浪人大学付属参考書博物館

roudai.exblog.jp
昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
更新履歴
2017/04/08
春のイベントのお知らせに通販状況を追加しました。

2017/04/01
春のイベントのお知らせに当日の注意事項を追加しました。

2017/1/29
収蔵品番号222
のレビューを追加しました。

2016/9/24
収蔵品番号420
のレビューを公開しました。

2016/8/13
収蔵品番号467
のレビューを公開しました。

2016/7/23
収蔵品番号200
の復刊情報とレビューを追記しました。

2016/06/12
発行書籍番号006
の紹介記事を追記しました。

2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
のレビューを公開しました。

2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
のレビューを公開しました。

2016/02/14
収蔵品番号477
のレビューを公開しました。

2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
の復刊情報を追加しました。

2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
のレビューを公開しました。

2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
の改訂版情報を追記しました。

2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
のレビューを公開しました。

2015/05/10
収蔵品番号478
収蔵品番号484
のレビューを公開しました。

2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
収蔵品番号475
のレビューを公開しました。

2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
収蔵品番号400
収蔵品番号402
のレビューを公開しました。

2014/10/14
収蔵品番号398
収蔵品番号397
収蔵品番号396
のレビューを公開しました。

2014/8/26
発行書籍番号011
発行書籍番号012
の委託販売を開始しました。

2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
収蔵品番号103
の代替参考書を変更しました。

2014/4/29
収蔵品番号434
のレビューを公開しました。

2014/04/19
収蔵品番号430
の代替参考書を変更しレビューに情報を追記しました。

2014/03/30
収蔵品番号357
の電子版復刊情報を追加しました。

2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
収蔵品番号431
のレビューを公開しました。

2014/02/26
収蔵品番号086
収蔵品番号347
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収蔵品番号393
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収蔵品番号431 センター試験の数学が3日でわかる本

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初版
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第3刷
【タイトル】細野真宏のセンター試験の数学が3日でわかる本 PART-1
【著者】細野真宏
【肩書】
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】115頁+別冊51頁
【目次】
問題一覧表
Chapter 1.場合分けが必要な最大・最小問題(数Ⅰ)
Chapter 2.指数・対数関数Ⅰ(数Ⅱ)
Chapter 3.指数・対数関数Ⅱ(数Ⅱ)
One Point Lesson
    組立除法と因数分解について
    +
    指数の基本的な公式について
Point一覧表~索引にかえて~
【初版発行年月日】1996年10月30日
【収蔵品発行年月日】1996年10月30日 初版発行/1997年7月10日 第3刷発行
【収蔵品定価】1000円(本体976円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】1500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】細野真宏「細野真宏の数学が本当によくわかる本 2次関数と指数・対数関数が本当によくわかる本」(小学館)
【コメント】
「1QQ4」で取り上げたように、同一内容ながら背表紙(青→緑)や「PART-1」の表記などが異なる。
表題こそ「センター試験数学」だが、扱う範囲は最大・最小問題と指数・対数関数。しかも、最大・最小はわずか24頁しかなく大半が指数・対数関数という非常にニッチな内容。この時点で既に「面白いほどわかる本」シリーズのVersion1.0は全て刊行されており、内容の重複を避けようとしてこうなったと思われる。
確かに指数・対数関数を苦手とする生徒は多いのだが、他の細野本と比較して内容的に平凡で、これをもって「センター対策」と銘打つのはどうかと思う。
現在では同じ範囲をカバーする代替参考書が出ており、こちらの方が頁数が多い(問題数も多い)こともあり、敢えてこの本をプレミア付きで買う必要は無いだろう。
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by roudai | 2014-01-21 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号349 読むだけで楽しく学べる文化史

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【タイトル】八柏龍紀の理解する日本史 読むだけで楽しく学べる文化史 龍の手引き書 文化史編
【著者】八柏龍紀
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】152頁
【目次】
はじめに
古代の文化
 ★飛鳥文化
 ★白鳳文化
 ★天平文化
 ★弘仁・貞観文化
 ★国風文化
 ★院政期の文化
中世の文化
 ★鎌倉文化
 ★室町文化
近世の文化
 ★安土・桃山文化
 ★江戸前期文化
 ★江戸後期文化
近現代の文化
 ★明治期の思想・文化
 ★大正・昭和の思想・文化
【初版発行年月日】1999年10月20日
【収蔵品発行年月日】1999年10月20日 初版発行
【収蔵品定価】1000円+税
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】105円
【代替参考書】神原一郎「日本文化史の整理と演習」(河合出版)
【コメント】
八柏師の「龍の手引書」シリーズ第2弾。「はじめに」を見ると1日1時間で1週間かけて読み終えるよう作られているという。最初に穴埋め形式の板書があり、あとに講義体で板書についての説明という構成で板書自体は良くまとまっている。

