昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。
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収蔵品番号209 精講古典国語 2010年 01月 03日
【著者】鈴木一雄 【肩書】明治大学教授 【出版社】学生社 【サイズ】A6 【ページ数】534頁 【目次】 第1編 古典読解の基礎◆単語・文法・構文の理解とともに◆ 1 古典学習のポイント―序にかえて― ①古典の成績拝見 ②"読み慣れ"が大切 ③解釈力の充実 2 基本単語の覚え方 ①花より"単語" ②心情語理解をこまやかに ③大もとから整理して覚える ④現代語と比較して覚える ⑤語彙力倍増法いろいろ 3 推量・推定の助動詞 ①文法の力を解釈に生かすには ②「なり」と「めり」 ③推量「む」の四つの用法 ④反実仮想の「まし」 ⑤その他の推量の助動詞 4 その他の注意すべき助動詞 ①回想の助動詞「き」「けり」 ②完了―「つ」「ぬ」「たり」「り」 ③「る」「らる」の四用法 ④「す」「さす」「しむ」 5 格助詞と接続助詞 ①助詞のいろいろ ②格助詞「の」の意味・用法 ③その他の格助詞 ④「未然形+ば」「已然形+ば」 ⑤その他の接続助詞 6 係助詞と副助詞 ①係り結びの法則 ②「は」と「も」の役割 ③「し」「だに」「すら」「さへ」 ④その他の副助詞 7 文脈のたどり方―構文の理解― ①言い切りの型七種 ②主語・述語の関係 ③"ならび"の文節 ④挿入句(はさみこみ)の把握 ⑤会話と地の文 ⑥指示語の具体的内容 8 敬譲の言い方 ①敬譲語三種 ②尊敬の動詞・尊敬の助動詞 ③謙譲の動詞・謙譲の助動詞 ④両方を高めて待遇する言い方 ⑤丁寧語の性質 第二編 古典の解釈◆文学史の理解とともに◆ 9 和歌文学の理解 ①文学史的理解の必要 ②三大歌調―万葉調・古今調・新古今調 ③和歌の修辞技巧(1)―序詞と枕詞― ④和歌の修辞技巧(2)―掛詞と縁語― ⑤和歌の修辞技巧(3)―本歌取り― 10 日記文学の特色 ①日記文学の性質 ②平安日記作品素描―見事な個性の開花― ③日記文学の和歌―和歌の役割を重く見よ― ④日記文学の表現―心の内側を汲み取れ― 11 『枕草子』の世界―随筆文学Ⅰ― ①『枕草子』の文章 ②『枕草子』の性質 ③類聚章段から ④日記的章段から 12 『源氏物語』―物語文学の達成― ①「物語」を超えた『物語』の出現 ②光源氏の生い立ち―主人公に見る理想性― ③若紫の発見―"ゆかり"の女性とその成長― ④須磨退居と明石の君―貴種流離の物語― ⑤『源氏物語』の描いたもの―第二部の世界― ⑥宇治の姉妹をめぐる物語―第三部の構成― ⑦『源氏物語』の評論的側面 13 歴史物語の系譜―『大鏡』を中心に ①歴史物語の出現 ②『栄華物語』の特色 ③『大鏡』の構成―紀伝体と座談式構成― ④『大鏡』に描かれた人間(1)―対決する政治的人間像― ⑤『大鏡』に描かれた人間(2)―文化的人間の扱いと真の理想― ⑥『今鏡』以下の歴史物語 14 戦記物語の展開 ①戦記物語の成立 ②戦記物語の特質 ③『保元物語』と『平治物語』 ④『平家物語』の世界 ⑤『太平記』の世界 ⑥『義経記』と『曽我物語』 15 『方丈記』と『徒然草』―随筆文学Ⅱ― ①随筆文学の魅力 ②『方丈記』の世界―つらぬく無常観の文学― ③『徒然草』の世界―すぐれた人生の教師の書― ④『方丈記』の文章から ⑤『徒然草』の文章から 16 俳諧文学の理解 ①俳諧の歴史のあらまし ②季語と切れ字―俳句鑑賞の基礎 ③蕉風俳諧の理論 第3編 基本事項の総整理 17 基本単語の総整理 18 助動詞の総整理―用法・意味・活用・接続― 19 助詞の総整理―用法・意味― 20 まぎれやすい語句の識別 21 文学史年表 出典別収載本文索引 総合索引 【初版発行年月日】1967年? 【収蔵品発行年月日】不明 【収蔵品定価】1800円(本体1748円) 【入手困難度】★★★★☆ 【学力貢献度】★★☆☆☆ 【ヤフオク相場】5000円~ 【鑑定額】900円 【代替参考書】小西甚一「古文研究法」(洛陽社) 【コメント】 正月特番第三弾はなぜかオークションで根強い人気を誇るこの参考書。 あちこちで明確な根拠も示さず「名著」扱いする書き込みを見かけるが、長年参考書を見てきた人間として、 ①駄作しか出してこなかった札付きの学生社の本に「名著」なんてあるワケがない ②古典的名著のはずなのに当時の参考書紹介本で1回しか取り上げられていない ③館長の受験生時代にも現役(学生社のHPにまだ掲載されている=2000年頃まで現役)のはずなのに書店で全く見た記憶がない という理由からハナから軽視していた。 