浪人大学付属参考書博物館

roudai.exblog.jp
昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
更新履歴
2017/08/22
収蔵品番号561
のレビューを公開しました。

2017/08/19
収蔵品番号416
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2017/05/03
春のイベントのお知らせに進捗状況を追加しました。

2017/04/08
春のイベントのお知らせに通販状況を追加しました。

2017/04/01
春のイベントのお知らせに当日の注意事項を追加しました。

2017/1/29
収蔵品番号222
のレビューを追加しました。

2016/9/24
収蔵品番号420
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2016/8/13
収蔵品番号467
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2016/7/23
収蔵品番号200
の復刊情報とレビューを追記しました。

2016/06/12
発行書籍番号006
の紹介記事を追記しました。

2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
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2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
のレビューを公開しました。

2016/02/14
収蔵品番号477
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2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
の復刊情報を追加しました。

2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
のレビューを公開しました。

2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
の改訂版情報を追記しました。

2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
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2015/05/10
収蔵品番号478
収蔵品番号484
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2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
収蔵品番号475
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2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
収蔵品番号400
収蔵品番号402
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2014/10/14
収蔵品番号398
収蔵品番号397
収蔵品番号396
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2014/8/26
発行書籍番号011
発行書籍番号012
の委託販売を開始しました。

2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
収蔵品番号103
の代替参考書を変更しました。

2014/4/29
収蔵品番号434
のレビューを公開しました。

2014/04/19
収蔵品番号430
の代替参考書を変更しレビューに情報を追記しました。

2014/03/30
収蔵品番号357
の電子版復刊情報を追加しました。

2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
収蔵品番号431
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2014/02/26
収蔵品番号086
収蔵品番号347
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収蔵品番号393
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収蔵品番号014 古文が宇宙語でなくなる日

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【タイトル】古文が宇宙語でなくなる日
【著者】吉川栄治
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】中道館
【サイズ】A5
【ページ数】230頁
【目次】
まえがき
第一講 まず「つなぎの言葉」から
第二講 言葉は世につれ国につれ
第三講 言葉のかたちはなぜ変わる?
第四講 古文征服最大の難所、<助動詞>山脈
第五講 昔の「昔」は十六倍
第六講 さまざまな未来
索引
あとがき
【初版発行年月日】1989年12月20日
【収蔵品発行年月日】1989年12月20日 第一版第一刷
【収蔵品定価】900円(本体874円)
【入手困難度】☆☆☆☆☆
【学力貢献度】★★★★★
【ヤフオク相場】150円~
【鑑定額】900円
【代替参考書】
【コメント】
ここまで絶版参考書ばかりを書き連ねてきたが、今回は刊行から18年経った今もAmazonで(都心の大型書店でも)新品を購入できる名著のご紹介。

90年代初頭、代ゼミ国語課でポスト土屋博映一番手の期待をかけられた人気講師がいた。それがこの吉川栄治師である。解釈の正統さといい、下ネタの切れ味といい、他の追随を許さなかったが、惜しくも滋賀大学に栄転され、今は教育学部の教授になられている。しかし、某青山学院大教授(元山口大教授)のように、象牙の塔へ入るにあたって、自らの受験参考書を絶版扱いにしなかった(させてもらえなかった?)ことで稀代の名著は細々とその命を長らえて今に至っている。

まえがきにはこうある。

★この本は「コ・ブ・ン」と聞いただけで心臓が縮み上がる人、学校のテストで50点以上とったことのない人、教科書をめくったとたんにめまいがする人、そんな人たちのために書きました。

この言葉にウソ偽りは全くない。わずか6題の問題を解くうちに古文を読む上で必要最小限の知識がするすると入ってきてしまう。使われている問題文も「土屋の[古文]」ユーモア編やナンセンス編(大和書房)のような堅くない古文ばかりなので非常に取っつきやすい。かくいう私も前述の「古文の読解」とこの「宇宙語」のおかげで<古文不適応症候群>から脱することが出来た。

「古文の読解」同様、初心者向けだからといって、説明を手抜いたり内容を低く抑えることなく、自主的に古文が学べるレベルまで導いてくれる。暴走族吉野やゴロあわせ板野に辟易している人は是非手に取ってほしい一冊。「土屋の古文講義・1」に手がつけられない生徒あたりが読むのが一番か。
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# by roudai | 2007-10-14 00:00 | 国語 | Comments(7)

