浪人大学付属参考書博物館

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昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
更新履歴
2017/05/03
春のイベントのお知らせに進捗状況を追加しました。

2017/04/08
春のイベントのお知らせに通販状況を追加しました。

2017/04/01
春のイベントのお知らせに当日の注意事項を追加しました。

2017/1/29
収蔵品番号222
のレビューを追加しました。

2016/9/24
収蔵品番号420
のレビューを公開しました。

2016/8/13
収蔵品番号467
のレビューを公開しました。

2016/7/23
収蔵品番号200
の復刊情報とレビューを追記しました。

2016/06/12
発行書籍番号006
の紹介記事を追記しました。

2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
のレビューを公開しました。

2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
のレビューを公開しました。

2016/02/14
収蔵品番号477
のレビューを公開しました。

2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
の復刊情報を追加しました。

2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
のレビューを公開しました。

2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
の改訂版情報を追記しました。

2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
のレビューを公開しました。

2015/05/10
収蔵品番号478
収蔵品番号484
のレビューを公開しました。

2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
収蔵品番号475
のレビューを公開しました。

2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
収蔵品番号400
収蔵品番号402
のレビューを公開しました。

2014/10/14
収蔵品番号398
収蔵品番号397
収蔵品番号396
のレビューを公開しました。

2014/8/26
発行書籍番号011
発行書籍番号012
の委託販売を開始しました。

2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
収蔵品番号103
の代替参考書を変更しました。

2014/4/29
収蔵品番号434
のレビューを公開しました。

2014/04/19
収蔵品番号430
の代替参考書を変更しレビューに情報を追記しました。

2014/03/30
収蔵品番号357
の電子版復刊情報を追加しました。

2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
収蔵品番号431
のレビューを公開しました。

2014/02/26
収蔵品番号086
収蔵品番号347
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収蔵品番号159 ミチタン推測法

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【タイトル】ミチタン推測法―単語がわからなくても英文が読める!天使がくれた秘伝書
【著者】国生浩久・天満美智子
【肩書】東進ハイスクール講師・河合塾講師
【出版社】学研
【サイズ】B6
【ページ数】183頁
【目次】
はじめに
登場人物紹介
Level 1 単語で推測
Level 2 基礎文法で推測
Level 3 文で推測
Level 4 段落で推測
Level 5 スキーマで推測
Let's TRY!
実戦トレーニング
Step1 長文を読んでみよう!
Step2 大まかな内容をつかもう!
Step3 問題が解ける!
Step4 推測法の総仕上げ!
天使がくれた未知単語の推測法秘伝書
天使がくれた単語の「あたま・しっぽ・おなか」リスト
【初版発行年月日】1998年10月
【収蔵品発行年月日】1998年10月 第1刷発行
【収蔵品定価】本体850円
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】国生浩久・天満美智子「単語知らずのための英文読解法―英文速読への未知単語推測法」(学研)
【コメント】
「単語が分からなくても英文が読める」となかなか胡散臭いコピーが表紙を飾っているが、中身はむしろ正統派と言っていい参考書。
実際、予備校の講義を1年間継続して聴いていればこういったノウハウはケースバイケースで伝授してもらえるので、読んでみて際立った新味はないのだが、これだけに特化した本は意外となかった。特に英単語暗記熱に取り憑かれた受験生にとって「完璧主義はダメ」という福音をもたらしてくれる本。英単語というよりは英文読解全般に効果があるので、語彙力に自信がない人以外にも手に取ってほしい。
絶版後、類書がなかったために一時期古書価が高騰していたが、代替参考書が出て少し落ち着いた感じ。
[追記]学研から合格新書として改訂版が出ましたので、代替参考書を差し替えました。
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by roudai | 2009-01-27 00:00 | 英語 | Comments(13)

