浪人大学付属参考書博物館

roudai.exblog.jp
昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
更新履歴
2017/08/22
収蔵品番号561
のレビューを公開しました。

2017/08/19
収蔵品番号416
のレビューを公開しました。

2017/05/03
春のイベントのお知らせに進捗状況を追加しました。

2017/04/08
春のイベントのお知らせに通販状況を追加しました。

2017/04/01
春のイベントのお知らせに当日の注意事項を追加しました。

2017/1/29
収蔵品番号222
のレビューを追加しました。

2016/9/24
収蔵品番号420
のレビューを公開しました。

2016/8/13
収蔵品番号467
のレビューを公開しました。

2016/7/23
収蔵品番号200
の復刊情報とレビューを追記しました。

2016/06/12
発行書籍番号006
の紹介記事を追記しました。

2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
のレビューを公開しました。

2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
のレビューを公開しました。

2016/02/14
収蔵品番号477
のレビューを公開しました。

2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
の復刊情報を追加しました。

2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
のレビューを公開しました。

2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
の改訂版情報を追記しました。

2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
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2015/05/10
収蔵品番号478
収蔵品番号484
のレビューを公開しました。

2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
収蔵品番号475
のレビューを公開しました。

2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
収蔵品番号400
収蔵品番号402
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2014/10/14
収蔵品番号398
収蔵品番号397
収蔵品番号396
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2014/8/26
発行書籍番号011
発行書籍番号012
の委託販売を開始しました。

2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
収蔵品番号103
の代替参考書を変更しました。

2014/4/29
収蔵品番号434
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2014/04/19
収蔵品番号430
の代替参考書を変更しレビューに情報を追記しました。

2014/03/30
収蔵品番号357
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2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
収蔵品番号431
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2014/02/26
収蔵品番号086
収蔵品番号347
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収蔵品番号393
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収蔵品番号268 土屋の古文講義3

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【タイトル】土屋の古文講義3[応用篇]
【著者】土屋博映
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】代々木ライブラリー
【サイズ】A5
【ページ数】173頁+別冊21頁
【目次】
第一講 和泉式部日記「かくて、二三日おともせさせたまはず。」
第二講 健御前日記「十二になりし年、后立ちあるべしとて」
第三講 俊頼髄脳「重之 雪ふればあしげに見ゆるいこま山」
第四講 ひとりね「卯吉がこの秋の発句に、」
第五講 源氏物語「上は御心の中に、思しめぐらすこと多かれど、」
第六講 難後拾遺「みちのくに白河の関こえ侍りけるに」
第七講 栄花物語「『おはしましし折、人よりけにめでたき有様を」
第八講 無名抄「秋の夕暮れの空の気色は、色もなく、声もなし。」
【初版発行年月日】1988年4月25日
【収蔵品発行年月日】1995年9月10日 第16刷発行
【収蔵品定価】1010円(本体981円)
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】1500円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】土屋博映「土屋の古文講義2[錬成篇]」(代々木ライブラリー)
【コメント】
田村師の「新・現代文講義3」同様、ある日突然絶版になって古書価が急騰した一冊。まさに「いつまでもあると思うな親と金と参考書」である。現代文の場合は著作権の問題が絡んだりするので一概に出版社側の都合とは限らないが、著作権切れの題材しか扱っていない古文で絶版になるというのは純粋にライブラリーの都合(売れ行きが良くない、ちょうど品切れになったetc.)なのだろう。
今年の代ゼミの大晦日・元旦特訓合宿では土屋師が出講しながら〆切にならなかった(受講者自体が少なかったのだろうが)という、予備校バブル期に浪人生活を送った者としては信じられない事態になっていた。
今から20年以上も前に書かれた本なので、本文が解説で問題文が別冊という当時としては革命的な構成も色あせ、本文が一色刷という点も近頃の受験生に受け入れられなかったのだろう。
解説中で出題校について言及しているのが第三講だけ(早稲田・教育/政経)だが、おそらく第五講は東大、第八講は京大の過去問であろう(出題形式からの直感なので根拠はない)。前半四題が私大型で後半四題が国公立型だが、出典自体土屋師自ら第四講、第六講において未見出典であることを告白しているように相当な難物ばかりである。
こうした難問集や難関校の赤本はあれど、これだけ丁寧に問題を解く上での思考回路を示してくれる本はあまりない(一題あたりの解説が20頁強!)。逆に言うと思考回路の解説が中心なので、古文単語や古文公式は全て頭に入っていることが前提になり、一流校を目指す受験生以外は必要ない問題集と言える。並のレベルなら「2」までで十分だろう。
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by roudai | 2011-01-25 00:00 | 国語 | Comments(2)