収蔵品番号013 解き方直結 センター試験への現代文 小説

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第2刷
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第6刷

【タイトル】解き方直結 センター試験への現代文 小説
【著者】菅野朋哉
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】数研出版
【サイズ】A5
【ページ数】151頁
【目次】
ここからスタート! 「恐"小説"病」治療法
第一章 センター試験の小説問題をどう解くか
第二章 過去問題解説編
【一】北杜夫「幽霊」('90年度本試験)
【二】岡本かの子「鮨」(センター試験試行テスト)
第三章 過去問題演習編
【一】井伏鱒二「朽助のいる谷間」('89年度本試験)
【二】神西清「少年」('90年度追試験)
第四章 オリジナル予想問題演習編
【一】井上靖「魔法の椅子」
【二】室生犀星「幼年時代」
【三】野上弥生子「秀吉と利休」
【四】柏原兵三「長い道」
【五】尾崎一雄「こおろぎ」
オリジナル予想問題 解答・解説編
◎最後のおまけ
▽付録
【初版発行年月日】1991年3月1日
【収蔵品発行年月日】1991年7月1日 第2刷 1994年7月1日 第6刷
【収蔵品定価】720円(本体699円)→760円(本体738円)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】黒目邦治「パワーUP版 センター試験 国語[現代文・小説]の点数が面白いほどとれる本」(中経出版)
【コメント】
代ゼミ屈指の超大物(爆)現代文講師、菅野朋哉師のおそらく唯一の著書。「数研の受験パック」の模様替えに伴い、2パターンの表紙がある。
この本が出た当時、小説専門の問題集型解説書といえば「田村の現代文講義4」(代々木ライブラリー)くらいしかなく、文学部を受ける生徒以外は小説問題を解く機会はセンターくらいしかないので、センター小説に特化した方針は他人と差をつける秘密兵器となり得た。
151頁でわずか9問しか収録されていないので、1問あたりの解説は非常に丁寧だ。問題を解くための9つのテクニックを一応提示した上でその使い方を説明していくが、あくまで説明のための手段で鬼面人を脅かすようなテクニックではない。この辺が「追跡」などと大上段に構えながら、その手段を提示しない「新釈現代文」などとは違うところである。
現在は「センター小説」に特化した本もちらほら見かけるため、この本の絶対的優位性は薄れたが、それでもまだこの本を越えたといえるものはないだろう。
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# by roudai | 2007-10-13 00:00 | 国語 | Comments(1)

収蔵品番号012 チャート式 受験演習数学Ⅰ・Ⅱ・A・B

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【タイトル】チャート式 受験演習数学Ⅰ・Ⅱ・A・B Ver.1.0 85日完成
【著者】斎藤恭司
【肩書】京都大学教授・理博
【出版社】数研出版
【サイズ】A5
【ページ数】271頁
【目次】
第1章 数と式
第2章 方程式・不等式と関数
第3章 図形と式
第4章 三角・指数・対数
第5章 数列
第6章 微分法
第7章 積分法
第8章 ベクトル
第9章 複素数平面
第10章 場合の数,確率
【初版発行年月日】1997年4月10日
【収蔵品発行年月日】2002年4月1日 第8刷
【収蔵品定価】1000円+税
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】200円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】鳥山昌純「文系数学の良問プラチカ―数学I・A・II・B」(河合出版)
【コメント】
近頃辛口の「チャート式」がないとお嘆きの貴兄に、というコピーを送りたくなる骨太の「チャート式」。基本例題(71題)→例題(69題)→EX(135題)→主題(20題)と各分野の基本問題(と言っても一応入試問題)から難関国立大の問題まで押さえた良書。数研出版の問題集には珍しく巻末解答まで別解が丁寧に納められ、解答の途中に時折挿まれる「LECTURE」もタメになる。意外に国立文系志望者向けの問題集型参考書で中堅以上にピッタリ来る本が見当たらないだけに絶版は残念。
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# by roudai | 2007-10-12 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号011 古文の読解

