浪人大学付属参考書博物館

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昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
更新履歴
2017/08/22
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2017/08/19
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2017/05/03
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2017/04/08
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2017/04/01
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2017/1/29
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2016/9/24
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2016/8/13
収蔵品番号467
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2016/7/23
収蔵品番号200
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2016/06/12
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2016/03/23
収蔵品番号353
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2016/03/20
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収蔵品番号463
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収蔵品番号449
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2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
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2016/02/14
収蔵品番号477
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2015/09/07
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2015/08/29
収蔵品番号392
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2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
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2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
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2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
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2015/05/10
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2015/05/05
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収蔵品番号474
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2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
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2014/10/14
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2014/8/26
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2014/6/7
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収蔵品番号150
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2014/4/29
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2014/04/19
収蔵品番号430
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2014/03/30
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2014/3/25
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2014/02/26
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収蔵品番号020 試験にでる日本史

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【タイトル】試験にでる日本史
【著者】五十嵐和敏
【肩書】代々木ゼミナール講師/一橋学院講師
【出版社】青春出版社(青春新書)
【サイズ】新書
【ページ数】330頁
【目次】
はじめに
本書の使い方
Ⅰ 論述問題,これが重要個所のすべて
≪原始時代≫
≪国家の形成≫
≪古代国家の発展≫
≪古代国家の解体≫
≪中世社会の展開≫
≪中世から近世への転換≫
≪近世社会の成熟≫
≪近代日本の発展≫
Ⅱ 説明問題・穴埋め問題,これがキーポイントのすべて
1 文学・思想史
2 史学史
3 教育史
4 宗教史
5 美術史
6 法制史
7 中央官制
8 地方行政
9 兵制史
10 土地制度史
11 税制史
12 幣制・金融史
13 交通・運輸史
14 社会史
15 産業・技術史
16 近代の社会問題
17 兵乱・外征
18 外交・貿易史
19 近代外交史
Ⅲ 応用問題,活用できる重要項目
≪史料≫
≪年表≫
≪地図≫
索引
【初版発行年月日】1974年1月15日
【収蔵品発行年月日】1987年3月15日 第124刷
【収蔵品定価】780円(本体757円)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】
【コメント】
最近あまり本屋で見かけなくなってもう絶版かと思っていたら、意外やまだ現役(Amazonで購入可)だった本(現在は絶版)。
初版が1974年で一度も改訂されたことがないため、さすがに近現代史の部分は手薄で他の参考書に一歩譲るが、近世までの日本史をこれだけコンパクト(約200ページ)にまとめた上、読めば即論述問題対策となる参考書をほかに知らない。同じ路線を狙った「竹内の超速」シリーズ(KKロングセラーズ)なんて内容がスカスカで本書の足元にも及ばない。
Ⅱ、Ⅲの用語、史料、地図は今となっては基本レベルでこの辺がおろそかでは日本史を得点源にすることはできない。
今のヌルい参考書に慣れた受験生にとって図が少なく活字ばかりで滅入ってしまうだろうが、章ごとに分解して読むと挫折せずに読みきれる。受験勉強の最初に読むよりもある程度用語を覚えてから相互の関連を掴むのに向いている。本文自体が記述問題解答の書式を意識しているようなので、時間のあるときに丸写しするのも一つの上達法だろう。
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# by roudai | 2007-10-20 00:00 | 社会 | Comments(1)