しかし、講義部分に問題が多く、気になる箇所に付箋を付けだしたらアッという間に付箋だらけになってしまった。

まず気になるのが歴史名辞のルビで、○教新聞やハリポタのように全編ルビなら良いのだが中途半端にルビが振られていて、難しそうなところに振ってなかったり、簡単なところに振っていたり理解不能なケースが目立つ。それだけならまだしも、一通り日本史を学んできた人間が見てそんな読みだったっけ?と首をひねる箇所がそこかしこにある。

例えば
仁王経(におうきょう)
山家学生式(さんががくしょうしき)
三教指帰(さんぎょうしいき)
選択本願念仏集(せんじゃくほんがんねんぶつしゅう)
六諭衍義大意(ろくゆえんぎたいい)
国性爺合戦(こくせいやかっせん)
海保青陵(かいほうせいりょう)
大蔵永常(おおくらひさつね)
とリンク先の権威ある事典とは違う「読み」が載っている。

もしかしてこれらは単なる誤植なのかもしれないのでまだ罪は軽いが、以下の記述はリップサービスのつもりで無知をさらけ出しているのだから笑えない。
世阿弥は、『風姿花伝』『花鏡』『申楽談議』などを著していることも要チェック。この『風姿花伝』は『花伝書』でもOK。この中で世阿弥は、「時分の花」について説いています。それはどういうことか?というと、わたしたちには「花」があるというわけです。我々の周りにも生まれつき「花」を持った人っているでしょ。よく集合写真で、カワイイとかカッコイイとかで目立つのではなくて、初めて見た写真なのに「これ誰」って、思わず目立っちゃう人がいますよね。混雑した中で待ち合わそしても、すぐに見つけられる人、目立つ人、そうした人を「花」のある人なんていいませんか.世阿弥は、そうしたものを「花」として、若い人は、そういった「花」を持つと見ていたのです。でも、年をとると、美しさはだんだん抜けて、醜くなり、心のゆがみが顔に現れたりしますよね。若いときはある程度の「花」の美しさ」は持てるけれども、それは若さゆえの「時分の花」でしかないのであって、年を取るとそれは難しい。たから、年を取っていても自分の年齢たとか、生き方だとかが滲み出るような形にしなければ、「時分の花」は生まれない。じゃあ、それは何で生まれるか、というとそれはやはり「稽古を積む、自分を鍛練すること」だと。つまりは、心の豊かさを持たなくてはならない。でも能をやらない我々にとってのそれは「精神的な鍛練」なのですね。それが本当の「花」であると世阿弥は書いています。例えば、なんかこう、凛としているおばあさんだとか、電車の中でもスーっとしている素敵なおじさんとかいますよね。あれは内面から滲み出る「時分の花」を持っている人なのですよ。年を経てますます格好良くなるおじいさん。年を重ねるごとに美しくなるおばあちゃん。そうした生き方に、もっとわたしたちは、目を向けていかなければなりませんね。わたしも、若さを気取ったり、若くないことを嘆く中年にはなりたくないですね。(76~7頁)
あまりに酷すぎてどこから突っ込めばいいか見当も付かない。「風姿花伝」について少しでも知っていればこんな嘘八百を並べることはあり得ない。
「風姿花伝」の「第一 年来稽古条々」にこうある。
十二三より
 この年のころよりは、はや漸々声も調子にかかり、能も心づくころなれば、次第次第に物数も教ふべし。まづ童形なれば、なにをしたるも幽玄なり。声も立つころなり。二つの便りあれば、悪きことは隠れ、よきことはいよいよ花めけり。おほかた、児の申楽に、さのみにこまかなるまねなどは、せさすべからず。当座も似あはず、能もあがらぬ相なり。ただし、堪能になりぬれば、なにとしたるもよかるべし。児といひ、声といひ、しかも上手ならば、なにかは悪かるべき。さりながら、この花は真の花にはあらず。ただ時分の花なり。去れば、この時分の稽古、すべてすべちやすきなり。さるほどに、一期の能のさだめにはなるまじきなり。このころの稽古、やすきところを花にあてて、わざをば大事にすべし。はたらきをも確やかに、音曲をも、文字にさわさわとあたり、舞をも、手をさだめて、大事にして稽古すべし。