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【タイトル】スキンシップゼミ 古文の読解
【著者】小西甚一
【肩書】筑波大学名誉教授
【出版社】旺文社
【サイズ】B6
【ページ数】343頁
【目次】
はしがき
プロローグ
第一章 むかしの暮らし
第二章 むかしの感じ方
第三章 むかしの作品
 その1 ジャンルのはなし
 その2 時は流れる
第四章 むかしの言い方
 その1 ヴォキャブラリー
 その2 太っ腹文法
 その3 用心文法
 その4 敬語さまざま
第五章 解釈のテクニック
 その1 解釈と歴史の眼
 その2 全体感覚
 その3 解釈から鑑賞へ
第六章 試験のときは
エピローグ・アンコール
重要事項語句索引
所収例文索引 
【初版発行年月日】1962年6月5日(初版)1981年10月10日(改訂版)
【収蔵品発行年月日】重版発行 1988年
【収蔵品定価】680円
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1500円
【代替参考書】小西甚一「古文の読解」(ちくま学芸文庫)
【コメント】
今年5月にお亡くなりになった小西甚一氏は日本文学研究において国際的な業績を遺された大学者であると同時に、日本受験参考書史に一時代を画した名著「古文研究法」(洛陽社)の著者でもある。
ホンモノの学者がその蘊奥を傾け、比類なき誠実さをもって書き上げた「古文研究法」は未だにその輝きを失わないが、いかんせん完璧を期したために受験レベルをはるかに超え、初学者が手に取るには難しすぎるきらいがあった。
伊藤和夫師の名著「英文解釈教室」(研究社出版)に「ビジュアル英文解釈」(駿台文庫)があるように、「古文研究法」にも「ビジュアル古文研究法」にあたる本が存在したことを知る人は少ない。それがこの「古文の読解」である。
小西氏が亡くなられた直後から思い出したようにヤフオクに上がりだし、出ると異常な高値を呼んでいるが、中身自体は「古文研究法」を講義体で書き直し、初学者向けに敷居を下げたものである。
とはいっても和歌の鑑賞についてなどは非常に高度なレベルまで解説しているし、なにより小西氏は英語が堪能なので古文を英語に置き換えて解説するという並の教師にはとても真似できない芸当を見せてくれる。
私も浪人時代に「古文研究法」に挫折してこの本に救われたクチなので、この本の復刊を希望してやまない。

P.S.復刊されたのでリンクとヤフオク相場を修正しました。
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# by roudai | 2007-10-11 00:00 | 国語 | Comments(18)

収蔵品番号010 文の要素はS.V.C.A.O

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【タイトル】帆糸英語一気シリーズ②文の要素はS.V.C.A.O
【著者】帆糸満(渡部十二郎)
【肩書】代々木ゼミナール講師・日本獣医畜産大講師
【出版社】代々木ライブラリー
【サイズ】B6
【ページ数】63頁
【目次】
総論
1.主語の内容に6種あり
 1 行為者(Agentive)の主語
 2 受動者(Recipient)の主語
 3 道具(Instrumental)の主語
 4 時間(Temporal)の主語
 5 場所(Locative)の主語
 6 出来事(Eventive)の主語
2.目的語の内容に3種あり
 1 普通の目的(Affected)
 2 結果の目的(Effected)
 3 場所の目的(Locative)
3 補語の種類に3種あり
 1 補語が名詞の時-等式
 2 補語が形容詞の時-状態・性質
 3 補語が副詞の時-状態
【初版発行年月日】1985年5月10日
【収蔵品発行年月日】1985年5月10日 初版発行
【収蔵品定価】380円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】帆糸満の基本語法とその問題集
【コメント】
代々木ライブラリーの黎明期に出ていたシリーズ物で、当時としては破格の10冊物で企画されたが結局7冊しか刊行されなかった。

①動詞句
②文要素←本書
③助動詞
④前置詞
⑤副詞
⑥準動詞
⑦接続詞
⑧語-句-節(未刊)
⑨話法(未刊)
⑩パラグラフリーディング(未刊)