収蔵品番号019 英文解釈ハイテクニック+α

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【タイトル】大学受験わらばんシート[英語]No.5 英文解釈ハイテクニック+α
【著者】岩渕育男
【肩書】河合塾講師
【出版社】教育社(ニュートンプレス)
【サイズ】A5
【ページ数】31頁
【目次】
●著者からのメッセージ●
1 おとぎ話の善と悪-切れ目がつかみにくい文章(一橋大)
2 日本の主婦達の職業進出とその背景-社会問題に強くなろう(横浜国大)
3 ハイスクールの生活-話し言葉との対決(慶応義塾大)
4 日米大学教育の比較-動名詞主語の復権(青山学院大)
5 イギリスの警察裁判所-設問の多い問題(上智大)
6 喫煙と学業成績の関係-単語の背負う意味(東京大)
7 象と一秒と、どちらが大きいか-要約は究極の長文読解(東京大)
8 イタリア語、体当たり-部分訳のバリエーション(日本女子大)
9 ことばでないことば-訳しても分からない文がある(お茶の水女子大)
10 英単語はいくつあるのか-段落ごとの要旨をつかむ(東京女子大)
11 知られざる英語の多様性-代名詞の重要性(明治大)
12 公園の国、英国の伝統-過去分詞のバラエティ(早稲田大)
13 世代間の確執-人称代名詞の落とし穴(筑波大)
【初版発行年月日】1989年12月25日
【収蔵品発行年月日】1989年12月25日 第1刷
【収蔵品定価】390円(379円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】
【コメント】
教育社(現・ニュートンプレス)は派手さはないが時折斬新な参考書を出してくるお気に入りの出版社であった(最近はあまり面白い本がないが)。中でもこの「わらばんシート」シリーズは1冊わずか30ページ程度、しかも当時としては例のない(先行して「実況中継」シリーズはあったものの)わらばん紙の参考書というトンデモないコンセプトだった。
著者からのメッセージの前に「編集長からのメッセージ」があり、

学参もダイエットが必要です!
「わらばんシート」のコンセプトは
大胆、手作り、反・網羅主義

と高らかに宣言している。

この編集長とはいったい誰なのか奥付を見たら、「ソク単」(文春新書)Z会から商標登録侵害で抗議を受けた(笑)晴山陽一氏だという。なるほど、栴檀は双葉より芳しと言うか昔から「いい仕事」をなさっていたようだ。著者は予備校講師だったり高校教師だったり色々だが、ちょっと一ひねりした内容に好感が持てる本が多かった。

で、この「英文解釈ハイテクニック+α」だが、出題校を見れば分かるように、この薄さに似合わずなかなか骨っぽい問題が多い。見開き2ページで1題ペースなので、全文訳などはなく、解答と急所の解説のみになっている。以前、旺文社に「15日完成」シリーズがあったが最近、直前用の薄いが手ごたえのある問題集をあまり見かけなくなった気がする。
この本でなければダメと言うわけではないが、参考書マニアなら1冊は持っておきたいシリーズである。
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# by roudai | 2007-10-19 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号018 数学Ⅰ・Ⅱの研究/数学Ⅰ・Ⅱ演習

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【タイトル】上級問題集 数学Ⅰ・Ⅱの研究/標準問題集 数学Ⅰ・Ⅱ演習
【著者】京都研学キャンパス・MAT/MAT
【肩書】
【出版社】MAT出版
【サイズ】A5
【ページ数】95頁/95頁
【目次】
第1章 方程式・不等式・関数
第2章 図形と式
第3章 3角比
第4章 ベクトル
第5章 基礎解析
第6章 確率
【初版発行年月日】1989年8月30日
【収蔵品発行年月日】1989年8月30日 初版発行
【収蔵品定価】750円(本体729円)/500円(本体486円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】6000円(セットで)~
【鑑定額】2500円(セットで)
【代替参考書】
【コメント】
半年ほど前、突如ヤフオクに異常な高値で出品された知る人ぞ知る問題集。出品を見た時には私以外に買った人間がいたんだと大変驚いた。
今を遡ること20年ほど前に本校の代々木ライブラリーの片隅にひっそり置かれていて、ふと手にとってその中身の濃さに仰天したことをいまだに覚えている。
出版元のMAT出版とは京都にある少人数制の予備校の研学キャンパス(住所が一致)のことであろう。関東人にはなじみが薄いが、名著「難問題の系統とその解き方 数学Ⅰ」の大塩達一郎師の肩書きで見たことがある。
センターテスト・シリーズと銘打っているものの、共通一次試験の難問だけではなく、1974年以前の東大一次試験の問題や、同時期の国公立大学の問題が予想問題として三分の一ほど収録されており、数Ⅰ・Ⅱのマーク式問題集の中では屈指の難問集と言える。「標準問題集」には132題、上級問題には87題収録されているが、標準問題集の演習A・B(計88題)は解答しか載っていない。よって上級問題集に比べて標準問題集の価値はだいぶ落ちる。
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# by roudai | 2007-10-18 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号017 マーク式英語問題演習