収蔵品番号267 受験数学攻略法 基礎解析 LEVEL=1

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【タイトル】受験数学攻略法 基礎解析 LEVEL=1[入門編]
【著者】森茂樹|岡本寛|上原格
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】代々木ライブラリー
【サイズ】A5
【ページ数】119頁
【目次】
問題
解答・解説
§1 3角関数
§2 指数関数・対数関数
§3 数列
§4 微分法
§5 積分法
【初版発行年月日】1992年8月1日
【収蔵品発行年月日】1995年4月15日 第6刷発行
【収蔵品定価】730円(本体=709円)
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】
【コメント】
山本矩一郎師の愛弟子であり、90年代初頭の代ゼミ数学科で東大数学担当だった森茂樹師(現・駿台講師)と、長い下積みの末、現在の東大数学担当となった岡本寛師と、編集部出身で縁の下の力持ち上原格師の3人の共著だが、著書の少ない前二者のイメージが先行(Amazonの著者欄は全て森師のみ)していて「森茂樹の数学Ⅲ・C解法攻略講座」(旺文社)がいつの間にか高値になっている(なんでもこの本も岡本師協力だそう)ようにこのシリーズもバカみたいに高騰している。
そもそも「受験数学攻略法」というシリーズ名こそ意味ありげだが、所詮はLEVEL=1[入門編]とLEVEL=2[基礎編](微積・確統はナシ)で打ち切られ(?)ており、内容としてはありきたりな基礎問題ばかりでこの本にしかない内容かと聞かれれば全然そうではない。山本師の「初級・中級・上級問題集」のノリで買うと痛い目に遭う。
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by roudai | 2011-01-18 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号266 なべつぐの楽しくつきあえる数Ⅰ

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【タイトル】なべつぐの楽しくつきあえる数Ⅰ
【著者】渡辺次男
【肩書】
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】248頁
【目次】
◆まず、これを読んでください
◆この本は、そのようにつきあってはならない
第1章 整式と分数式の扱い方
第2章 整数と分数と無理数の扱い方
第3章 虚数の扱い方
第4章 2次方程式
第5章 判別式の使い方
第6章 高次方程式の解き方
第7章 連立方程式の解き方
第8章 等式と不等式の証明
第9章 2次関数
第10章 分数関数と無理関数
第11章 三角比
第12章 点と直線
第13章 円
第14章 軌跡と領域
◆(特別ゼミナール)問題とのつきあい方
▲実力チェック問題▲これで決着をつけよう
【初版発行年月日】1984年1月10日
【収蔵品発行年月日】1989年 重版発行
【収蔵品定価】850円
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】
【コメント】
3年以上前に紹介したまま放置していた「楽しくつきあえる」シリーズの数Ⅰ版。
「数Ⅱ」とは表紙のデザインが異なるが、「なべつぐ」シリーズは時期毎に表紙が違うので、そんな些細なことに拘っていたらいくらお金があっても足りない。というか、違うのは本当に表紙だけだし。
中の装丁は「数Ⅱ」と同様、3種類の用紙を内容毎に使い分けているが、本書の内容を知らない古書店員が見たら単に焼けているようにしか見えない(実際、ザラ紙部分だけ極端に経年変化が出やすい)。
トーベン先生とアスナロくんとあすなろサンの3人のやりとりは読んでいて楽しいが、所々解説を省略しており、致命的なのはゼミナール問題は正解しか載っていない(3人のやりとりを通して解答のヒントは書いてある)点で、解答の書き方に関しては全く参考にならない。
受験生が引っかかりやすい良い問題を収録しているだけに勿体ない。解答を見てくれる適切な指導者の元でならもう少し高評価しても良い本。今のゆとり向けのクドい参考書しか知らない受験生は手を出さない方が無難だろう。
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by roudai | 2011-01-11 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号265 現代文読解の要点