収蔵品番号158 近代文語文文例集

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【タイトル】京大入試対策 近代文語文文例集
【著者】川戸昌
【肩書】駿台予備校専任講師
【出版社】駿台文庫
【サイズ】B5
【ページ数】95頁
【目次】
 例題
(近代化論)
 1 森鴎外「洋学の盛衰を論ず」
 2 福沢諭吉「人の説を咎むるべからざるの論」
(文学論・言語論)
 3 二葉亭四迷「小説文体意見」
 4 幸徳秋水「兆民先生」
(その他)
 5 幸田露伴「読史後語」
 文例
 1 福沢諭吉「学問のすヽめ」
 2 久米邦武「『米欧回覧実記』巴黎府の記」
 3 小野梓「教育論」
 4 中江兆民「考へざるべからず」
 5 永井荷風「浮世絵の鑑賞」
(文学論・言語論)
 6 徳富蘇峰「近来流行の政治小説を評す」
 7 坪内逍遥「小説神髄」
 8 北村透谷「内部生命論」
 9 国木田独歩「独歩吟」
 10 長谷川天渓「現実暴露の悲哀」
 11 谷崎潤一郎「詩と文字と」
 12 芥川龍之介「文部省の仮名遣改定案について」
(その他)
 13 森鴎外「独り追うべき荷」
 14 幸田露伴「内証」
 15 樋口一葉「水の上日記」
【初版発行年月日】1999年10月23日
【収蔵品発行年月日】2003年1月26日 初版第5刷発行
【収蔵品定価】880円(税別)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】3500円~
【鑑定額】400円
【代替参考書】川戸昌・二宮加美 「近代文語文問題演習」(駿台文庫)
【コメント】
京都大学は漢文を出題しないかわりに例年「明治文語文」が出題され受験生を悩ませていたが、この本は数少ない「明治文語文」専門の受験参考書である。
国語の参考書としては珍しくサイズはB5で、しかもわずか95頁しかない。
収録されているのは京大の過去問5題と明治文語文の15例とその解説だけなので、京大受験者(あと早大・上智・一橋受験者が少々)以外は全く必要がないし、これだけでは明治文語文に「慣れる」以上の効能は期待しづらい。
絶版後、妙に相場が高騰しているが、この本独自の方法論が特にあるわけではないので、三大予備校の模試集や赤本で問題演習を積めばこの本の出番はないと思われる。

P.S.最近オークションが高騰しないな、と思っていたら駿台文庫から問題集として改訂されたものが2009/3に発行されていた。2003年以降、京大で明治文語文が出ていないということで問題形式は私大型がメインになっている。
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by roudai | 2009-01-20 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号157 数学Ⅰプロムナード

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【タイトル】SEG数学シリーズ3 数学Ⅰプロムナード/SEG数学シリーズ14 数学プロムナードⅠ-整数・整式・不等式・図形編-
【著者】古川昭夫
【肩書】SEG数学科主任講師
【出版社】SEG出版
【サイズ】変形A4
【ページ数】143頁
【目次】
はじめに
1 "等しい"とは何か
2 整数の合同式
3 整数問題の技法
4 割り算の基本定理とその応用
5 整式の2つの標準形
6 対象性を活用しよう
7 帰納法による証明
8 定点通過と定曲線接触
9 軌跡問題の逆像法
10 軌跡問題の1文字固定
11 パラメータの応用
12 複素数と複素平面
13 相加相乗平均の不等式
14 凸結合と凸不等式
【初版発行年月日】1992年8月30日/1996年5月20日
【収蔵品発行年月日】1992年8月30日 初版第1刷発行/1996年5月20日 初版第1刷発行
【収蔵品定価】1500円(本体1457円)/1500円(本体1456円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】3000円
【代替参考書】清史弘「分野別 受験数学の理論11 受験数学と教えられない数学」(駿台文庫)
【コメント】
1989年ごろの月刊「大学への数学」連載を加筆訂正したもので、実在のデキる高校生(女子学院・東洋英和・開成)の対話形式で進められるため、エリート校に通う生徒は違うなぁ、と一般の受験生を嘆息させた。
最初は「数学プロムナード」のタイトルだったが、後に「数学プロムナード」と「Ⅰ」の位置を変えて再販された(「数学Ⅰ」の範囲が変わったためか)。目次を見れば分かるように、初出の段階で当時の「数学Ⅰ」の範囲を明らかに逸脱している(古川氏に言わせれば「『数Ⅰ』及び数Ⅰに関連する高校数学」だそうだが)ので、文系の生徒は飛ばし飛ばし読まねばならない。
ある程度デキる生徒が+αを求めて読む本で、並の生徒はこの本以前にやらなきゃイケナイ本は山ほどある。
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by roudai | 2009-01-13 00:00 | 数学 | Comments(6)