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【タイトル】実戦力アップ【マーク式】英語問題演習
【著者】帆糸満
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】三省堂
【サイズ】A5
【ページ数】219頁
【目次】
はしがき
マークシート攻略テクニック
【実戦力アップ】マーク式問題演習
第1回<大学入試センター試験>
第2回<大学入試センター試験>
第3回<私立大学入学試験>
第4回<私立大学入学試験>
第5回<私立大学入学試験>
マル秘かいせつ篇
マル秘1 アクセントの位置を知る方法
マル秘2 基本語法21
マル秘3 座臥往来の動詞
マル秘4 基本動詞が作る動詞句
マル秘5 時制の考え方
マル秘6 頻度の副詞と形容詞
マル秘7 なぜ受動態
マル秘8 前置詞の考え方
マル秘9 形容詞の後にくる前置詞
マル秘10 等位接続詞7つ
マル秘11 準動詞とは何か
Common Mistakes
ことわざ頻出問題
【初版発行年月日】1991年9月1日
【収蔵品発行年月日】1991年9月1日 第1刷発行
【収蔵品定価】880円(本体854円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★★★☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1500円
【代替参考書】帆糸満の基本語法とその問題集
【コメント】
以前取り上げた帆糸英語一気シリーズの後に出た帆糸師唯一の問題集型参考書。目立たない装丁の上、シリーズものの1冊だったために全く無名のまま消えてしまった。
左ページに問題、右ページに詳細な解説という珍しいレイアウトだが、問題よりも解説の量が多いため長文問題などは解説の位置が2ページ先に行ってしまい、英文の全文訳の解説などは、左ページに同じ英文が3回連続で出てくるという非常に苦しいレイアウトとなり、そのため、現在右ページで解説している対象の英文をわざわざ網掛けにするという手段をとっている。
今なら問題を別冊にしているだろうが、当時、英語参考書で問題を別冊にするという発想自体がなかったので仕方あるまい。
また、「英語一気シリーズ」では未刊に終わった帆糸式のパラグラフリーディングもその一端を垣間見せている(残念ながら系統だった形では書かれていない)。
よくやってしまうミスをまとめた「Common Mistake 100」などおまけも充実しておりサービス精神旺盛な野心作といえる。
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# by roudai | 2007-10-17 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号016 古文解釈法

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【タイトル】古文解釈法
【著者】三浦和雄
【肩書】早稲田大学講師
【出版社】明治書院
【サイズ】B6(ハードカバー)/B6(ソフトカバー)
【ページ数】318頁
【目次】
古文の読解力を段階的に養う法
第一章 古文解釈に必要な活用の知識
(一)動詞の活用原理と語意発見法
(二)活用によって意味の異なる語の見分け方と訳し方
(三)活用によって自他の区別のある語の見分け方と訳し方
第二章 係り結びの捕らえ方と訳し方
(一)「ぞ」の係り結び
(二)「なむ(なん)」の係り結び
(三)「こそ」の係り結び
(四)「や」の係り結び
(五)「か」の係り結び
第三章 和歌の解き方
(一)和歌の解き方第一手順-意味の切れ目を捕らえること
(二)和歌の解き方第二手順-意味の切れ目までを逐語訳すること
(三)和歌の解き方第三手順-和歌の修辞法を捕らえること
第四章 文の構造を目で捕らえる法
(一)主格の「の」か、同格の「の」か
(二)同格の「の」の用いられる場合の四型とその訳し方
(三)主部・修飾部をその末尾の助詞を手がかりにして一挙に捕らえよ
第五章 文の内容を目で捕らえる法
(一)「と」「とて」「など」を手がかりにして、言うことばを『』でくくる法
(二)「と」「とて」「など」を手がかりにして、思うこと・思われることなどの部分を()でくくる法
(三)挿入句を[]でくくる法
第六章 指示語の意味の捕らえ方
第七章 敬譲語と人物関係
(一)尊敬動詞とその重要性・用法・訳し方
(二)尊敬助動詞の用法と判別法
(三)謙譲動詞とその重要性・用法・訳し方
(四)尊敬・謙譲の語と人物関係
(五)敬譲後中、特に注意を要する語
あとがき
さくいん
【初版発行年月日】1967年1月25日
【収蔵品発行年月日】1972年3月30日 4版発行/1980年2月10日 9版発行
【収蔵品定価】430円/780円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★★★★
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】2000円
【代替参考書】関谷浩「古文解釈の方法」(駿台文庫)
【コメント】
「宇宙語」から「古文の読解」を経て次に出会ったのが本書である。
水道橋の古本屋の均一棚で何の気なしに手に取り、数ページめくっただけで既存の古文参考書とは一味も二味も違うことを直感して購入した。それは目次を見てもお分かりいただけるだろう。
「古文研究法」の世評が高いが、あの本の最大の価値は「第二部 精神的理解」にあって、構成上の最大の難点は最初に「第一部 語学的理解」を持ってきてしまい、なかんずく「語彙」をその先頭に持ってきてしまったために非常に初学者にとっつきづらい構成になってしまったことだ。「古文の読解」ではまず「むかしの暮らし」→「むかしの感じかた」→「むかしの作品」→「むかしの言いかた」と真っ先に「精神的理解」を持ってきているので、けっして気づいていないわけではなかったと思われるのだが。
この本は逆に、「語学的理解」の中で「解釈のテクニック」に関する部分だけを手際よく6つの段階に分類し公式化を試みた本で「語彙」と「精神世界」をバッサリ切り捨てた画期的な本であった。当時の評判を今となっては知る由もないが、5年で4版を重ねているのだから、それなりに売れたのであろう。
まず第一章で、語釈のためには動詞の活用を絶対に暗記しなけれことを筋道立てて説明してくれる。この「なぜ」にキチンと応えてくれる参考書もちょっと記憶にない。さらに第二章の係り結びについて約100ページを費やしているが、現在の古文の参考書でこれだけ丁寧に係り結びについて説明している本は絶無だろう。ちなみに「古文研究法」で係り結びについての項は5ページ、「古文の読解」も6ページしかない。
世間からは完全に忘れ去られた本なので、オークション等に出る可能性は絶無だろうが、もし見かけたら何をおいても入手すべき本であることは保証する。
P.S.調査の結果ソフトカバーも出ていたことが判明。
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# by roudai | 2007-10-16 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号015 私の大学合格参考書作戦’83年版