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【タイトル】基礎から説く現代文読解の要点
【著者】藤田修一
【肩書】
【出版社】駿台文庫
【サイズ】A5
【ページ数】235頁
【目次】
はしがき
第一章 現代文読解の基礎
 焦点1 指示語の対象をつかむ
 焦点2 接続語は文章の羅針盤
 焦点3 現代は隠喩の時代
 焦点4 言語の感覚をみがく
 焦点5 イイタイコトは繰り返される
 焦点6 対立概念をつかむ
 焦点7 論の変化に気をつける
 焦点8 論と例とはグリコとオマケ
 焦点9 段落は文章の区切り
 焦点10 要旨に始まり要旨に終わる
第二章 現代文読解の応用
 焦点11 論説文の読み方
 焦点12 小説の読み方
 焦点13 詩の読み方
 焦点14 短歌の読み方
 焦点15 俳句の読み方
 焦点16 選択式テストの解き方
 焦点17 記述・論述式テストの解き方
第三章 現代文読解演習
 演習1 例題「読書について」 ショウペンハウエル
 演習2 例題「惜しみなく愛は奪う」 有島武郎
 演習3 例題「消費社会の人間学」 山崎正和
 演習4 例題「随筆集 一房の葡萄」の後記 小川国夫
 演習5 例題「夢幻ということ」 橘英哲
 演習6 例題「朝顔」 志賀直哉
 演習7 例題「詩の作法」 山本太郎
 演習8 例題「楡家の人びと」 北杜夫
 演習9 例題「沈黙の世界」 ピカート
 演習10 例題「思索の風景」 栗田勇
 演習11 例題「田舎教師」 田山花袋
 演習12 例題「夢のように」 福永武彦 
【初版発行年月日】1988年10月25日
【収蔵品発行年月日】1993年4月30日 初版第5刷発行
【収蔵品定価】1030円(本体1000円)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】「現代文演習 入門篇」(駿台文庫)
【コメント】
駿台レクチャー叢書最初期のため、伊藤和夫「ビジュアル英文解釈」同様、駿台文庫では数少ないハードカバーで出された参考書。紫色のカバーの版も存在するようだが未見。

駿台国語科のドンだった藤田修一師だが、早い時期に手の内を明かしてしまったこともあって、代ゼミ生や河合塾生からは侮蔑の対象でしかなかなく、「イイタイコト」というのは格好のネタであった。一時期は駿台文庫で隆盛を誇ったものの、現在は「現代文演習(入門・基礎・中級・上級篇)」と「必修漢字1200選」「必修漢字800選」を残すだけで、本書も気がつくと「消えた参考書」の仲間入りをしており、ノスタルジーもあってか高値を呼んでいる。

堀木門下の一人として歯牙にもかけていなかった本なので、久方ぶりにひっくり返してみたが、早々にズッコケさせてくれる。
2 対象があとにある場合
|例文三|
指示対象を追いながら読んでいきましょう。
 私は戦きながら、然し、惚れ惚れとその美しさに見とれていたのだ。私は考える必要がなかった。そこには美しいものがあるばかりで、人間がなかったからだ。実際、泥棒すらもいなかった。近頃の東京は暗いというが、戦争中は真の闇で、そのくせどんな深夜でもオイハギなどの心配はなく、暗闇の深夜を歩き、戸締なしで眠っていたのだ。戦争中の日本は嘘のような理想郷で、ただ虚しい美しさが咲きあふれていた。それは人間の真実の美しさではない。そしてもし我々が考えることを忘れるなら、これほど気楽なそして壮観な見世物はないだろう。たとえ爆弾の絶えざる恐怖があるにしても、考えることがない限り、人は常に気楽であり、ただ惚れ惚れと見とれておれば良かったのだ。私は一人の馬鹿であった。最も無邪気に戦争と遊び戯れていた。(「堕落論」坂口安吾)(本書・12頁)
さて、「その美しさ」の「その」とは何を指すのか、ちょっと考えていただきたい。

藤田師の驚愕の解説はこちら
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by roudai | 2011-01-04 00:00 | 国語 | Comments(5)