世阿弥は「時分の花」という言葉を八柏師のようなプラスの意味で用いていない。むしろ「若い内だけのかりそめのもの」としてマイナスに見ている。
二十四五
 (略)されば、時分の花を、真の花と知る心が、真実の花に、なほ遠ざかる心なり。ただ人ごとに、この時分の花におきて、やがて花の失するをも知らず。初心と申すは、このころのことなり。一公案して思ふべし。わが位のほどほどよくよく心得ぬれば、そのほどの花は、一期失せず。位より上の上手と思へば、もとありつる位の花も失するなり。よくよく心得べし。
とあるように世阿弥が目指すのは「真実の花」であって、「時分の花」を「真の花」と勘違いすることは「真実の花」から遠ざかると言っている。
○芸能…出雲の阿国は実は出雲出身ではないみたい。当時、京の四条河原でパフォーマンスをする際にわざと京都から遠い地名をつけることで、よりエキゾチックな雰囲気を醸し出したのだろうね。それに出雲大社からの「神」のイメージもあって、それもよかったみたい。いわゆる芸名。ちなみに「源氏名」って知ってる?これも芸名だけど、どうしてかというと『源氏物語』って本当の名前を使わず、そこはかとなくその人物をしのばせるような名前を使うでしょ、そこから付いたんだよ。(89頁)
はい、ダウト。「源氏物語」本体がどうのこうのではなく、巻名にちなんだ名前を付けたというのは「オトナの常識」だと思うが、高校生相手と思ってナメているとしか思えない。
 さて、古学の説明の前に、孔子・孟子の時代に文字は何に書かれたと思いますか?実は、このころまだ木簡は用いられず、鹿の骨などに文字を書いたんだよね。つまり、甲骨文字ってわけ……。骨って短いでしょ、たから短文。要するにエッセンスしかそこに書けなかったのです。例えば、「巧言令色鮮矣仁」なんかその代表ですよね。ところで、そんなわけたから文章の短いぶんあとからいろんな解釈が成り立つことになって、そんなとこから、朱子学や陽明学などの考え方の違う学派が出てきたというわけなんです。(97頁)
孔子が活躍したのは春秋時代(B.C.500ごろ)、甲骨文字が用いられたのは殷代(~B.C.1046)で時代が全く違う。紙はまだ発明されていないが、「韋編三絶」の言葉があるように当時孔子が読んでいた「易経」は竹簡を束ねたもので、もちろんその後の「論語」も同様で骨に刻むわけがない。多少なりとも「論語」を読んでいれば、「子曰巧言令色鮮矣仁(学而第一)」や「子曰君子不器(為政第二)」「子曰有教無類(衛霊公第十五)」といった短いフレーズの方がむしろ例外なのは常識で、「論語は短文」などという口からデマカセは絶対に出てこない。
◆蘭学の発達◆
 蘭学が発達して来た経緯は、まず八代将軍吉宗が実学を奨励したことに始まっています。キリスト教以外の書籍は輸入してよいという「漢訳洋書の輸入の禁」の緩和がなされ、そのため、一気に外国物が入ってきたのです。ちなみに競馬のあのサラブレッド系のアラブ種もこの時期に入ってきて、現在の千葉県・佐倉市に放牧場をつくりました。だから、蘭学の祖はこの吉宗といってもいいでしょうね。(110頁)
ロクに知りもしないのに知ったかぶりをして墓穴を掘るあたり石原千秋の同類なのだろう。アラブ種を元に改良を続けた結果、血統表が全て三大始祖にたどり着くのがサラブレッド(Thoroughbred)で、アラブ種とサラブレッド種は別の品種である(サラブレッド種に25%未満のアラブ種の混血が起こるとサラ系種と区別される)。