今から30年も前にパラグラフリーディングの本が刊行予定になっていたことに驚かされる。

東進ハイスクールの永田達三師のように独自の「術語」を使うため、一見さんにはちょっと敷居が高いが、その意図するところを知ると今まで気づかずに使っていた「英語の理屈」が見えてくる。本書は文の要素、中でも主語・目的語・補語について他の本とはちょっと違った切り口から語ってくれている。特に無生物主語をこれだけ丁寧に解説した受験参考書は他に思い浮かばない。その分、最後の補語にしわ寄せが行って駆け足になってしまうのはご愛敬だが。
単品でヤフオクに出ることはまずなく、揃いが出ると数万円まで高騰するが、よほどお金に余裕がある人以外は手を出さない方が賢明だろう。帆糸師が管理していたサイト(3年以上トップページが更新されていないが)にこの「帆糸英語一気シリーズ」をベースにしたと思われるページがあって、この本の内容は2 主語とは何か、3 補語と文要素A、4 目的語とは何か、にまとめられている。大枚を叩く前に一見しておくことをお勧めしておく。
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# by roudai | 2007-10-10 00:00 | 英語 | Comments(3)

収蔵品番号009 わかる空間図形

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【タイトル】わかる空間図形 大学入試 数学
【著者】松尾吉知(監修)科学新興社編集部(編著)
【肩書】東京理科大教授
【出版社】科学新興社
【サイズ】A5
【ページ数】78頁
【目次】
第1章 空間図形の基本
第2章 ベクトルと直線・平面・球面
第3章 立体の体積
【初版発行年月日】1987年6月20日
【収蔵品発行年月日】1991年7月10日 改訂版第1刷
【収蔵品定価】850円(本体825円)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】1500円~
【鑑定額】3000円/1000円(立体メガネあり/なし)
【代替参考書】水谷千治「図で解く数学 (超難問編’90-2000)」(ナガセ)
【コメント】
数学の参考書は10年に1度、教育課程の改訂があるために移り変わりが激しい。我々の頃は数学Ⅰ・基礎解析・代数幾何・微分積分・確率統計の科目名による5区分だったが、他の時代は数ⅡBなどという記号名で分けられ、しかも新課程と旧課程で同じ名称なのに中身が違うという混乱を招いている。正直な話、今の数Ⅰと数Aにそれぞれ何と何が含まれているか正確には把握していないし、わざわざ分ける意義を感じない。
こうした迷走の影響を真っ向から被ったのが受験参考書で、如何に内容が良くとも、古い課程で書かれた本は改訂が行われない限り10年ごとに歴史の闇に消えてしまう。いわゆる参考書の稀覯本に数学の本が圧倒的に多いのはこうした事情からであろう。

この本はいわゆる"予備校バブル"の真っ最中に、「見て分かる新案立体グラフィック」というコピーで派手に広告を打って売り出されたが、科学新興社といえば「解法のテクニック」や「モノグラフ」など地味な本が多いため、唯一の「イロモノ」という印象を受けた。
手に取って見ると学研の「~年の科学」のオマケのような立体メガネが付いていて、その安っぽさで敬遠していた。もちろん立体メガネは袋詰めされているので、その結果どう見えるのかは想像にまかせるしかなかった。
それから幾星霜、ふと思い出して探してみたところ、とうの昔に絶版になっていた。
オークションでも完品は少なく、メガネなしを落札して中身を見直したところ認識を改めた。仮に「STEREOVISION」がなくても、当時の国公立の良問を丁寧に解説しており別解も多く収録している良書である。
さらにひょんなことから同書の「高校入試」版を入手し、そちらに付いていた立体メガネで「STEREOVISION」を見たところ改めて衝撃を受けた。まさに「百聞は一見に如かず」、なぜこの方式が時代の徒花で終わってしまったのか残念でならない。メガネなしとありでは天と地の差がある。特殊な眼をお持ちでない方は多少無理してでも立体メガネ付きを探すことをお勧めする。
代替参考書としては、あまり「立体図形」に特化していないが、図化しにくい物を見せるという意味で「図で解く数学」を挙げておく。両者とも'90東大理科(前)3番を収録しており、かたや「STEREOVISION」、かたやaviファイルの動画というのが時代の違いを表していて面白い。

[追記]
問題とSTEREOVISIONの図を例示しておきます(「わかる空間図形 傾向と演習」より)。
我が家の液晶モニタ上に3Dメガネを置いたらちゃんと見えたので、メガネを探す際の手がかりにして下さい。
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# by roudai | 2007-10-09 00:00 | 数学 | Comments(4)