収蔵品番号264 受験参考書の愉楽

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【タイトル】受験参考書の愉楽
【著者】田口賢司と早稲田大学受験参考書研究会
【肩書】テレビマンユニオンプロデューサー
【出版社】創林社
【サイズ】A5
【ページ数】189頁
【目次】
本書の利用法
英語の愉しみ
 奇跡を起こそーぜ!
 「キセ単」はエライ
 「危険思想」としての英文解釈
 スグレ物をめぐる冒険
 どうしようもなくバカなヤツ
 伊藤一夫(原文ママ)先生へのインタビュー
理科の愉しみ
 「神仏」としての「親物」
 ビオフェルミンとしてのチャート
国語の愉しみ
 現国にも参考書があるのだ
 古文参考書の構造と力
 漢文参考書の感情教育
社会の愉しみ
 おしゃれな日本史
 おしゃれな世界史
 オレは世界史が苦手だ!!
 地理なら入試は怖くない
 「現代社会」の楽しい読み方
数学の愉しみ
 袋とじの愉楽
 大学教授派vs予備校教師派
 ジュサンの精神分析学
 数学の鉄則
 丸腰で闘うZ会MA科
 Z会は肛門だ
受験/戦争論―遊技としての受験勉強
あとがきにかえて
【初版発行年月日】1986年7月20日
【収蔵品発行年月日】1986年7月20日 第1刷発行
【収蔵品定価】1200円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】評価不能
【ヤフオク相場】5000円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】船山秀樹&受験参考書研究会「志望大合格する参考書ムダな参考書(2011年版)」(エール出版社)
【コメント】
正月SPの1、2が山田師絡みだったので、3はアレだと予想した人がいたかもしれないが、残念ながらアレはもう「1QQ4」で紹介しており、どうしても知りたい方はそちらをご覧あれ。

正月SPの第3弾はこちらも幻の一冊、「思考訓練の場としての英文解釈」を語る際には必ずついて回る謎の受験参考書評論「受験参考書の愉楽」(創林社)である。

インターネット以前は何であれ仲間内の一番になることはさほど難しくなく、「井の中の蛙」として簡単に自尊心が満たされたが、インターネット全盛の現代、競争相手は「世界」になり、そういったローカルチャンピオンが無神経に虚勢を張っている姿は傍痛しと言うしかない。
かくいう館長もオークションで競り負けたり、和歌山大の江利川教授のブログを見たりすると「だが、日本じゃ20番目だ」という早川健(宮内洋)の声が聞こえてくる。
この本は、そういった「村一番の参考書持ち」といったローカルチャンピオンの自慢話を80年代風軽薄短小文化味(70年代風反体制が隠し味)に味付けした痛々しい駄文集。

代表的な井の中の蛙は英語担当の本田寛成という学生だ。
 オレは高校生の頃受験参考書フリークだったんだよね。とにかく、他人の持っている参考書を自分が持っていないということに、ヒジョーな不快を感じ、またプライドを傷つけられる思いがしたから、揃えられる限りの参考書は全部揃えておいた。高校近くの旭書店では、店員とはすっかりなじみになっていたし、旭書店にいるというただそのことだけで、心が安まる思いがしたから、授業が終ると真直ぐに旭書店に通うのが日課になっていた。(中略)
 そんな風なんで、オレは受験参考書フリークというよりも、むしろ、こと受験参考書に関する限りはビブリオマニア(愛書狂)であったのだ。何ツーても、参考書をなぜるその手つき、なめるような視線。誰みていない(原文ママ)すきに、何度頬ずりをして楽しんだことでしょうか!
このブログに足繁く通われる方なら大なり小なりこういった傾向がおありだろうから、これ自体は別に珍しくも何ともない。ところが、この先に衝撃の事実が!
 ところで、オレは、参考書を旭書店以外の本屋サンで買ったことがない。だって、オレの住む町には旭書店しか本屋サンがないからね。
 オレは島根県の山ぞいの小さな町に住んでいた。町には小学校、中学校、高校とそれぞれが一つがあるだけ。そんなわけで本屋サンも一けん(原文ママ)あれば、それで事足りた。だから、オレは旭書店以外で受験参考書を買ったことがなかったのね。(30~31頁)
田舎町にあるたった1軒しかない本屋しか知らない「自称」受験参考書マニア(爆)。フツー、マニアを自称するくらいなら最低、隣町なり県庁所在地なり行くでしょ。

他にもボクちんは今大学でこんな難しいことを習ってるんだ~と用もないのに精神分析を持ち出してきたり、スノッブというのもおこがましい痴的な文章を書いて「内容が無いよう」としか言いようがない。ネットに広く流通している「思考訓練」礼賛部分と同レベルの内容を期待すると間違いなく裏切られる。

目次にある伊藤一夫先生のインタビューというのも単なる架空のインタビューで、駿台の伊藤和夫師の何をパロディにしようとしたのか皆目分からない、面白くも何ともない駄文である。

[追記]
随筆・提言 沖縄 車社会の不思議
http://www.ogb.go.jp/muri/200301/P24.pdf
この那覇支局長というのは同一人物だろうか?
早稲田だし、年齢的にはちょうど支局長になっていても良いくらいだが。
何だか小難しい言葉を散りばめつつ、長々と書いている割に中身が全くないのは昔も今も変わらないようだ(笑)。