また、記述・論述を売りにしている(現在「東大日本史」担当!)割に、日本語がおかしかったり前後関係に飛躍があって意味が通じないところがある。
この大村益次郎をついでに述べると、この人は長州藩の村医者の子供で百姓身分、名前は、本当は村田蔵六っていうんです。でもメチャメチャ頭もよく、そこで適塾で勉強することになった。ところが、彼は医学ももちろんだけど、西洋全般についての理解力が抜群で、それが幕府の目に止まり、スカウトされて旗本格まで昇り詰めちやったんだよ。でもある日突然辞めて、長州に帰って村医者に戻り暮らしでいると、今度はその能力を買った宇和島藩・伊達宗城に呼ばれて、宇和島藩で町医者となったのね。その時ちょうどペリ一が来航していて、宗城が「あれと同じもの造れないか?」っていわれて、益次郎は、そういえば長崎でその図面を見たことがあるってことで、その図面をもとに蒸気船を造ってしまった話が残っています。当時、蒸気船を造った藩はこの字和島藩と鍋島藩、薩摩藩の三藩だけ。見たたけで蒸気船造るって、これスゴイよね。あとに出てくる洋学者の佐久間象山も乾電池を見たたけで同じものを造ってしまったという話が残っているんだけど、日本人のそういう技術って素晴らしいものがありますね。そんなわけで、こんな優れた人材をほっとけないということで、益次郎は戊辰戦争の持に官軍の総大将に任ぜられたということです。(112~3頁)
大村益次郎については司馬遼太郎「花神」を読んだ程度だが、それでもこの記述に違和感を覚える。
村田蔵六の前半生は長州→日田咸宜園→適塾→長崎→適塾→長州→(黒船来航)→宇和島藩→長崎→江戸鳩居堂→蕃書調所であり、まず順番がおかしい(適塾からいきなり幕府って新井白石じゃあるまいし)。だいたい宇和島藩主に呼ばれて何で町医者になるのか(嗤)。そして江戸在住のまま長州藩士となり長州征伐の幕府軍を相手に石州口で圧勝。その実績から官軍を指揮するようになったわけで、八柏師の言い方では幕府にいた人間がいつの間にか官軍(倒幕軍)の総大将になってしまっている。

「週刊金曜日」が主催の講座
などに出ているので天皇・皇室を揶揄する記述やこんな記述もある。
●国家主義思想の台頭…列強の圧力に対して、明治20年~30年(1880年代後半)のころから、国家主義思想が台頭してきます。ちょうど、自由民権運動が下火になって、こういう国家主義が出てくるんです。思想って面白いもので、今もそんな感じになってますよね。戦後三十年くらいは、左翼的な思想が中心たったのですが、それが飽きられて右翼的な思想になっていますよね。思想も持代の要請、しょせん流行りすたりのあるもので、いま本屋に行って歴史関係の平積みにしてある本といえば、ほとんどが、小林よしのりだとか藤岡信勝、ほとんどが強面の右翼的な論客が揃い踏みって状況ですよね。これなんかも、そのうち飽きられ、誰も見向きもしなくなるでしょうね、そのうち……。(133頁)
などという負け犬の遠吠えは見苦しいし、参考書に書くべき内容とも思えない。

さっさと消えたのも当然の内容で、残念ながら文化史に関しては代替参考書の圧勝だろう。
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by roudai | 2012-07-31 00:00 | 社会 | Comments(4)