収蔵品番号008 私の大学合格参考書作戦

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【タイトル】私の大学合格参考書作戦
【著者】エール出版社
【肩書】
【出版社】エール出版社
【サイズ】新書
【ページ数】238頁
【目次】
1章 英語=私を合格させた参考書作戦
2章 数学=私を合格させた参考書作戦
3章 国語=私を合格させた参考書作戦
4章 理科=私を合格させた参考書作戦
5章 社会=私を合格させた参考書作戦
6章 私を合格させた模試・通削利用作戦
【初版発行年月日】1979年7月29日
【収蔵品発行年月日】1979年7月29日 第1刷発行
【収蔵品定価】780円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】評価不能
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】エール出版社「私の東大合格参考書作戦 2008年版」(エール出版社)
【コメント】
手元にある最も古い「合格参考書作戦」がコレ。年次は書かれていないが、これ以前にも出版されていた模様。この本を入手した時点ではまったく知らなかった参考書も近年のヤフオクウオッチのおかげで大半の表紙を知るようになったのが笑える。
受験参考書の歴史を眺める上で指標となる大事な歴史史料なので、将来この分野の研究がなされる際には重宝するだろう。
所々に「何様のつもり?」というコメントや、自ら個人情報(電話番号)を晒す剛の者がいたりするのも時代か。

収録されている参考書リストを見る
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# by roudai | 2007-10-08 00:00 | 受験情報 | Comments(1)

収蔵品番号007 文法・語法の盲点

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【タイトル】英語 ここで差をつける 文法・語法の盲点
【著者】河合塾マーク試験研究会
【肩書】
【出版社】河合出版
【サイズ】新書
【ページ数】207頁
【目次】
1.動詞・2語動詞
2.名詞
3.形容詞
4.副詞
5.比較
6.前置詞
7.代名詞
8.関係詞
9.接続詞
10.仮定法
11.熟語
12.ことわざ
13.その他
索引
【初版発行年月日】1989年
【収蔵品発行年月日】1990年2月10日 初版第2刷
【収蔵品定価】800円(本体777円)
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★★★★
【ヤフオク相場】300円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】なし
【コメント】
マークシート試験というのは昔からいろいろと言われているが、受験生の間違う傾向を分析するには非常に便利な手法だ。この本も「共通一次試験」と河合塾の「全統一次模試」の問題のうち、誤答率が55%を超えた問題と点差の付きやすい問題をまとめている。全てが手仕事だった森一郎氏の時代には考えられないことだろう。
誤答率が55%以上というのは受験する半数が間違えているのだから、コレを完璧にしておけば相当有利になる。

例えば、1問目からしてコレである。

問1 Please (   ) me a room in the hotel in advance.(誤答率87%)
①secure
②borrow
③take
④preserve(正解は全て最後に)

この本が出てすぐに買った同級生から出題されて目を白黒させたのを未だに覚えている。

他に誤答率の高いところでは

問50 I left home in such a (   ) this morning that I forgot to put on my watch.(誤答率84%)
①speed
②haste
③rush
④step

ちなみに収録中"最凶"の問題がコレ。

問101 My uncle broke his promise to take us to the beach. (   ) my sister was disappointed, her face didn't show it.(誤答率93%)
①Even
②However
③If
④Then

他に誤答率80%台の問題はザラで解いていくほどに背筋が寒くなる夏向き(笑)の問題集である。ゆとり教育世代ではさらに5~10%高くなるのでは。
不思議なのはコンピューターが更に進化し、マークシート試験がこれほど頻繁に行われているのにこういう情報を売りにした本を最近見かけなくなったことだ(高校入試向けにはある)。各予備校にこの手のデータは売るほどあるはずなのにどうして活用しないのだろうか。それともテキスト作成に活用されているのか。
出題者側からすれば、こういう差の付く問題が周知されると困るという事情もあるだろうが、それだけに押さえておきたい一冊である。

正解はこちら
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# by roudai | 2007-10-07 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号006 佐藤忠志のズバリ!合格の英作文