収録されている参考書リストを見る
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by roudai | 2011-01-03 00:00 | 受験情報 | Comments(2)

収蔵品番号263 P.FACEじゃはじまらない

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【タイトル】P.FACE(ポーカー・フェイス)じゃはじまらない
【著者】高橋由紀
【出版社】白泉社
【サイズ】新書
【ページ数】196頁
【目次】
P.Faceじゃはじまらない
P.Faceじゃいられない Lesson 1
P.Faceじゃいられない Lesson 2
P.Faceじゃいられない Lesson 3
P.Faceじゃいられない Lesson 4
サクラメントの魔人
【初版発行年月日】1992年12月25日
【収蔵品発行年月日】1992年12月25日 第1刷発行
【収蔵品定価】390円(379円)
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】評価不能
【ヤフオク相場】1円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】
【コメント】
正月SP第2弾は突然の少女漫画である。

それも大和和紀「あさきゆめみし」(講談社)や山内直実「なんて素敵にジャパネスク」(白泉社)といった王道路線とは全然関係ない無名(?)の作品。正月早々トチ狂ってしまったのか。

イヤイヤ、館長は全くの正気でこの記事を書いている。

実はこの作品を知ったのは昨日の「英語ウカる勉強法ダメな勉強法」について検索している最中のことであった。何でも山田師をモデルにした英語教師が出てくる少女漫画があるらしいと。

タイトルが分かっていたのでAmazonで検索したところ、こちらは絶賛大量1円販売中だったので早速取り寄せた。

後から分かったことだが、ここ1ヶ月ほどブックオフに行く毎に花とゆめCOMICSの棚をチェックしたが全く見つからない。ちょうど同時期の花とゆめCOMICSである館長の大好きな立花晶(同じ「た」行なので自然と目に入る)も全く見かけないところからこの時期の少女漫画をブックオフで探すのは骨のようだ。読みたい人は電車賃を払ったと思って素直にAmazonで買うことをオススメしておく。

実は先に漫画を読んだのだが、そもそも「英語ウカる勉強法ダメな勉強法」に山田師が書いていた。ネットに書いていた人間のネタ元もここであろう。
 僕は下ネタやブラックユーモアを混ぜた例文をたくさん作っています。漫画家の高橋由紀さんがそれを題材にして僕を主人公にした漫画を書いてくださいました。
 もうずいぶん前のことでしたけれど、単行本になって出ています。「ポーカーフェイスじゃはじまらない」(白泉社・原文ママ)という題名です。名作なのでまだ書店に出ています。買ってね。
 高橋由紀さんは弟さんが僕の授業を受けていて、その話を聞いて訪ねてきてくださいました。一緒に食事をしてくださったのですが、あんまりものすごい美人なので僕は気がヘンになってしまいました。あと30分もご一緒していたら刑事事件を引き起こしていたでしょう。
 女流漫画家は美人が多いと聞いていましたが、こんな女神のような方がと思い返しても溜息が出るばかりです。
 世の中にはこんなにお美しい方がいらっしゃるのに、どうして予備校の女生徒は化け物ばかりなのでしょう。(176~177頁)
ちなみに作者による欄外のコメントにはこう書かれている(勿論こちらの方が時系列的に先)。
ここに出てくる絶倫教師 木戸義経にはちゃんと実存するモデルがいます。その名も某予備校の山田弘先生という方!
予備校に通っている私の弟から「ウチのガッコにとんでもねー英語教師がいる」と聞かされていたところ、その先生はT大の法学部出身のインテリでその頭の良さを武器に縦横無尽に奇知にとんだ英訳や暗記法を作り、授業中といえば常に教壇の上でアグラをかき飲み食いをして(たまに酒が入る)口汚なく生徒をののしり(?)自分のアブなさをアピールしまくりながら(!?)おそろしいスピードで授業を進めてゆき、その内容の濃さとすさまじさたるや生徒からカリスマ的存在として崇められ君臨しているというものすごい人物で(ついでにアイドルが大変お好きな昭和天皇崇拝者とのこと)、これはもうマンガに使うっきゃないというわけで義経先生が誕生しました。(23頁・原文ママ)
手順前後だがあらすじを書いておくと、主人公は平日は眼鏡に三つ編みの才媛にして休日は学校に隠れてバイクを乗り回す不良少女(?)に変身する仙堂桜子(17)と、その前に現れた下品でスケベでお調子者(でもイイ男)の英語教師木戸義経(25)。
学校では反目しあう二人がある休日に衝突事故を起こして義経に休日の姿を知られてしまう。しかも全損した自転車の替わりに休日の姿で義経の帰りの足になることを約束させられる。学校では相変わらず才媛の仮面を被りながら反目し続けるが徐々に義経に惹かれていく桜子。二人が暴走族の溜まり場にいる時、警察に踏み込まれてさあ大変、という読み切り第1話と2話以降はこの二人の仲にあっちこっちから邪魔が入るという王道ラブコメ。
キスシーンまでなのでこれなら石原都知事もOKさ、という健全な内容。