収蔵品番号333 33の問題文を読むだけで覚える日本史

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表紙カバー
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中身
【タイトル】八柏龍紀の33の問題文を読むだけで覚える日本史 龍の手引き書 基礎演習編
【著者】八柏龍紀
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】150頁
【目次】
はじめに
Ⅰ.古代
 第1講 縄文時代から古墳時代までの生活史を考える!
 第2講 正誤問題で古代の政治・外交を解く!
 第3講 律令制と奈良時代の政治について考える!
 第4講 菅原道真を通して平安時代の政治を見る!
 第5講 荘園について考える!
 第6講 史料問題から武士の台頭を考える!
Ⅱ.中世
 第7講 鎌倉幕府の成立から武家政権を考える!
 第8講 中世の社会・経済をいろいろ考える!
 第9講 中世の―揆についてその動きを見る!
 第10講 中世の外交の動きを知る!
 第11講 南蛮文化の伝来を探る!
 第12講 中世政治史のまとめ
Ⅲ.近世
 第13講 秀吉と家康の政治を見る!
 第14講 徳川幕藩体制の確立を考える!
 第15講 文治政治を考える!
 第16講 三大改革を史料で読み解く!
 第17講 江戸時代の農業・産業・交通を問う!
 第18講 幕末の動乱を見る!
Ⅳ.近代・現代
 第19講 明治新政府の成立を考える!
 第20講 自由民権と明治の外交を人物を通して考える!
 第21講 内閣・政党の変遷を探る!
 第22講 近現代の経済史を学ぶ!
 第23講 近現代の女性史を探る!
 第24講 近現代の史料から時代を考える!
 第25講 戦後の内閣の動きから現代史を考える!
Ⅴ.総合問題
 第26講 古代史の正誤問題を解く!
 第27講 中世史の正誤問題を解く!
 第28講 近世の正誤問題を解く!
 第29講 近現代の正誤問題を解く!
 第30講 文化史の正誤問題を解く!
 第31講 初見の史料で文化史を考える!
 第32講 どれだけの年号がチェックできるか!
 第33講 歴史地理と論述の問題を考える!
重要元号チェック
あとがき
【初版発行年月日】1997年4月25日
【収蔵品発行年月日】1997年4月25日 初版発行
【収蔵品定価】1000円+税
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】石川晶康「日本史B標準問題精講 4訂版」(旺文社)
【コメント】
収蔵番号が333と3並びの番号なので「333」を探したが、無かったので「33」がタイトルにあるこの本を。
表紙カバーは「蛍雪ライブ」シリーズだが、めくると中は「蛍雪アルシェライブ」シリーズのデザインというあたりに旺文社迷走期のシリーズらしさを見る。代ゼミのポスト「菅野・前田」として一定の地歩は築いたものの、今ひとつブレイクしきれていないのは生徒がゆとり世代になったからだろうか。
タイトルはいささか大仰だが、中身は改題した入試問題文をベースにポイントをまとめたオーソドックスな問題集。ただ、数を絞ったために「基本演習」と銘打った割に穴だらけで、問題自体も正解率70~80%を設定している割に結構難しめと中途半端な内容。同タイプとしては代替参考書の方が質量共に充実している(本当は旧版を推したいが絶版なので現行品を挙げる)。
八柏師が慶應卒のため、福澤諭吉に関するエッセイやら、秋田出身のため東北に関するエッセイが載っている(出題自体は特に慶應に偏っていない)。
所々に「はみだしメモ」と題した入試にはまず出ないであろう豆知識が載っているが、本文に全く関係のない桐生悠々の「関東防空大演習を嗤ふ」を突然持ち出して持ち上げたり(cf.山本夏彦「笑わぬでもなし」)、全文でただ一人樺美智子だけ「さん」付けしている辺りに八柏師の思想信条がよく現れている。
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by roudai | 2012-04-10 00:00 | 社会 | Comments(0)

収蔵品番号327 古文総攻撃<基礎編>

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【タイトル】木寺淳浩の古文総攻撃<基礎編>
【著者】木寺淳浩
【肩書】代々木ゼミナール専任講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】175頁
【目次】
はじめに
第1講 説話で入門[出典『十訓抄』『古今著聞集』]
第2講 歌物語で基礎確認[出典『伊勢物語』『大和物語』]
第3講 伝記物語で基礎制覇[出典『竹取物語』『落窪物語』]
第4講 日記で慣れる一人称作品[出典『更級日記』『和泉式部物語』]
第5講 敬語法一気攻略 随筆作品[出典『徒然草』『枕草子』]
【初版発行年月日】1999年2月25日
【収蔵品発行年月日】1999年2月25日 初版発行
【収蔵品定価】本体952円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】
【コメント】
予備校の1学期の授業に相当する内容をコンセプトとした問題集型参考書。2学期分は<実践編>として出ているが、旺文社迷走期のためか流通量が少なく、古文の参考書としては異例の高値が付いている。<基礎編>も一時期同様だったがだいぶ見かけるようになった。
各講ごとに実用本位必出古文単語(ノルマ30語)→例文暗記省エネ文法→読み単で覚える古文常識→入試問題で固めるネットワークの文学史→ジャンル別スーパー長文読解(A・Bの2題)の順に並べられており、順を追って読んでいけば最後の長文読解が解けるようになっている。
これも処女作らしくページ数の割にはごちゃごちゃしたレイアウト(解説部分は全て2段組)で詰め込まれており、内容が詰まっていると見るか、窮屈で息苦しいと見るかで評価は分かれそう。ギリギリまで詰め込んだ結果、索引がないのも不親切か。
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by roudai | 2012-02-28 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号291 とことん数学Ⅰ・A

