1984年3月15日 重版発行
【収蔵品定価】700円
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】108円
【代替参考書】高田瑞穂「現代文読解の根底」(ちくま学芸文庫)
【コメント】
クリスマス恒例(?)の「今年一番の暴落を招いた復刊」。「新釈現代文」復刊の時はあれだけ事前に盛り上がったのに、本書は新刊書店の本棚で見かけるまで復刊に気が付かなかった。若しかしたら、この記事を見て初めて復刊を知る人もいるのではないだろうか。
未だに数万円で出品する出品者もいるが、中身はというと高田瑞穂による独断的「日本近代文芸史」で、現在の文学軽視の出題傾向からしても「根底」どころか、知らなくても全く困らない(国文科に進む人なら知っておいた方が良いだろうが)。
読んでいくと1頁に1回くらいの割合で「明らかに~である」とか「言うまでもなく」といった説明努力を放棄した高踏的な独断の押しつけが出てきて、石原千秋の原型を見ることが出来る。また、高田がどんな生徒を相手にしてきたのかも以下の例から推察することが出来る。
一つの例を示そう。
私の接している学生は国文学専攻の青年男女である。少し前、三年のリポートを読んで、次のような表現に出会った。

漱石は悪魔で、自分の考えを貫こうとした。

「悪魔で」―私は考えた。自分の考えを貫こうとするものは「悪魔で」なくてはならないのか。そういう「悪魔」の概念において漱石を考えるとしたら、その前後にも当然この概念は用いられるはずである。しかしこの一句以外に「悪魔」ということばは見当たらない。もしかしたら?―そう考えてその学生を呼んでたずねた。私の想像は当たっていた。(本書7~8頁)
なるほど、成城大学文学部国文学専攻の3年生の「レベル」というのはこの程度であるのか。この本が書かれたのが昭和57年以前であり、石原が一浪の末に成城大学へ二次募集で滑り込んだのは昭和49年、3年生ならば52年のことであるから、このレポート提出者は石原だったのかもしれない(笑)。

わずか164頁の小冊子にすぎないのに、ほぼ半分は引用(ほとんどが戦前までの文章)で残りの半分は一般教養の授業で十年一日述べられてきた出羽守的な「日本文学暗黒論」で、お尋ね者の「文士」から見た「欧米では○○なのに日本は・・・」といった紋切り型の大衆から遊離した空論ばかりである。これが「新釈現代文」と同じ昭和30年代後半に書かれていたのなら驚きもしないが、昭和57年に新刊として出版されたことに衝撃を受けた。10年も経たずに受験参考書の本棚から消えたことは必然と言えるだろう。こんな駄本を読む暇があるならば、夏彦翁の「完本 文語文」(文春文庫)を読む方が遥かに実りのある読書と言える。
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by roudai | 2014-12-23 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号475 ランキング古典単語

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【タイトル】ランキング古典単語
【著者】ライオン社
【肩書】
【出版社】ライオン社
【サイズ】A5
【ページ数】111頁
【目次】
入試古語基礎ランクチェック
入試古語実戦ランクチェック
 ●『源氏物語』の入試古語
 ●『枕草子』の入試古語
 ●『徒然草』の入試古語
 ●『大鏡』の入試古語
 ●『芭蕉俳文』の入試古語
 ●『更級日記』の入試古語
 ●『土佐日記』の入試古語
入試古語完成ランクチェック
 ①古語の意味を文脈中で正確に把握
 ②呼応緒副詞や助詞・助動詞の特殊用法
 ③動作会話の主体を明確にする
 ④敬語法を完全にマスターせよ
 ⑤俳文・俳諧用語を習得せよ
 ⑥助詞・助動詞の意味や判断に注意
 ⑦比喩・掛詞・縁語の修辞法を習得
 ⑧解釈には前後の叙述内容にも注意
 ⑨指示語に注意して訳出せよ
【初版発行年月日】1985年12月1日
【収蔵品発行年月日】1985年12月1日 発行
【収蔵品定価】520円
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】108円
【代替参考書】
【コメント】
30年の時代を感じさせる骨董品。「ランキング」といっても何かのデータに基づいた並びではなく基礎→実戦→完成と3段階あるというだけ。実戦の出典ごとの単語集も別にその出典の特色(「源氏物語」ならあはれ、「枕草子」ならをかし)を現すものではなく、単に例文がその出典から持ってきたというだけで、頻出単語というわけでもない。珍品ではあるが受験には全く役立たない代物。
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by roudai | 2014-11-25 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号467 田村のセンター試験現代文