授業風景で義経先生が桜子に出すのが問題の山田師作の例文。その中から冒頭の2つを挙げると
[例文1]"I would rather marry a pretty boy than kiss a grotesque woman like you."
[例文2]"I wonder how many years have passed since I quit enjoying touching women's hips on the commuter's train."
見る人が見ればハハン、アレをやりたいんだな、と分かる英文。少女漫画史上最も高度な英文ではないだろうか。

例文の訳はこちら
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by roudai | 2011-01-02 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号262 英語ウカる勉強法ダメな勉強法

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【タイトル】予備校講師が教える英語ウカる勉強法ダメな勉強法
【著者】山田弘
【肩書】
【出版社】エール出版社
【サイズ】A5
【ページ数】191頁
【目次】
だから君は合格できないのだ
★1章★勉強のできない生徒はひと目でわかる
<第1講>できない生徒はネアンデルタール人!?
<第2講>「それだけで足りますか」と聞くバカな生徒
<第3講>文法書なんか読むのはやめなさい
<第4講>「10年に1回しか出ない問題」はやるな
<第5講>「よい辞書」と「悪い辞書」があると思っている
<第6講>辞書は薄い方がよい
<第7講>英英辞典は使うな
<第8講>補充問題は不要です
<第9講>間違いをおぼえても大学には受かる
<第10講>「間違ったっていいさ」と大胆になれ
<第11講>中学レベルでも結構、英語の日記を書け
<第12講>解答なんか気にするな
<第13講>設問をやらなければ心配なキミ
<第14講>答えを確かめに来るな
<第15講>英作文の添削は時間の無駄
<第16講>山田式英作文勉強法
<第17講>模試の見直しはやめなさい
<第18講>0.5ミリのシャープペンは捨てなさい
<第19講>ノートはきたなく書け、消しゴムは使うな
<第20講>余計な筆記具を使うな
<第21講>授業中は辞書を引くな
<第22講>英語の授業中に日本語を写すな
<第23講>英文をノートに写すな
<第24講>ノートは無駄に使え、ケチるな
★2章★バカな勉強法はやめなさい
<第25講>英文解釈の訳だけは作っていけ
<第26講>「どこまで意訳するか」でクヨクヨするな
<第27講>けじめをつけるのをやめなさい
<第28講>出題傾向を気にするな
<第29講>文法用語をおぼえるな
<第30講>エッチな例文に腹を立てるな
<第31講>できない生徒ほど「勉強は武士道だ」と思っている
<第32講>受験勉強こそ本当の学問だ
<第33講>知性があると人生観が違ってくる
<第34講>授業に専念せよ、それだけで十分だ
<第35講>予備校には最後まで通え
<第36講>テキストは2冊作れ、1冊は復習用だ
<第37講>素直になれ!「革命」を起こせ!
<第38講>「サブノート」なんか作るな
★3章★「超」苦手な英語からの脱出法
<第39講>サブノートはいらないが薄いノートは作れ
<第40講>テキストに出てきた単語は単語帳に書け
<第41講>単語の暗記は力になる
<第42講>1回でおぼえようなんて思うな
<第43講>山田式英単語記憶術①
<第44講>山田式英単語記憶術②・三段方式
<第45講>「革命的」三段方式の表
<第46講>できる子は見ておぼえろ、できない子は書いておぼえろ
<第47講>熟語の構造を分析せよ
<第48講>熟語の暗記法
<第49講>「しつこい」勉強をするのができる子
<第50講>語呂合わせをバカにするな
<第51講>英語の発音と日本語の発音の違いを知れ
<第52講>発音記号を学べ
<第53講>訳す時は「2段階の作業」をしろ
<第54講>どう訳すか、実践篇
<第55講>熟語の中の<人>と<物>の関係を知れ
<第56講>If you will…….例外も知れ
<第57講>理屈通りに作業せよ
<第58講>英文法は「文科系の数学です」
<第59講>英作文をちゃんと教えられるのは山田尊師だけ!?
★4章★「超」苦手な英語からの脱出法
<第60講>英作文実践篇・やさしい言い方を考えてみろ
<第61講>英作文は大胆に、減点を恐れるな
<第62講>穴埋問題はパターンで答えろ
<第63講>会話なんかできなくていい
<第64講>250ぐらいの例文は暗記せよ
<第65講>5文系の基本・中学生用の参考書でチェックせよ
<第66講>go to とlaught at(文型を考える)
<第67講>第Ⅱ文型と第Ⅴ文型の関係を考える
<第68講>前置詞で終わる文はふつうない
<第69講>変化・状態・進行・完了はしっかり頭に入れろ
<第70講>感情動詞(1)・「彼は驚いている」と書きなさい
<第71講>感情動詞(2)・英語は論理的なものです
<第72講>準動詞というものをやさしく考える
<第73講>laugh atは「ブルーベリー他動詞」
<第74講>英文はパンチパーマにして読め
<第75講>節の分析・英文は図解して読む
★5章★君でも大学くらい入れる
<第76講>できの悪い人の脳は凍結している
<第77講>君が「ナンかヘンだな」と思ったときの解答が正しい
<第78講>できのいい教師はできない生徒に嫌われる
<第79講>魅力的な女性講師たち
<第80講>失われた人生の理想を再発見しよう
<第81講>下ネタは役に立つ、もっと頭を柔らかくしろ
<第82講>「今度はやるぞ」などとでかいことを考えるな
<第83講>楽な計画を立てろ
<第84講>英字新聞を読むな
<第85講>授業前に単語をおぼえて行け
<第86講>スピードアップせよ、「のろま」じゃだめだ
<第87講>君でも大学くらい入れる
<第88講>大学に入ったら、勉強しなさいよ
【初版発行年月日】1997年8月1日
【収蔵品発行年月日】1997年8月1日 第1刷発行
【収蔵品定価】1200円+税
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】10000円~
【鑑定額】1200円
【代替参考書】山田弘「センター英語で大逆転できる本〈2011年版〉」(エール出版社)
【コメント】
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