収蔵品番号156 小田実の受験教育

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【タイトル】小田実の受験教育
【著者】小田実
【肩書】作家
【出版社】河出書房新社/講談社文庫
【サイズ】A5/文庫
【ページ数】146頁/178頁
【目次】(河出書房版:横山隆一/講談社文庫版:出光永)
前期特別講義
第1講 「大学を選ぶ」ことについて
第2講 きみは何のために大学にいくのか
第3講 入試問題はタタミの上の水練
第4講 「規則」の丸暗記は役に立たない
第5講 受験生諸君への二つの忠告
第6講 教育ママにもの申す
第7講 受験地獄はひとごとではない
第8講 もっと息子さんを信頼しなさい
第9講 参考書を自分で編集したまえ
第10講 大学で何を勉強するのか
第11講 受験ノイローゼ四つの原因

夏休み特別対談(講談社文庫版のみ)
 学校英語を語ろう!
 市民として教師として
 國弘正雄 VS 小田実

後期特別講義
第12講 受験の現状と社会のしくみ
第13講 私立大学の入試について
第14講 受験生達との対話
第15講 なぜ、なんのためにその学校を
第16講 一流大学を志す諸君へ
第17講 高い授業料を学生の奨学資金へ
第18講 「受験戦争」解決への一つの提案
第19講 入試問題に根本的改革を
補講1 実用英語とはどういうものか
補講2 わきめもふらずに進む教育ママへの直言
補講3 予備校講師としての実感的提案
(以上 河出書房版)
補講2 全天候型の勉強をやれ
補講3 受験勉強をムダにするな
予備校講師としての小田実 古藤晃
(以上講談社文庫版)
【初版発行年月日】1966年12月10日/1984年9月15日
【収蔵品発行年月日】1966年12月10日 初版発行/1984年9月15日 第1刷発行
【収蔵品定価】290円/280円
【入手困難度】★★★★☆/★★★☆☆
【学力貢献度】評価不能
【ヤフオク相場】1000円~/500円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】
【コメント】
一昨年に亡くなった市民運動家の小田実は長い間代ゼミで英語を教えていた(晩年は市民運動家の巣窟である河合塾べったりだった)が、その痕跡をわずかに伝える本である。サヨク講師牧野剛の本と同じで、著者の背景を理解したオトナが読む分には害はないが、純真なお子ちゃまが読んでも害にしかならない。私は高校のときにオヤジに講談社文庫版を渡されて読んだが、今回読み直して「引っかかった」記述は全く覚えていなかった。自分の中で何が悪いか弁別できる高校生だったのだろう。

ここに描かれているのは1960年代前半の大学受験(一部中学受験を含む)、つまり「四当五落(睡眠時間が四時間なら合格して五時間では落ちる)」という言葉がまことしやかに言い伝えられていた時代である。今と違って共通一次もなく、国立大学は五教科必須だったから、「憧れの」東大に受かるにはそれくらいやらないと本当にダメだったのだろう。まだ学校群制度はなく、東大合格者の全国1位は都立日比谷高校だったから、私立中学に行くのは「バカなこと」であった時代であることも追記しなければならない。