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【タイトル】佐藤忠志のズバリ!合格の英作文 発想転換解答法の極意
【著者】佐藤忠志
【肩書】東進スクール講師
【出版社】KKベストセラーズ(ワニの本)
【サイズ】新書
【ページ数】199頁
【目次】
英作文が合否のカギを握る
 なぜ、英作文を重視するのか
 決め手になるのは日本語読解力だ
 発想の転換で勝利せよ
 急増する時事トピックス
発想転換トレーニングで英作文は自由自在
 例題1~73
【初版発行年月日】1990年4月25日
【収蔵品発行年月日】1990年4月25日 初版発行
【収蔵品定価】700円(本体680円)
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★★★☆
【ヤフオク相場】250円~
【鑑定額】700円
【代替参考書】宮崎尊「宮崎の今すぐ書ける英作文―大学受験英語 (和文英訳編) 」(ナガセ)
【コメント】
日本予備校史上最強の色物英語講師である佐藤"人称代名詞it"忠志による「ズバリ!合格」シリーズの最終巻である本書。
世間的には「ズバ単」「ズバ熟」の知名度の方が高く、ほとんど忘れ去られているが、実は佐藤忠志の手になる参考書の中で屈指の名著である。
ある参考書に詳しい方にお見せした時に、ヤフオクでつねに高騰する「シンプルクッキング英作文」(研究社)に似てますね、というコメントを戴いた。「シンプルクッキング~」は未見なのでどこがどう似ているかはコメントできないが、この本の"売り"はサブタイトルにもある「発想転換解答法」で、国公立二次と私大上位校で出題される長文の英作文で「いかに悪あがきするか」というテクニックを73題の例題を通じて教えてくれる。
しかも73題全てに「模範解答」と「発想転換解答」の2通りの解答が付き、その他に0点を防ぐための「ゲリラ解答」が19題に付いてくるという、1題で3度美味しい構成になっている。

たとえば、同志社大の和文英訳(例題37・cf.P101)で
「日本人の季節感は鋭いとの説は、特に日本人にウケがいい。現代人について言うなら眉唾物だが、往時は確かにそうだった。」をどう訳すか。

【模範解答】は
The opinion that Japanese have a keen sense of the seasons is especially favored by the Japanese themselves. If it refers to the modern Japanese, the opinion is unlikely to be true, but it was certainly so years ago.

【発想転換解答】は、もし「opinion」という単語が本番で出てこなかったら、という方針で
We often hear that Japanese are sensitive to the seasons.Although this may not hold true among modern Japanese, but it was certainly so years ago.
(【ゲリラ解答】は最後に)

現役の本でかろうじてこの本に近い考え方をしているのは同じ元代ゼミのヤクザ先生山田弘師の「中学英語で大学入試英作文が解ける」ぐらいか。信じられないことに、コレだけの名著がamazonのマーケットプレイスで破格の安値で売られているということだ。確かに英作文の需要はそれほどあるとも思えないが、今更「和文英訳の修業」(文建書房)や「長文和文英訳問題の解き方」(旺文社)をやる金と暇があるのならこの本を手にした方がよほど効率よくコツが学べるはずである。

ゲリラ解答はこちら
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# by roudai | 2007-10-06 00:00 | 英語 | Comments(3)