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【タイトル】私の大学合格参考書作戦’83年版
【著者】エール出版社
【肩書】
【出版社】エール出版社
【サイズ】新書
【ページ数】230頁
【目次】
1章 英語=私を合格させた参考書作戦
2章 数学=私を合格させた参考書作戦
3章 国語=私を合格させた参考書作戦
4章 理科=私を合格させた参考書作戦
5章 社会=私を合格させた参考書作戦
'83年度特集
*予備校先生評判記
*直前この一冊で一発逆転
*灘高校で使用した教材
*私の共通一次突破作戦
*私の通信添削利用法
*私たちのラジオ講座利用法
*早大国語の征服・なせばなる!
【初版発行年月日】1982年7月25日
【収蔵品発行年月日】1982年7月25日 第1刷発行
【収蔵品定価】780円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】評価不能
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】エール出版社「私の東大合格参考書作戦 2008年版」
【コメント】
前回の「大学参考書合格作戦」から3年後の本。ちょうど今から四半世紀前の勢力図になる。
英語は西尾孝師の絶頂期で、伊藤和夫師も「英文解釈教室」「英文法教室」が出揃い黄金期に入りつつある。
数学はほぼ変化なし。「数学超特急シリーズ」に反応があった程度か。
国語は相変わらず古文偏重。森島久雄氏の「新研究 現代国語」が入ったのは、信者がアンケート対象にいたため。
所々に出てくる旺文社の「VIPシリーズ」は今はまったく跡形もないが、タイトルを見る限り2次向けのハイレベル問題演習書の模様。

収録されている参考書リストを見る
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# by roudai | 2007-10-15 00:00 | 受験情報 | Comments(0)

収蔵品番号014 古文が宇宙語でなくなる日

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【タイトル】古文が宇宙語でなくなる日
【著者】吉川栄治
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】中道館
【サイズ】A5
【ページ数】230頁
【目次】
まえがき
第一講 まず「つなぎの言葉」から
第二講 言葉は世につれ国につれ
第三講 言葉のかたちはなぜ変わる?
第四講 古文征服最大の難所、<助動詞>山脈
第五講 昔の「昔」は十六倍
第六講 さまざまな未来
索引
あとがき
【初版発行年月日】1989年12月20日
【収蔵品発行年月日】1989年12月20日 第一版第一刷
【収蔵品定価】900円(本体874円)
【入手困難度】☆☆☆☆☆
【学力貢献度】★★★★★
【ヤフオク相場】150円~
【鑑定額】900円
【代替参考書】
【コメント】
ここまで絶版参考書ばかりを書き連ねてきたが、今回は刊行から18年経った今もAmazonで(都心の大型書店でも)新品を購入できる名著のご紹介。