第1講~第19講は『サンデー毎日』に連載されたもので、単行本化にあたり補講が付け加えられている。講談社文庫版が出た当時ですら初版から20年近く経っていて内容がだいぶ時代遅れになっており、補講が2つ差し替えられている。河出書房版の補講2では戦中派の母親が拠り所がなくなり教育ママと化していると喝破しているが、20年後の戦後世代もやはり教育ママだったので撤回したのだろう。講談社文庫版の國弘正雄氏との対談も予想以上に市民運動家臭がひどく、所々イイことを言っているのが台無しである。

講談社文庫版での出光氏の起用はやはり「でる単」の挿絵担当ということが大きいのだろう。カラッと明るい絵柄は暗い内容になりがちな本書にとって一服の清涼剤である。

将来、1960年代の大学受験史などという酔狂な論文を書く際には貴重な参考資料となるだろうが、現役の受験生には役に立たない、むしろヘンなものに感化されて害にすらなりかねない本である。
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by roudai | 2009-01-06 00:00 | 受験情報 | Comments(0)

収蔵品番号155 英単語ターゲット1900

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初版・赤
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初版・水色

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初版・二色刷

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改訂版
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3訂版
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4訂版

【タイトル】英単語ターゲット1900
【著者】宮川幸久
【肩書】お茶の水女子大教授
【出版社】旺文社
【サイズ】新書
【ページ数】294頁(初版)/304頁+別冊例文集(改訂版)/476頁(3訂版)/475頁(4訂版)
【目次】
(初版・本文イラスト:宇野文雄)
なにを、どのように覚えるか
 コンピューターは何を語るか
 試験官の不思議なカン
 試験にでる単語の特殊性
 どうやって覚えるか
 単語の増殖法
 単語力の発揮
Part Ⅰ 常に試験にでる基本単語800
 動詞編
 (意味の死角)動詞編①
 形容詞編
 (意味の死角)形容詞編①
 名詞編
 (意味の死角)名詞編①
Part Ⅱ いつも狙われる重要単語700
 動詞編
 (意味の死角)動詞編②
 形容詞編
 (意味の死角)形容詞編②
 名詞編
 (意味の死角)名詞編②
Part Ⅲ ここで差がつく難単語400
 動詞編
 形容詞編
 名詞編
 (意味の死角)総集編
Part Ⅳ 発音・アクセントで必ず出る英単語430
 発音編
 アクセント編
 『外来語』―だからこそ要注意!
Part Ⅴ 語感を養う同意語・反意語400
 同意語編
 反意語編
索引
(改訂版・本文イラスト:川崎優)
どんな英単語をどのように覚えるか
 コンピューターは何を語るか
 試験に出る単語の特殊性
 どうやって覚えるか
 単語力の発揮
 語感を鋭くする
Part Ⅰ 常に試験にでる基本単語800
 動詞編
 形容詞編
 名詞編
Part Ⅱ いつも狙われる重要単語700
 動詞編
 形容詞編
 名詞編
Part Ⅲ ここで差がつく難単語400
 動詞編
 形容詞編
 名詞編
Part Ⅳ 覚えてトクしよう
 A.意味の死角
 動詞編
 形容詞・副詞編
 名詞編
 B.接頭辞・接尾辞
 1.接頭辞
 2.接尾辞
索引
(3訂版/4訂版・本文イラスト:なし)
はじめに
本書の表記法(4訂版のみ)
Part Ⅰ 常に試験にでる基本単語800
 動詞編
 形容詞編
 名詞編
Part Ⅱ いつも狙われる重要単語700
 動詞編
 形容詞編
 名詞編
Part Ⅲ ここで差がつく難単語400
 動詞編
 形容詞編
 名詞編
●INDEX
●『英単語ターゲット1900CD』対照表
【初版発行年月日】1984年3月20日(初版)/1993年6月20日(二色刷)/1996年2月1日(改訂版)/2001年10月1日(3訂版)/2006年10月13日(4訂版)
【収蔵品発行年月日】1989年 重版発行(初版・赤)/1994年 重版発行(初版・水色)/1993年6月20日(二色刷)/1998年 重版発行(改訂版)/2003年 重版発行(3訂版)/2006年10月 重版発行(4訂版)
【収蔵品定価】620円(本体602円)(初版・赤)/700円(本体680円)(初版・水色)/900円(本体874円)(二色刷)/本体950円(改訂版・3訂版)/本体1000円(4訂版)
【入手困難度】☆☆☆☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】105円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】宮川幸久「英単語ターゲット1900 4訂版」(旺文社)
【コメント】
新春第3弾は、昨年お亡くなりになった宮川幸久氏(お茶の水女子大教授)の代表作「ターゲット1900」。ポスト「でる単」と言うべきベストセラーで、筆者の受験期が丁度「でる単」から「ターゲット」へ流れが変わる節目であったこともあり、(初版・赤)は筆者の愛用品である。
今まで何となく集めていたが、今回の記事を書くにあたって各版を突き合わせるとだいぶ違うことに気づく。
初版のカバーは4タイプあり、大学JUKEN新書のロゴが赤で連番付き(「英単語ターゲット」は①)と連番なし(消費税導入後)、他にロゴ水色で連番なしと初版の2色刷が存在する。
表紙の絵柄が同じなので改訂版の中身も大差ないと思っていたが、章立てがだいぶ違うし、改訂版まで(両側に単語のみ)と3訂版以降(左に単語、右に例文)でレイアウトが全く違う。