とはいえ、こういったサイトを公開している以上、万が一噂が真実ならそれも癪なので、ある時相場相応の価格で落札した。 結論から言ってしまうと、学生社の参考書の割にはマシだが、普通の受験生にはオススメしない、という程度で、コレを名著と吹聴する人間の言は信用しない方が賢明である。 書き写すだけで疲れた目次を見れば分かるように、確かにコレ一冊に「全部入り」ではある。ただ、受験生に全部必要かと言えば答えはノーだろう。 かつては「チャート式」などハードカバーの「全部入り」の参考書ばかりだったが、旺文社の「研究」や「詳解」シリーズなどほとんどが淘汰され、難し過ぎると言われる「古文研究法」がなぜ生き残ったのか。受験生の見栄や教師間の知名度もあるだろうが、受験に出ない無駄な箇所が比較的少ない筋肉質な作りだったからではないか(決して手放しで褒めるつもりはないが)。 文学史にしても俳論にしても受験に必要な量に対して有りすぎるのに対し、語釈や文法は初歩から書かれており、対象読者の範囲が広いと言えば聞こえはいいが、総花的で本当に役立つ箇所が少ない「おせち料理」のような参考書である。「おせち」がなければ正月は締まらないが、毎日食べるにはアンバランス過ぎる。 もちろん学生社であるから、奥付はカバーに書かれており、正確な発行年は全く分からない(カバーだけ取り替えて新刊のふりをするのは学生社の常套手段)。カバーは消費税3%時代のものだが、中身が当時印刷されたものである保証は全く無い。古典的名著のはずなのにオークションで展示品のような新品同様のカバーを散見するあたり、学生社の在庫処分にあわせてのデマではないかと邪推したくもなる。 「毎日」古文だけ3時間勉強して苦にならない人や、将来国文科に進む意志のある人なら止めはしないが、古文という教科が3(5)教科の1ジャンルでしかない人がこんな本を使っていてはとうてい合格はおぼつかない。
by roudai
| 2010-01-03 00:00
| 国語
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Comments(11)
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ラッコ
at 2010-04-21 23:14
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おお! 『精講古典国語』を入手されていたのですね!
レビューを期待しております。
0
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roudai at 2010-05-05 16:50
>ラッコさん
長らくお待たせしました。多忙のため、この手の大物になかなか手がつけられないで今した。 細かい文法的説明の是非を問うほど古文に強いわけではないですが、参考書評論家としてはこういった評価を下さざるを得ないですね。 毎日が日曜日の団塊世代向けの本に、時間の限られた受験生が振り回される必要はないでしょうね。
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ラッコ
at 2010-05-06 00:25
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大部の参考書に対してレビューをしていただいて、ありがとうございます。
ネット上の口コミに対して警鐘を鳴らすという意味で、大変啓蒙的ですね。 何を以て「よい参考書」とか「名著」というのかを考えさせられました。 そうそう、本丸というべき『古文研究法』のレビューも期待しております。
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Y
at 2013-04-04 08:28
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精講古典国語【著者】鈴木一雄はおじに言われて高校1年後半から読み=読まされ古文が高校2年には得意に(理系ですが)なりました.確かに1年で読了するのはつらいですが高校1年から読めば十分に東大や京大に合格できると.