90年代初頭、代ゼミ国語課でポスト土屋博映一番手の期待をかけられた人気講師がいた。それがこの吉川栄治師である。解釈の正統さといい、下ネタの切れ味といい、他の追随を許さなかったが、惜しくも滋賀大学に栄転され、今は教育学部の教授になられている。しかし、某青山学院大教授(元山口大教授)のように、象牙の塔へ入るにあたって、自らの受験参考書を絶版扱いにしなかった(させてもらえなかった?)ことで稀代の名著は細々とその命を長らえて今に至っている。

まえがきにはこうある。

★この本は「コ・ブ・ン」と聞いただけで心臓が縮み上がる人、学校のテストで50点以上とったことのない人、教科書をめくったとたんにめまいがする人、そんな人たちのために書きました。

この言葉にウソ偽りは全くない。わずか6題の問題を解くうちに古文を読む上で必要最小限の知識がするすると入ってきてしまう。使われている問題文も「土屋の[古文]」ユーモア編やナンセンス編(大和書房)のような堅くない古文ばかりなので非常に取っつきやすい。かくいう私も前述の「古文の読解」とこの「宇宙語」のおかげで<古文不適応症候群>から脱することが出来た。

「古文の読解」同様、初心者向けだからといって、説明を手抜いたり内容を低く抑えることなく、自主的に古文が学べるレベルまで導いてくれる。暴走族吉野やゴロあわせ板野に辟易している人は是非手に取ってほしい一冊。「土屋の古文講義・1」に手がつけられない生徒あたりが読むのが一番か。
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# by roudai | 2007-10-14 00:00 | 国語 | Comments(7)

収蔵品番号013 解き方直結 センター試験への現代文 小説

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第2刷
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第6刷

【タイトル】解き方直結 センター試験への現代文 小説
【著者】菅野朋哉
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】数研出版
【サイズ】A5
【ページ数】151頁
【目次】
ここからスタート! 「恐"小説"病」治療法
第一章 センター試験の小説問題をどう解くか
第二章 過去問題解説編
【一】北杜夫「幽霊」('90年度本試験)
【二】岡本かの子「鮨」(センター試験試行テスト)
第三章 過去問題演習編
【一】井伏鱒二「朽助のいる谷間」('89年度本試験)
【二】神西清「少年」('90年度追試験)
第四章 オリジナル予想問題演習編
【一】井上靖「魔法の椅子」
【二】室生犀星「幼年時代」
【三】野上弥生子「秀吉と利休」
【四】柏原兵三「長い道」
【五】尾崎一雄「こおろぎ」
オリジナル予想問題 解答・解説編
◎最後のおまけ
▽付録
【初版発行年月日】1991年3月1日
【収蔵品発行年月日】1991年7月1日 第2刷 1994年7月1日 第6刷
【収蔵品定価】720円(本体699円)→760円(本体738円)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】黒目邦治「パワーUP版 センター試験 国語[現代文・小説]の点数が面白いほどとれる本」(中経出版)
【コメント】
代ゼミ屈指の超大物(爆)現代文講師、菅野朋哉師のおそらく唯一の著書。「数研の受験パック」の模様替えに伴い、2パターンの表紙がある。
この本が出た当時、小説専門の問題集型解説書といえば「田村の現代文講義4」(代々木ライブラリー)くらいしかなく、文学部を受ける生徒以外は小説問題を解く機会はセンターくらいしかないので、センター小説に特化した方針は他人と差をつける秘密兵器となり得た。
151頁でわずか9問しか収録されていないので、1問あたりの解説は非常に丁寧だ。問題を解くための9つのテクニックを一応提示した上でその使い方を説明していくが、あくまで説明のための手段で鬼面人を脅かすようなテクニックではない。この辺が「追跡」などと大上段に構えながら、その手段を提示しない「新釈現代文」などとは違うところである。
現在は「センター小説」に特化した本もちらほら見かけるため、この本の絶対的優位性は薄れたが、それでもまだこの本を越えたといえるものはないだろう。
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# by roudai | 2007-10-13 00:00 | 国語 | Comments(1)