収録語について、初版と4訂版の収録番号1~10の語の変遷を見ていくと、
[初版]→[改訂版]→[3訂版]→[4訂版]→※でる単
(1) consider→(31)→(34)→(28)→※1068
(2) allow→(16)→(16)→(11)→※×
(3) accept→(18)→(18)→(×)→※×
(4) decide→(90)→(94)→(88)→※×
(5) recognize→(20)→(20)→(15)→※572
(6) enter→(3)→(3)→(×)→※×
(7) notice→(21)→(21)→(×)→※×
(8) respect→(22)→(22)→(16)→※×
(9) appear→(125)→(129)→(129)→※×
(10) continue→(164)→(169)→(×)→※×
[4訂版]→[3訂版]→[改訂版]→[初版]→※でる単
(1)succeed→(1)→(1)→(×)→※×
(2)accomplish→(6)→(6)→(202)→※478
(3)fulfill→(7)→(7)→(269)→※537
(4)attain→(8)→(8)→(266)→※598
(5)perform→(9)→(9)→(134)→※587
(6)advance→(10)→(10)→(43)→※647
(7)found→(11)→(11)→(×)→※×
(8)establish→(12)→(12)→(108)→※503
(9)compose→(14)→(14)→(242)→※×
(10)constitute→(15)→(15)→(241)→※1057
一見して分かるように、「常に試験にでる基本単語」内であることに変わりないが、初版と改訂版以降がだいぶ収録語の位置が違う。あと、それまで収録していた基本単語(accept,enter,notice,continueなど)が4訂版で大幅にカットされている。
「でる単」との比較では、初版は「でる単」で見切られた基本単語まで収録しているが、4訂版の選定基準は「でる単」に近くなっている。
私は英語の専門家ではないが、初版と4訂版のラインナップを見て、どちらが「常に試験にでる基本単語」かと聞かれれば、文句なく初版を挙げるのだが(確かに4訂版も重要語だが「常に」か?と聞かれたらそういう感じはしない)。

3訂版以降は紙質を上げた結果、ページ数増加もあって重さが5割増以上になっている(初版206g/4訂版344g)。単語集は日頃持ち歩くものだけに新書版の手軽さを削ぐ改悪と感じる(他にも紙質の関係で鉛筆で書き込みづらい)。「でる単」でも書いたが、記憶シートを使うために訳語が全て赤字なのも、素で読むとうるさく感じる(色の関係で「でる単」よりはマシだが)。自分で使ったという贔屓目もあるが、やはり初版が一番使いやすいように思う。
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by roudai | 2009-01-03 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号154 奇跡の英単語

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旧版

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改訂増補版

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赤版
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青版