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【タイトル】田村の現代文講義|別巻2 田村のセンター試験現代文
【著者】田村秀行
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】代々木ライブラリー
【サイズ】A5
【ページ数】111頁+別冊問題107頁
【目次】
◆この本の使い方
◆選択肢に使うマーク
第一講(評論)竹内成明「よむ―他者への呼びかけ」八八年試行
第二講(小説)岡本かの子「鮨」八八年試行
第三講(評論)原広司「空間<機能から様相へ>」九〇年度
第四講(小説)北杜夫「幽霊」九〇年度
第五講(評論)杉本秀太郎「散文の日本語」九一年度
第六講(小説)夏目漱石「道草」九一年度
第七講(評論)瀧浦静雄「時間―その哲学的考察―」九二年度
第八講(小説)幸田文「おとうと」九二年度
第九講(評論)菅野道夫「ファジィ理論の目指すもの」九三年度
第十講(小説)阿部昭「司令の休暇」九三年度
第十一講(評論)竹田青嗣「陽水の快楽」九四年度
第十二講(小説)司馬遼太郎「項羽と劉邦」九四年度
◆その他の問題の出典一覧
【初版発行年月日】1996年8月25日
【収蔵品発行年月日】2000年10月20日 第10刷発行
【収蔵品定価】951円+税
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】350円~
【鑑定額】450円
【代替参考書】夏古彩佑歌「センター現代文 満点のコツ[改訂版]」(教学社)
【コメント】
田村師による試行試験以降のセンター試験過去問(本試のみ)で作られた問題集。「アルバトロス現代文」のような素人作りの本とは違い、その年度の問題はキチンと評論と小説を揃えて収録しているし、年度の飛びもない。
12題も収録しているせいもあるが、別冊の問題だけで本誌以上の頁数になるあたりがセンター試験ならでは。タイトルとは裏腹に最近の赤本(黒本)では収録されていない問題のみなので、赤本を全て解き終えてまだ問題演習を続ける意欲がある上位レベルの受験生がベストの対象読者。
内容については「読み方」が5%以下でほぼ「解き方」に終始しており、本文を理解していて当然という態度で選択肢を吟味していく。だからこその「別巻」であり、「読み方」を知りたかったら「現代文講義・1」や「2」を終わらせておけという態度なので、センター試験でしか現代文を使わない理系が本書を使うのは禁物。
言い方を変えると、選択肢の吟味だけなのに本誌が111頁もあるという点で「読める」生徒にとってはセンター試験のツボが分かる良書で、誰かさんのように不毛な消去法の字数稼ぎ(この本に全くないとは言わないが)に終始したりせず、消すポイントも選ぶポイントも明確な根拠を持ってズバッと指摘するし、年度を網羅しているからこそ「悪問」は悪問として弾劾している。
やや田村師の「正解を知っているからこその神の視点」を感じる箇所もあるが、それを含めてセンター試験出題者の思惑まで伝わる内容。
繰り返すが、自力で赤本を全問解けるようなレベルの生徒向きで、並のレベルでは期待外れになる可能性が大である。
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by roudai | 2014-09-30 00:00 | 国語 | Comments(3)

収蔵品番号445 「現代文解法公式」と「論作文完全技法」

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【タイトル】■表裏一体・究極秘伝■「現代文解法公式」と「論作文完全技法」
【著者】伝野蔵之介(馬場城介)
【肩書】㈱さんぽう進路講話講師
【出版社】エール出版社
【サイズ】B6
【ページ数】180頁
【目次】
はじめに
★第一章★赤点(合格基準点未満)でなければ合格する
★第二章★推薦は楽なことではない
★第三章★『現代文解法公式』公開
 ◆「読解」とは「解く(設問に答えを出す)」目的で「読む」
 ◆準公式12
★第四章★『小論文』・『志望理由書』の『論作文完全技法』
★第五章★高校と塾・予備校のバランス
★第六章★試験当日
【初版発行年月日】2010年4月1日
【収蔵品発行年月日】2010年4月1日 初版第1刷発行
【収蔵品定価】1500円+税
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】200円
【代替参考書】
【コメント】
エール出版はロクでもない本が版を重ねて山田師の「英語ウカる勉強法ダメな勉強法」が絶版になる不条理な出版社だが、本書も出版されて幾許もたたずに書店から姿を消した。

現代文を読むための公式は裏返すと小論文を書くための公式になるというのは意外に指摘されることの少ないノウハウで、表紙のアオリから非常に期待していた。
ところが、読み始めてみると最初に入試の内情として1教科でも規準未満の点数があったら不合格とか、道理は通るのだが過去に反例のかなりありそうな話を断言してみたり、筆者が書道専門のためか漢字を半数正解していないと採点してもらえないとか眉唾な話が出てくる。
肝心の公式部分も悪くはないが全体の1/6で著作権絡みもあって例題も少なく解説も強引で失望させられる。
本文の大半は高校教育と大学受験のギャップや推薦入試についてのノウハウでいかにもエール出版社らしい羊頭狗肉の商法だ。

筆者は大学受験時に共通一次でしか使わない数学で197点を取り、国語よりデキが良かったと書いているが、その秘密が「なべつぐ(渡辺次男)先生」の指導によるものだ、という箇所が唯一の読み所か。なべつぐ先生に倣ってもっと生徒志向の内容を書いて欲しかった。
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by roudai | 2014-04-29 00:00 | 国語 | Comments(2)