収蔵品番号012 チャート式 受験演習数学Ⅰ・Ⅱ・A・B

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【タイトル】チャート式 受験演習数学Ⅰ・Ⅱ・A・B Ver.1.0 85日完成
【著者】斎藤恭司
【肩書】京都大学教授・理博
【出版社】数研出版
【サイズ】A5
【ページ数】271頁
【目次】
第1章 数と式
第2章 方程式・不等式と関数
第3章 図形と式
第4章 三角・指数・対数
第5章 数列
第6章 微分法
第7章 積分法
第8章 ベクトル
第9章 複素数平面
第10章 場合の数,確率
【初版発行年月日】1997年4月10日
【収蔵品発行年月日】2002年4月1日 第8刷
【収蔵品定価】1000円+税
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】200円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】鳥山昌純「文系数学の良問プラチカ―数学I・A・II・B」(河合出版)
【コメント】
近頃辛口の「チャート式」がないとお嘆きの貴兄に、というコピーを送りたくなる骨太の「チャート式」。基本例題(71題)→例題(69題)→EX(135題)→主題(20題)と各分野の基本問題(と言っても一応入試問題)から難関国立大の問題まで押さえた良書。数研出版の問題集には珍しく巻末解答まで別解が丁寧に納められ、解答の途中に時折挿まれる「LECTURE」もタメになる。意外に国立文系志望者向けの問題集型参考書で中堅以上にピッタリ来る本が見当たらないだけに絶版は残念。
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# by roudai | 2007-10-12 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号011 古文の読解

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【タイトル】スキンシップゼミ 古文の読解
【著者】小西甚一
【肩書】筑波大学名誉教授
【出版社】旺文社
【サイズ】B6
【ページ数】343頁
【目次】
はしがき
プロローグ
第一章 むかしの暮らし
第二章 むかしの感じ方
第三章 むかしの作品
 その1 ジャンルのはなし
 その2 時は流れる
第四章 むかしの言い方
 その1 ヴォキャブラリー
 その2 太っ腹文法
 その3 用心文法
 その4 敬語さまざま
第五章 解釈のテクニック
 その1 解釈と歴史の眼
 その2 全体感覚
 その3 解釈から鑑賞へ
第六章 試験のときは
エピローグ・アンコール
重要事項語句索引
所収例文索引 
【初版発行年月日】1962年6月5日(初版)1981年10月10日(改訂版)
【収蔵品発行年月日】重版発行 1988年
【収蔵品定価】680円
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1500円
【代替参考書】小西甚一「古文の読解」(ちくま学芸文庫)
【コメント】
今年5月にお亡くなりになった小西甚一氏は日本文学研究において国際的な業績を遺された大学者であると同時に、日本受験参考書史に一時代を画した名著「古文研究法」(洛陽社)の著者でもある。
ホンモノの学者がその蘊奥を傾け、比類なき誠実さをもって書き上げた「古文研究法」は未だにその輝きを失わないが、いかんせん完璧を期したために受験レベルをはるかに超え、初学者が手に取るには難しすぎるきらいがあった。
伊藤和夫師の名著「英文解釈教室」(研究社出版)に「ビジュアル英文解釈」(駿台文庫)があるように、「古文研究法」にも「ビジュアル古文研究法」にあたる本が存在したことを知る人は少ない。それがこの「古文の読解」である。
小西氏が亡くなられた直後から思い出したようにヤフオクに上がりだし、出ると異常な高値を呼んでいるが、中身自体は「古文研究法」を講義体で書き直し、初学者向けに敷居を下げたものである。
とはいっても和歌の鑑賞についてなどは非常に高度なレベルまで解説しているし、なにより小西氏は英語が堪能なので古文を英語に置き換えて解説するという並の教師にはとても真似できない芸当を見せてくれる。
私も浪人時代に「古文研究法」に挫折してこの本に救われたクチなので、この本の復刊を希望してやまない。

P.S.復刊されたのでリンクとヤフオク相場を修正しました。
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# by roudai | 2007-10-11 00:00 | 国語 | Comments(18)