冬コミに落ちるというのはこんなにも空しいものなのか、と思う年末でした。
申込書は通販で取り寄せるので、夏の申し込みはします。

新春恒例のSP第1弾は、Amazon絶賛品切れ中の幻の1冊。中身を知りたい人のために、気合を入れて全ての見出しを掲げました。英語の成績が伸び悩んでいる人は一語一句熟読玩味して下さい。
中身は見出しを上回る罵倒三昧。でも、胸に手を当てると「確かに言われる通りだなぁ」と納得してしまう内容。以下の引用に反発するような程度の低い人はそのままで結構。
 できない生徒の最大の特徴は勉強法が全く間違っているということです。
 そして、その間違い方たるや、単なる技術的な問題ではなく、人生観そのものが全然間違っている、としか考えようのないものなのです。
 受験生というのはネアンデルタール人みたいなものだと僕は承知しています。
 ネアンデルタール人は呪術を重んじ、狩猟でよい獲物が手に入らないと、動物の絵を描いたり捧げ物をしたりすれば状況が改善されると信じていました。つまり迷信の世界に生きていたのです。
 愚かな受験生もそれと同じで、勉強の方法が迷信なのです。
 長時間勉強する割には成績が全然伸びない子がいます。
 そういう子は必ず勉強の方法がまるっきり間違っているのです。
 本書の後の方で細かく解説しますが、「授業中に辞書なんか引くな」と言っても、「赤鉛筆なんか使うな」と言っても、「でもやっぱり、今までせっかくこういうやり方でやって来たのだから」と考えて忠告を受け付けないのです。今までのやり方で成績、全然上がらなかったでしょう。そしたら、そのやり方が悪いに決まっているのです。
 「でもやっぱり」ができない子の口癖です。失うものなんか何もないというのに。(8~9頁)

 僕は授業中に「授業でやりきれなかった所をプリントにして配ろうかと思いますが、欲しい人は手を挙げて下さい」と言ったことがあります。
 全員が手を挙げました。そこで僕は言いました。
 「では配らないことにします。―馬ッ鹿野郎。乞食みたいにタダでもらえるのならなんでももらおうなんて卑しい考え起こすんじゃねえや。プリントもらったってどうせ読みもしねえんじゃねえか。俺は最初からプリントなんか配る気は全然なかったんだけど、おめえらからかってみようと思ってちょっと言ってみただけだよ」
 馬鹿はプリントをもらうのが大好きです。(23頁)