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【タイトル】今野和浩のとことん数学Ⅰ・A
【著者】今野和浩
【肩書】日本教育フォーラム・プレカレッジコース数学科講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】182頁
【目次】
第1講 2次関数
第2講 数と式(整式・論理)
第3講 三角比
第4講 個数の処理と確率
第5講 数列
第6講 2次関数の応用
第7講 数と式(整式・論理)の応用
第8講 三角比の応用
第9講 個数の処理と確率の応用
第10講 数列の応用
補講 入試直前基礎力ファイナルチェック
【初版発行年月日】1999年6月30日
【収蔵品発行年月日】1999年6月30日 初版発行
【収蔵品定価】本体952円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】今野和浩「センター力UP!はじめからわかる数学Ⅰ・A」(学研)
【コメント】
一時期話題となった「日本教育フォーラム」所属の今野師だが、最近は「日本教育フォーラム」という名前を聞くことも少なくなった(名古屋にはまだあるようだが)。Amazonの著者略歴によれば、昨年で代ゼミを勇退して自身が主宰する数専フォーラムに専念されたとのこと。そういえば昨年突然フレックスサテラインに出講して驚かせてくれた定松師も代ゼミを辞められて自身の私塾に専念されている。2000年を境にベテラン講師を一掃して一気にショボくなった「講師の代ゼミ」が再度スケールダウンの時を迎えているのだろうか。

蛍雪ライブシリーズでは、今野師と同じ「日本教育フォーラム」会員の真下雅浩師とが揃って「とことん数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」を出しており、大変紛らわしい。普通は1人に両方任せるか、1教科ずつ担当者を替えるかするものだが。

本書は今野師がこだわる「Frame(思考の枠組み)」を用いてセンターから文系二次程度の良問を分かりやすく解説している。最近のクドい参考書に比べると式変形の箇所などは至極アッサリだが、効果的に赤字のコメントを入れることでスッキリした構成になっており、収録した問題数はわずか40題(他に解答のみ30題)ながら泥臭い方法とスマートな別解を比較したりしたLecture部分が存外個性的でタメになる。
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by roudai | 2011-07-05 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号271 英語入試頻出語法100

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【タイトル】西谷昇二の英語入試頻出語法100
【著者】西谷昇二
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】136頁+CD2枚(69分・74分)
【目次】
本書の利用法
PROGRESS・1 動詞編 ver.1 5文型
PROGRESS・2 動詞編 ver.2 頻出語法
PROGRESS・3 動詞編 ver.3 同一内容シリーズ
PROGRESS・4 動詞編 ver.4 [V] A [前] B 型
PROGRESS・5 動詞編 ver.5 基本動詞の熟語(句動詞)
PROGRESS・6 名詞・代名詞編
PROGRESS・7 形容詞編
PROGRESS・8 副詞編
PROGRESS・9 前置詞編・一般用法(pt.1)
PROGRESS・10 前置詞編・一般用法(pt.2)
頻出語法100総索引
【初版発行年月日】1997年6月27日
【収蔵品発行年月日】1997年10月1日 第3刷発行
【収蔵品定価】3000円+税
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】3500円~
【鑑定額】3000円
【代替参考書】
【コメント】
代ゼミデビュー以降20年にわたってトップクラスの人気を誇る西谷師の数少ない解説音声付き参考書。正規販売されたものは館長の知る限り、これと「西谷昇二の入試英語読解最強アイテム100」しかないはず(他に雑誌付録CDがある程度)。最近はCD付きの参考書も珍しくないが、当時はまだだいぶ高い代物だった。
久しぶりに聞く西谷師の声は館長が受講した頃と全く変わらず、この歳になって聞くとこっ恥ずかしい煽り文句もそのままだ。まだ右も左も分からぬ高校生なら素直に受け取れるのだろうが。
100題強の英文法問題を元に、解説の中で派生する語法のポイントを丁寧に熱く語ってくれる。通して聞くと疲れるので、空いた時間に数項目ずつ聞くのがベストか。
テキストも入試レベルで聞かれることをコンパクトにまとめた内容で(完全書き下ろしではなく西谷師の講義テキストからの転載と思われるが)、これを完璧にマスターできたら文法・語法問題が足を引っ張ることはなくなるだろう。
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by roudai | 2011-02-15 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号214 青木邦容の現代文読解革命