【タイトル】奇跡の英単語/赤版 奇跡の英単語/青版 奇跡の英単語
【著者】長崎玄弥
【肩書】J・W・トンプソン翻訳部長
【出版社】祥伝社
【サイズ】新書
【ページ数】256頁(旧版)/252頁(改訂増補版・赤版)/248頁(青版)
【目次】
(旧版・改訂増補版・赤版共通)
はじめに 5000語を35日で憶える(34日・赤版)
 あなたは、なぜ単語が覚えられないか
 私は英単語25万語に挑戦中
 本書の内容
 連鎖記憶法とは
 誰でも、35日で5000語が覚えられる(34日・赤版)
 本書だけで入試英語の95%がOK
 1語覚えたら必ず派生語も
Ⅰ 秒単位速習法
 スピードこそ,英語征服への最短距離
 さあ、奇跡挑戦の第一歩です!
 名詞篇 1~14
 続いて形容詞に挑戦しよう!
 形容詞篇 1~14
Ⅱ 連鎖式記憶法
 英語は幼児が言葉を覚えるように
 まず25語の連想を
 連想法 1~20
Ⅲ 動作動詞・グループ学習法
 言語の本来の姿は音声である
 1 見る動作
 2 移動の動作
 3 生産関係
 4 破壊関係
 5 頭脳運動
 6 欲望関係
 7 笑いを表すグループ
 8 泣きと嘆きのグループ
 9 愛情関係
 10 嫌悪、憎しみの表現
 11 光関係
 12 完成、完遂関係
 13 獲得するグループ
 14 援助関係
 15 変更、変化関係
 16 質疑応答
 17 妨害、阻止グループ
 18 誇る、自慢するグループ
 19 驚かすグループ
 20 とりいれる動作さまざま
 21 外に出す動作さまざま
 短文式連鎖記憶法(215例)
(旧版)
Ⅳ 難解語大楽勝!
 難解語はこの方法で征服できる
 愉快な例文38題で、一網打尽!
Ⅴ 日、英共通語感による記憶法
 発音と綴りによる記憶法
 文字の重複が意味するもの
 鼻に関係のある語にはnがある
 有声音と無声音は日本語、英語共通
(改訂増補版・赤版)
Ⅳ 難解語大楽勝!
 接頭語と語根は強力な武器
 (A)入試必須・接頭語グループ9種
 ◎愉快な例文による難解語征服法
 (B)語根(root)による難解語征服法
索引
(青版)
まえがき
1章 棒暗記無用、ラクラク単語征服法
 英単語に中学、高校の区別はない
 共通一事の語彙問題では70%が中学英語
 英単語の学習は遅すぎることはない
 英単語を大気圏外に打ち上げろ
 記憶圏を突破するにはスピードが鍵
 打ち上げは一度にいくつかまとめて
 欲張りついでにもっと欲張ろう
 文の構想の基本を単語征服に応用せよ
 『赤版』『青版』の有効な使い方
 あなたの単語反応速度はどうだろう
2章 グループ連鎖記憶法
3章 入試必須単語の秒速学習法
4章 長文問題必勝テクニック
付章 単語力自己診断テスト
索引
入試征服小事典
【初版発行年月日】1975年7月25日(旧版)/1979年4月15日(改訂増補版)/1979年10月5日(赤版)/1979年7月30日(青版)
【収蔵品発行年月日】1975年9月20日 第5刷発行/1979年4月15日 第1刷発行/1987年3月1日 第37刷発行/1981年11月10日 第9刷発行
【収蔵品定価】600円(旧版)/650円(改訂増補版)/680円(赤版)/680円(青版)
【入手困難度】★★★☆☆/★★★☆☆/☆☆☆☆☆/☆☆☆☆☆
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】250円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】長崎玄弥「赤版・奇跡の英単語」(祥伝社)
長崎玄弥「青版・奇跡の英単語」(祥伝社)
【コメント】
この本を使って試験に受かるのは「奇跡」と言える「奇跡」シリーズだが、意外や意外、一番使えない「英単語」だけが赤版、青版共に現役だった。ちなみに竹熊健太郎氏もこの本を使って試験に落ちたそうだ。リンク先の落書きは秀逸なので必見である。
旧版と赤版は目次を見れば分かるように初版と改訂増補版の関係で、青版は、赤版より易しいことになっている。
「でる単」とは違い、暗記法重視の構成で語法や発音記号などには一切紙面が割かれていない。収録されている単語も具象名詞が圧倒的に多く、試験に出る感じが全くしない。ちなみに「でる単」の1番として有名なintellectは、「赤版」「青版」共に未収録(爆)。確かに、コロケーションっぽいものや、今の「DUO」や「速読英単語」に近いアイディア(長文の中に重要?単語を埋め込む)もあるが、アイディア倒れや単語が偏りすぎ(6文にcon-で始まる語だけ20語とか)で使い物にならない。
驚いたのは初版(赤版も同じ)の表3に推薦文を書いている東大生が実在することで、まさか、35年後まで自分の推薦文が残るとは思わなかったろう。まさに若さゆえの過ち(笑)。
苗字が特徴的で、東大生だったから足がついたとも言えるが。
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by roudai | 2009-01-02 00:00 | 英語 | Comments(3)