収蔵品番号005 試験に強い子がひきつる本

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【タイトル】試験に強い子がひきつる本 偏差値40でも東大に入れる驚異の和田式受験法88
【著者】和田秀樹
【肩書】東京大学・医学部附属病院精神神経科(昭和60年東京大学卒業)
【出版社】潮流出版(ラッコブックス)
【サイズ】新書版
【ページ数】220頁
【目次】
<まえがき>
一章 親の意識革命の章 親が受験のことを何も知らんから子がダメになるんや
1 受験勉強ほどラクでトクな処世術はない!
2 『窓ぎわのトットちゃん』も『金八先生』も子供を救えない!
3 信じる奴だけが損をする「学歴不要論」
4 何が根性や!予備校の「精神主義」なんて大ウソだ!
5 学習塾などクソの役にも立たん!英会話塾など愚の骨頂や!
6 受験勉強は「積み木」ではない!「ぬり絵」なのだ!
7 名門校には入れなかったからダメだと決めつけるな!
8 「落ちこぼれの子」でも東大を狙わせろ!
9 「カスの親」から生まれても受験の王道は突破できる!
10 難問解けんでもIQ低くても受験勉強では勝てる!
11 「偏差値40」の"中流"の受験生でも東大を狙える!
12 勉強せんでもデキる「天才」なんておるもんか!
13 「思考力を鍛えろ」なんてウソや!
14 「教育ママ」のどこが悪い!
15 「エリート意識」のどこが悪い!
16 受験勉強ほどの「高額アルバイト」はほかにない!
17 自由に生きたきゃ金になる医者・弁護士を目指せ!
18 「イジメられっ子」のわが子を救う決め手はコレだ!
19 「後で遊べる」ことが子供にはエサになるんや!
20 東大が一番難しいなんてウソや!
21 "灘高の驚異"は「ハッタリ受験術」から生まれた!
二章 子育ての章 子供にやる気を起こさせるテクニック教えます
三章 受験指導の章 これだけで成績が上がる試験勉強の基本テクニック
四章 必殺受験術の章 合格点をとる各教科別必勝法はコレだ
<あとがき>
<付>
【初版発行年月日】1986年3月20日
【収蔵品発行年月日】1986年6月10日 初版第3刷発行
【収蔵品定価】880円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】300円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】和田秀樹「わが子を東大に導く勉強法」(PHP文庫)
【コメント】
目次の全てを引き写すのが面倒だったので、印象的な一章の見出しだけ引用した。
本書はあの和田秀樹氏の記念すべき処女作。関西のマイナーな出版社(その後倒産)から出ていた本にもかかわらず、高校時代にウチのオヤジがどこからか探してきて読ませられた。久々に再読して意外に内容を覚えているのに驚く。特に自分の早期英語教育反対論の源はここかと膝を打った。
「処女作にはその作家の全てがある」とよく言われるが、処女作から20年経っても和田氏の意見は大筋変わりがない。そして、まだ社会的名声を得ていない若者だからこその、青臭い、関西弁によるホンネ丸出しの意見が当時の建前論ばかりの受験技術書とは一線を画していた。ぶっちゃけ「[図説]超合格術」よりもこの本の方が何倍も直接効果のあるノウハウが詰まっていると断言できる。
版元倒産のため、3ヶ月で3刷も刷っているのに和田氏はこの本の印税をもらい損ねたそうだが、実は2003年にPHP文庫に再録されている。それが【代替参考書】に挙げた「わが子を東大に導く勉強法」である。文庫化に当たって、推薦する参考書を新しいものに差し替え、一部固有名詞が差し替えられている(山本浩二や横山やすし→イチローや松本人志)。

ちなみに差し替えられた参考書はざっとみたところ
「基本英文700選」(駿台文庫)→「入試英作文攻略の新技術」(桐原書店)
「赤チャート」(数研出版)→「青チャート」(数研出版)
「数Ⅰ演習」(アレフ社)・「大学への数学・新作問題集」(東京出版)→省略
「入試問題集」(数研出版)→「年度版大学入試攻略数学問題集」(河合出版)
「数学演習」(アレフ社)→「ハイレベル理系数学50テーマ150題」(河合出版)
「チャート式構文中心新英文解釈」(数研出版)→「基礎英文問題精講」(旺文社)
「古文要説」(駿台文庫)→「古文解釈の方法」(駿台文庫)
「漢文頻出問題」(中央出版)→「漢文道場」(Z会出版)
「試験にでる英単語」(青春出版)→「英単語ターゲット1900」(旺文社)
毛利良雄のシリーズ(研究社)→「安河内の英語をはじめからていねいに」(ナガセ)
大和和紀「あさきゆめみし」→出口汪「源氏物語が面白いほどわかる本」(中経出版)
「化学反応式ココが狙われる」(学研)→「化学反応式 高校すいすい暗記」(受験研究社)
「シグマベストよくわかる生物Ⅰ」(文英堂)→「生物ⅠB合格48講」(学研)

あと、新書版では88の項目が挙げられているが、文庫版では87に減らされている。削除された1項目とは、二章にある

35 パソコンでプラグマティックな考え方を身につけさせろ!

インターネット時代ではさすがに時代遅れか。

それ以外の内容はほとんど同じなのだが、残念なことに新書版の赤塚不二夫っぽいカット(画 齋藤あきら)が文庫版では全て削除されている。本文の内容を的確にまとめて記憶定着度を飛躍的に高める一助となっていただけに惜しい。
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# by roudai | 2007-10-05 00:00 | 受験情報 | Comments(0)