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【タイトル】青木邦容の現代文読解革命 現代文・マークシート問題はこれで完ペキ
【著者】青木邦容
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】192頁
【目次】
叫ぶか黙るか、今高鳴る青木現代文のシンフォニー
本書の使い方
①時と場合でポン!
②語句のグルーピング/仲間を捜せ!
③長文読解は「同じことの繰り返し」をチェックせよ!
④比喩表現は前後の文脈から類推すべし!
⑤因果関係パターンをドントミッシング!
⑥抽象論はまず設問をチェック!
⑦趣旨判定は「ブツ切り」が最高!1
⑧趣旨判定は「ブツ切り」が最高!2
⑨正解選択肢はこうやって見抜け!
あとがき
【初版発行年月日】1997年4月25日
【収蔵品発行年月日】1998年3月10日 第2刷発行
【収蔵品定価】1200円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】青木邦容「基礎から学べる入試現代文」(代々木ライブラリー)
【コメント】
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by roudai | 2010-02-02 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号178 解決!イングリッシュ

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【タイトル】1日1セット20日完成 解決!イングリッシュ
【著者】福崎伍郎・柴田卓也
【肩書】河合塾/東進ハイスクール講師・東進ハイスクール講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】304頁
【目次】
はじめに
The making of "解決!イングリッシュ"
本書の特徴と使い方
STEP 1 基本アイテムを揃えよう!(基礎編)
 1日目 自動詞の作る文型をマスターしよう!
 2日目 他動詞が作る文型
 3日目 SVOC型をきわめよう!
●STEP 1 確認テスト
STEP 2 基本アイテムをパワーアップさせよう!(応用編)
 4日目 カタマリを見抜こう!
 5日目 『不定詞』というカタマリを学ぼう!
 6日目 『動名詞』というカタマリを学ぼう!
 7日目 『分詞』というカタマリを学ぼう!
 8日目 『接続詞』というカタマリを学ぼう!
 9日目 『関係詞』というカタマリを学ぼう!
10日目 『疑問詞』というカタマリを学ぼう!
●STEP 2 確認テスト
STEP 3 基本アイテムを駆使して、さぁ出発だ!(実戦編)
11日目 実戦問題
12日目 実戦問題
13日目 実戦問題
14日目 実戦問題
15日目 実戦問題
16日目 実戦問題
17日目 実戦問題
18日目 実戦問題
19日目 実戦問題
20日目 実戦問題
あとがき
【初版発行年月日】1998年3月24日
【収蔵品発行年月日】1998年3月24日 初版発行
【収蔵品定価】1000円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】「井川治久の超基礎英語塾 超基礎英語わかりすぎる!」(学研)
【コメント】
ありそうで無かった読者参加型の受験参考書。有名予備校講師2人が監修しているので、某「カリスマ大学生」シリーズのような素人仕事と比べて(比べるのも失礼だが・笑)完成度が高い。表紙にプリクラを使うあたりが20世紀っぽい。
読者を偏差値55までに限定して、そのレベルの生徒がミスしそうな問題を中心にQ&A形式で懇切丁寧に説明してくれる。
前半は誤りやすい急所の文法事項の説明だが、分量の関係で網羅性は多少犠牲になっている。後半の問題演習は単語・文法・構文・読解問題が1日単位でセットになっていて、飽きずに進められる仕組みになっている。読解問題の解説も一文ずつ分解するほど詳しく説明されており、一冊で二度美味しい内容である。欄外にも口語表現やイディオムチェックが散りばめられ、コストパフォーマンスが高い。
ただ、本当に基礎から勉強したい生徒にとっては網羅性(特に準動詞全般と関係代名詞)に欠けるので、上は偏差値55でも下は一通り文法の勉強の済んでいる偏差値45くらいの生徒とツボに嵌るレンジは意外と狭い。もっとも、それ以上であっても以下に挙げる問題に引っかかるようなら十分使用する価値はあるが。
代替参考書はSTEP2までの雰囲気が似ている「超基礎英語塾」シリーズを挙げる。
次の英文が正しい英文になるように、カッコ内の適語を選びなさい。
1.Things will (come, go) all right.
2.This kind of magazine will not (have, do) you good.
3.I (expected, hoped) you to do your best.
4.The man (who, whom) I thouguht was honest deceived me.
5.That was the reason (why, which) prevented me from coming with you.