収蔵品番号153 試験にでる英単語

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索引増補決定版
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改訂新版
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新版
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CD付
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ポケットスタディ(赤・青・黒)

【タイトル】試験にでる英単語
【著者】森一郎
【肩書】日比谷高校教諭・関西学院大学教授・奈良産業大学教授
【出版社】青春出版社/翔泳社(ポケットスタディ)
【サイズ】新書/B6(CD付)
【ページ数】261頁(索引増補決定版)/277ページ(改訂新版・新版)/283頁(CD付)
【目次】
はじめに<2色刷デラックス版>にあたっての追記(2色刷デラックス版以降)
<CD>製作にあたって(CD付)
まえがき
改訂に際して(改訂新版以降)
新版<第2次改訂>に際して(新版以降)
本書の読み方・使い方
Ⅰ ビクッとする―この盲点―
 見逃すな、この重要単語
  出たこともない単語(試験に出ない重要単語・改訂新版から新版まで)
  "重要単語集"のからくり(新版まで)
  ここが目のつけどころ
 一つの単語に一つの訳語
  こんな無駄な努力をしている
 派生語の盲点(派生語の急所・改訂新版以降)
 アクセントの罠
 発音の誤り
 必須の反意語
 同意語のポイント
 前置詞の征服
 応用力がつく憶え方
  単語のカナメをガッチリつかむ
Ⅱ 試験にでる最重要単語―これがキーワードだ
 名詞
 形容詞
 動詞
Ⅲ 試験にでる重要単語―これだけは忘れてはいけない
 名詞
 形容詞
 動詞
 改訂増補 名詞(CD付)
Ⅳ だれもがひっかかる罠―"危険な単語"の征服法
 間違いやすい訳語
 特殊な意味をもった単語<その1><その2>
Ⅴ これだけは実行すべし―効果をあげる習得法
 日本語になった英単語
 思わぬ落とし穴になる耳なれた単語(タイトルのみ追加・改訂新版以降)
Ⅵ スーパー記憶法―これだけで絶対の語源集
 接頭語
 語幹
 接尾辞
索引
【初版発行年月日】1967年10月1日/1975年1月15日 初版第541刷/1990年8月1日 改訂新版第1602刷/2003年2月10日 第1刷/1998年(ポケットスタディ)
【収蔵品発行年月日】1972年3月15日 第234刷発行(索引増補決定版)/1989年3月25日 改訂新版第1504刷発行(改訂新版)/1995年3月15日 新版第1808刷発行(新版)/2003年2月10日 第1刷(CD付)
【収蔵品定価】390円(索引増補決定版)/730円(改訂新版)/750円(本体728円)(新版)/950円+税(CD付)/?円(ポケットスタディ)
【入手困難度】☆☆☆☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】105円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】森一郎「試験にでる英単語 2色刷デラックス版」(青春出版社)