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Passers-By
at 2018-08-09 18:23
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駄作しか出してこなかった札付きの学生社の本に「名著」なんてあるワケがない
>それは言い過ぎです。倫社や英文解釈の大きいものは、特によかったですよ。
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roudai at 2018-08-11 11:19
>Passers-Byさん
ごめんんさい、倫社は守備範囲外なので、「英文解釈の大きいもの」で名著と言える本の具体例を2つ以上挙げて下さい。 私が持っていないものでは何とも評価出来ませんが、それでも反証もないのでは説得力がありません。 学生社だけで数十冊は見た上でのコメントなので、その範囲では駄作しかありません。最近世界史で高評価出来るものを見付けましたが基本的にダメダメな出版社です。
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Passers-By
at 2018-08-14 20:04
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「英文解釈の大きいもの」>
学生社 英文解釈1000題(全文訳)ですよ。当時は新々英文解釈研究(研究社)もありましたが、これは難しいので上記の本を2周しました。 つぎに学生社 英文解釈 難問集の全訳部分で仕上げて、志望大学の京大の過去問をしました。 入学後にきいてみるとやはり新々英文解釈研究(研究社)や思考訓練の場としての英文解釈(育文社)をまわしてものが多かったようです。 いまの学生は上記の本ではとても読めないでしょう。なにせ、東京大学や京都大学や大阪大学の英語英米の教官でも、培風館 英文解釈問題集4訂版(福井 保)が読めない、訳せないものがごろごろしているとのことですから。
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roudai at 2018-08-20 22:11
>Passers-Byさん
わざわざ折り返しのコメントありがとうございます。 >>いまの学生は上記の本ではとても読めないでしょう。 うーん、そういう本は「名著」に値しますか? 私の辞書の「名著」の項目にはそのような条件は当たりません。万人が読んで万人が得るところがあるもの、人を選ばないのが「名著」だと思います。 なので、多田正行は「奇書」ではありますが、「名著」とは言えないと思います。
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Passers-By
at 2018-08-25 20:58
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抜けていましたが、学生社の英文解釈の大きい物>
英文解釈セミナー(添削をしていた方がためていた生徒がよく間違えるところを解説した書物)を忘れていました。これを中学3年から高校1年で読み終え、並行して英文解釈1000題(全文訳)をして、英文解釈問題集(難問編)をしていました。 「人を選ばないのが名著」は初期段階でいえることであり、受験段階では「頑張って取り組めば偏差値30以上あがることが確約できる書物が名著である」と言う方が正しいでしょうし、「思考訓練の場としての英文解釈」はやはり名著でしょう。これを2周以上の入学生は英文の読みの切れ味がすごみを帯びていましたから。
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roudai at 2018-08-26 20:53
>Passers-Byさん
貴方と私の「名著」という言葉の定義が異なるので、これ以上の議論は平行線にしかならないと思いますが、「英文解釈セミナ」は来るんじゃないかな、と思っていました。こちらは手元に初版重刷(59年)と改訂版(77年)を所有しています。例によって最低出版社の学生社なので、前書きを読むまで77年版が改訂版とはわかりませんが。珍しくチョコチョコ変わっていますが。 これを高一で使われたということは私より一回り近く上の世代とお見受けしますが、語句→文法→推理という並べ方からも貴方のようなデキる生徒向けで(読者のcommon mistakeを指摘するなら文法→語句の方が汎用性があると思いますが)、あたかも五〇代の高校球児が「我々の頃は練習中に水を飲まないのが当たり前」と今時の高校生に嘯くのと同じように見えます。 偏差値というものは母集団に拠りけりな上、中間値が50で最大値は普通70近辺ですから、この本に手が付けられるレベル(偏差値55以上)が30以上アップを確約というのは数学的に駄法螺に等しいと言えます。 偏差値30(これすら母集団次第ですから東大入試実戦ならあり得るでしょうが・笑)が偏差値60(東大入試実戦)は不可能ではないでしょうが、であれば「ただし東大入試実戦に限る」とか注意書きが必要でしょう。 もちろん、現代の受験生は文法も作文もヒアリングも勉強しなければいけませんので、この本を3周(改訂版の前書きでオススメの勉強法)していたら他の教科どころか英語一教科すらままなりません。そういう意味では「思考訓練」も一緒です。 ただ、本書は「思考訓練」のようにこの本独自と言える記述がほとんど無く、「新々」同様、「数をこなせば語感が付く」という時代遅れの精神主義で練習問題にも一切解説が付いていない不親切な作りである以上、伊藤師の「英文解釈教室」が流通している現在では駄本と呼ばざるを得ません。
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Passers-By
at 2018-08-28 19:25
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「英文解釈セミナ」は来るんじゃないかな、と思っていました。改訂版(77年)を所有しています。
>いまはなき渋谷の百貨店の古書店で1994年か1993年に入手しています.一緒に黒い大学への数学の数学2を買った覚えが。 本書は「思考訓練」のようにこの本独自と言える記述がほとんど無く >「全国の生徒がなぜか同じところで間違う」ところの解説満載ですから、役立ちましたけど(笑) 文法→語句の方が汎用性があると思います >全く知識=語句=単語がなければ知能も生まれませんから、僕のようなできの悪い生徒ができるようになるには、「語句→文法→推理という並べ方」が筋だと思いますが。 京都大学実戦では英語や数学や物理などでは偏差値80もありましたよ(笑). 英語はこの模試では偏差値67でしたが物理では偏差値75で東大実戦模試の物理では偏差値82でした。 |