正解は...
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by roudai | 2009-06-09 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号161 亀井和子の現代文名探偵養成講座

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【タイトル】亀井和子の現代文名探偵養成講座
【著者】亀井和子
【肩書】河合塾講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】208頁
【目次】
はじめに
名探偵への近道<本書の効果的な使い方>
第1講 入門編その(一)【評論】名探偵とヘボ刑事の違い
    中村光夫「芸術家と芸人」(82年共通一次試験・本試)
第2講 入門編その(二)【小説】名探偵の条件
    三浦哲郎「鳥寄せ」(80年共通一次・本試)
第3講 実践編その(一)【評論】指示語という手がかり
    見田宗介「近代日本の心情の歴史」(85年共通一次・追試)
第4講 実践編その(二)【小説】接続語という手がかり
    夏目漱石「道草」(91年センター試験・本試)
第5講 実践編その(三)【評論】比喩というトリック
    柳宗玄「装飾ではない装飾について」(89年共通一次試験・本試)
第6講 実践編その(四)【小説】語句の一致というミラクル技
    吉本ばなな「TSUGUMI」(96年センター試験・本試)
第7講 実践編その(五)【評論】いつもと違う問いかけには要注意
    村上陽一郎「自己の解体と変革」(83年共通一次試験・追試)
第8講 実践編その(六)【小説】あらすじ紹介にこめられた手がかり
    北杜夫「幽霊」(90年センター試験・本試)
第9講 チャレンジ編その(一)【評論】構造を捉える力こそ名探偵の証
    丸山圭三郎「言葉と無意識」(93年センター試験・追試)
第10講 チャレンジ編その(二)【小説】満点解決への最後のハードル
    福永武彦「忘却の河」(93年センター試験・追試)
おわりに<名探偵に用意されたもう一つの謎>
【初版発行年月日】1999年2月25日
【収蔵品発行年月日】1999年2月25日 初版発行
【収蔵品定価】952円+税
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】田村秀行「田村のセンター試験現代文」(代々木ライブラリー)
【コメント】
なかなか魅力的なタイトルで著者は河合塾の人気講師。確かに美人ではあるものの、カットで描かれた自画像は少女漫画チックでちょっと引く。しかも問題集はこれ1冊(他に「MD現代文・小論文」に若干あるが)ということもあって、一部の骨董品を除いて高値になることがない現代文というジャンルにおいて異例の高値で取り引きされている。
値段が値段だったために大分期待が先行してしまったのだが、中を見てビックリ。表紙に「客観式問題攻略に最適の一冊!」と書いているものの、中身は100%ピュア共通一次/センター試験問題なのである。イマドキ共通一次の過去問を多数収録している現代文参考書もレアだが、アラフォー世代にとっては自分の受けた問題が含まれていて奇妙な懐かしさを覚えた。
確かに第2講の「鳥寄せ」の主人公の性別の話(一人称が「おら」だが状況証拠から女の子と分かる)などで(別に問題を解く上で必須ではないものの)やられたっ!と思わせる(受験生レベルならほぼ100%感動してしまうだろう)深い「読み」を見せてくれるが、全体としては平凡な内容で、デキる人目線(文章が読めるのはアタリマエで如何に解くかを重視)の解説でしかない。
選択肢を絞る上でどこに気を付けるのかを丁寧に解説してくれている点は好感が持てるものの、所詮は共通一次試験とセンター試験という全国民に正解が晒される特殊条件の出題なので、一般私大のエゲツナイ選択肢にこの本だけで対応できるかは微妙なところ。決して悪い本ではないが、定価以上のプレミアを出して読む本ではない。
選択肢の絞り方は田村秀行師と同じなので、代替参考書で十分同様の効果は期待できる。
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by roudai | 2009-02-10 00:00 | 国語 | Comments(0)