【コメント】
正月ということで新書版"3大"英単語集について調査した結果をまとめてみる。

正直なところ、未だに現役である「でる単」を当博物館に陳列する意義をあまり感じなかったため、ここまで一切取り上げてこなかったのだが、今回、偶然に索引増補決定版を入手したことにより驚くべき新事実が判明し、更に調査を進めたところ、他にも面白い調査結果が出たので新春第1弾として公開することにした。

「でる単」の初版は今から40年以上前の1967年10月1日であり、Wikipediaに拠れば累計1500万部というから日本一売れた新書であり、もちろん受験参考書としても日本一である。刷数は累計であり、初版は第541刷まで、改訂新版は第542~1602刷までを指すようだ。
現在の英単語集の大半は何らかの形で「でる単」の影響下にあり、新書版の単語集というだけでなく、左に英単語と発音記号、縦線を挟んで右に訳語と語源というレイアウトも「でる単」が元祖である。
著者の森一郎氏は1991年に亡くなっているので、ご本人が手がけたのは新版までで、2色刷デラックス版以降の改訂は次男の森基雄氏(奈良産業大学教授)の手による。2色刷デラックス版だけ手元にないが「はじめに」の内容からCD付と内容は同じと思われる。チェックボックスと記憶シートをつけたのはいいが、全ての単語の訳語を赤字にしてしまったため、素で読むと大変読みづらい。単語集は自分で色付けするものなので「蛇足」としか言いようがない。

それではまず、版ごとの公式的相違をまとめてみよう。

索引増補決定版・・・初版に索引が追加されたもの?挿絵はつぼうち昭氏
改訂新版・・・挿絵がおなじみの出光永氏に変更。以下の6語が追加される。
第3章 名詞  pollution 汚染
          fallacy 誤り
          plague 疫病
          commodity 商品、日用品
          adolescence 青年期,青春期
          warrant 保証(する)
新版・・・発音表記が全てアメリカ式になる
2色刷デラックス版・・・サイズをB6に変更。チェックボックスと記憶シート追加。訳語を赤字にする。
CD付・・・第2章・第3章の単語と訳語を読み上げたCDを追加。

ところが今回、細かく各版を付き合わせたところ色々と面白い相違が出てきた。
(索引増補決定版「まえがき」8~12行目)生徒諸君は、英語のほかに、代数・幾何・国語・漢文・地理・歴史・物理・化学その他、じつにいろいろな科目を学習しなければならないのであるから、諸君は英語の勉強に使うべき時間を、各自の勉強時間の総量の、せめて5分の1以下に切りつめなければならない。
(改定新版「まえがき」8~12行目)生徒諸君は英語のに、代数・幾何・国語・漢文・地理・歴史・物理・化学・生物その他、じつにいろいろな科目を学習しなければならないのであるから、諸君は英語の勉強に使うべき時間を、各自の勉強時間の総量の、せめて5分の1以下に切りつめなければならない。(赤字以外に最初の「、」が省略)
「まえがき」というのは昭和42年8月15日と〆ているので、普通は書かれた当時のまま(誤字の訂正程度)引用されるものだが、なぜか改訂新版で「生物」が付け加えられている。読者から抗議でもあったのだろうか?引用して気づいたがずいぶんと長い一文である。

「でる単」といえば、Wikipediaにも引用されている「桜田淳子ちゃんは、我らのアイドル」が有名だが、無粋なことに2色刷デラックス版では単に「我らのアイドル」と固有名詞が削除されている。コレだけなら単にネタ話なのだが、根本的な問題として、桜田淳子のデビューは1973年2月25日、「でる単」の初版は1967年10月1日ででる単の初版に「桜田淳子ちゃんは、我らのアイドル」という例文は存在し得ないのである。では一体、桜田淳子ではなくて誰が「我らのアイドル」だったのか?

その答えは...
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by roudai | 2009-01-01 00:00 | 英語 | Comments(0)