 あのねえ、諸君。間違ったことをおぼえるのは何もおぼえないよりはマシなのですよ。
 全然分からなかったら0点、間違っておぼえていても0点です。しかも、間違っておぼえていたら、いずれ気がついてなおしてゆくことができますが、おぼえていなかったら進歩はないのです。
 間違ったことをおぼえてもマイナスではないのです。大胆に勉強して下さい。(28頁)

 いいかい。偏差値50のカワウソにも劣る君なんだよ。もうこれ以上悪くなることなんかないんだから、ためしに僕の言ったとおりにしてごらん。
 いままで、僕の忠告に従って、0.9の2Bに変えた子はみんな、「先生のおかげで字が早く書けるようになってよかった」と感謝しています。
 もっとも、事務室に行って、「山田先生は強圧的に0.5ミリのシャープを使うなと言いますが、そんなことまで干渉されないといけないんですか」と苦情を言った子がいるということです。
 あのなあ、カワウソのくせに基本的人権を振りかざすなよ。
 君はこのままではまともな大学に入れることはあり得ないんだぜ。それを、せっかく親心で勉強のやり方を教えてやろうというのに、「干渉するな」とは何事だ。おめえって人に嫌われるタイプだよな。(42~43頁)

 賢い子だってそうやっておぼえているのに、ゴミたいな諸君が、脳味噌のかわりにぬか味噌がつまっている諸君が、どうして1回やっておぼえられなかったからといって、ヒステリーを起こすのでしょうか。身の程を知りなさい。
 もう18年も19年も生きているのだから、自分が馬鹿だということくらいは察しが付いているのではありませんか。素直になって下さい。(95頁)
以上のようにこの本は徹頭徹尾英語を勉強する際の姿勢を問うていて、細かい文法知識についてはほとんど書かれていない。中途半端な生徒が成績を上げるにはこれらのキツ目の諫言を素直に聞く心が一番大事なのだ。
なお、この本の眼目の1つである「山田式英単語記憶術」の「三段方式」についてはこの本の10年後に書かれた代替参考書の④にほぼそのままの形で引き継がれているので、興味のある方はそちらをご覧あれ。
タイトルに「センター英語」と入っているが、センター英語については後ろの方で少し触れているだけで、文法中心に「山田英語」の美味しいところがまとめられている。
ちなみに現在の山田師は家庭教師業を行っているそうだ。この口調で罵倒されたい生徒は申し込んでみてはどうだろう。肝心の料金体系はこちら

ただ、館長は以下の一節には全く同意できない。アイドル好きで名高い山田師の審美眼はどうなっているのだろうか。
 お美しい、魅力的な女性講師といえば東進の古文の荻野文子先生、駿台の古文の高橋いづみ先生、代ゼミの生物のN.O.先生でしょう。
 荻野先生とは面識はありません。テレビで授業風景を拝見しただけです。お美しいばかりでなく、話のなさり方が落ち着いていらっしゃって「これは素晴らしい授業をなさる方だ」と感動しました。
 高橋いづみ先生とは10年以上前に駿台の講師室で時々一緒になることがありました。ある時二人きりになってしまい、僕は胸がいっぱいになって下を向いていました。すると先生の方からやさしくお声をかけて下さったのです。「この方のためになら死んでもいい」と僕は思いました。お美しいのに本当に気さくな方でした。
 N.O.先生とは2年間、講師室で毎週1回お目にかかっていました。
 思えば恐ろしいことをしたと悔やまれるのですが、僕はいつもセクハラばかりしていました。でも、先生はお笑いになって許して下さったのです。(172頁)
ちなみに1人だけイニシャル表記の「N.O.先生」とは大川尚美師のこと(次の174頁にはなぜか名前が書かれている)。

[追記]
1990年の代ゼミ札幌校「大学受験科・単科ゼミガイド」は予備校バブル絶頂期らしくA4サイズ(現在のパンフは全てA5サイズ)フルカラー148頁の上、英数国の中心講師14名にそれぞれ1頁分ずつメッセージを書かせるという豪華版。その中に若かりし頃の山田師のメッセージもある。
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by roudai | 2011-01-01 00:00 | 英語 | Comments(8)