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浪人大学付属参考書博物館

roudai.exblog.jp
昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。

by roudai
更新履歴
2023/1/1
収蔵品番号810
の代替参考書情報を追加しました。

2020/06/03
収蔵品番号211
の復刊情報を追加しました。

2019/05/02
収蔵品番号424
のレビューを公開しました。

2019/05/01
収蔵品番号545
のレビューを公開しました。

2019/04/20
収蔵品番号702
のレビューを公開しました。

2018/10/31
第6回おもしろ同人誌バザールに参加しますにコメントを追加しました。

2018/6/12
収蔵品番号667
のフェア情報を更新しました。

2018/1/31
収蔵品番号234
の復刊情報を追記しました。

2017/12/04
収蔵品番号063
の復刊情報を追記しました。

2017/08/22
収蔵品番号561
のレビューを公開しました。

2017/08/19
収蔵品番号416
のレビューを公開しました。

2017/05/03
春のイベントのお知らせに進捗状況を追加しました。

2017/04/08
春のイベントのお知らせに通販状況を追加しました。

2017/04/01
春のイベントのお知らせに当日の注意事項を追加しました。

2017/1/29
収蔵品番号222
のレビューを追加しました。

2016/9/24
収蔵品番号420
のレビューを公開しました。

2016/8/13
収蔵品番号467
のレビューを公開しました。

2016/7/23
収蔵品番号200
の復刊情報とレビューを追記しました。

2016/06/12
発行書籍番号006
の紹介記事を追記しました。

2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
のレビューを公開しました。

2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
のレビューを公開しました。

2016/02/14
収蔵品番号477
のレビューを公開しました。

2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
の復刊情報を追加しました。

2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
のレビューを公開しました。

2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
の改訂版情報を追記しました。

2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
のレビューを公開しました。

2015/05/10
収蔵品番号478
収蔵品番号484
のレビューを公開しました。

2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
収蔵品番号475
のレビューを公開しました。

2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
収蔵品番号400
収蔵品番号402
のレビューを公開しました。

2014/10/14
収蔵品番号398
収蔵品番号397
収蔵品番号396
のレビューを公開しました。

2014/8/26
発行書籍番号011
発行書籍番号012
の委託販売を開始しました。

2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
収蔵品番号103
の代替参考書を変更しました。

2014/4/29
収蔵品番号434
のレビューを公開しました。

2014/04/19
収蔵品番号430
の代替参考書を変更しレビューに情報を追記しました。

2014/03/30
収蔵品番号357
の電子版復刊情報を追加しました。

2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
収蔵品番号431
のレビューを公開しました。

2014/02/26
収蔵品番号086
収蔵品番号347
の復刊情報を追加しました。
収蔵品番号393
のレビューを公開しました。


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収蔵品番号667 入試化学で差をつけるにはこれを知っておけ No.1

収蔵品番号667 入試化学で差をつけるにはこれを知っておけ No.1_d0133636_21353179.jpg
【タイトル】入試化学で差をつけるにはこれを知っておけ No.1
【著者】大西憲昇
【肩書】明治薬科大学講師・代々木ゼミナール講師・中央ゼミナール講師
【出版社】玄文社
【サイズ】B5
【ページ数】120頁
【目次】
1,弱電解質の電離平衡・水の電離とpH
2.弱多塩基酸の電離・塩の加水分解
3.緩衝溶液
4.中和滴定曲線
5.溶解度積
6.均一気相反応の平衡
(以上『医歯薬進学』<1981年度連載>)
7.中和滴定(1)
8.中和滴定(2)(逆滴定/置き換え滴定/逐次滴定)
9.気体(1)(物質の三態/気体の法則/ボイルの法則/ボイル・シャルルの法則/理想気体の状態方程式)
10.気体(2)(気体定数R/ドルトンの分圧の法則/ゲレアムの気体拡散の法則)
11.気体分子運勧説と実在気体
12.ヘンリーの法則と蒸気圧
13.化学反応の向きと速度(反応速度は温度によってどう変わるか(補))
14.酸化と還元(1)(酸化還元の定義)
15.酸化と還元(2)
16.酸化と還元(3)
17.酸化と還元(4)
18.酸化と還元(5)
19.酸化と還元(6)
(以上『医歯薬進学』<1982年度連載>)
【初版発行年月日】不明
【収蔵品発行年月日】不明
【収蔵品定価】2038円+税
【入手困難度】☆☆☆☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】2000円
【代替参考書】
【コメント】
今春からNHK「ラジオ英会話」の講師となった大西泰斗先生の学校限定の参考書「英語表現WORD SENSE 伝えるための単語力」「総合英語FACTBOOK これからの英文法」(ともに桐原書店)が5/31まで紀伊國屋書店新宿本店限定で入手できる(既にヤフオクやマケプレではせどり屋が暴利をむさぼっている)ということで、後者は刊行当初(7年前)から絶賛し続けている「一億人の英文法」(東進ブックス)と大差無いことは知っているが、後々バカ値で掴むのも癪なのでComicZinへ「2014」の納品ついでで紀伊國屋に立ち寄った。
(※追記 好評につき(爆)8/1〜8/31に三省堂書店池袋本店にて大西泰斗フェア開催とのこと。FACTBOOKも買えるのでヤフオクのボッタクリに手を出す前にGo!)

近頃の本屋はマトモな参考書売り場が無く、久々に大型書店の参考書売り場(三省堂本店以外)に来たので、近頃話題になっている新刊の参考書なども一緒にカゴに入れつつ、ふと理科の売り場で足が止まった。

大西憲昇の「理科特論シリーズ」が平積みで全部ある…orz。

半年ほど前から、妙にヤフオクに「理科特論全冊揃い」で美本の出品が時折あるのが気になっていた。もう30年以上前に出た本だし、劣化しやすいコート紙の安っぽい造本だし、よく出てくるな、と。
「amazonの歩き方」に書いたように、一時期「No.1」だけ電子書籍になった(確か定価の倍くらいのボッタクリだった)が、版元(新灯印刷)が事業を継続できなくなりそのまま沙汰止みになったはずだった。「No.2」や「No.3」は10年前に熊谷の新刊書店で見かけたし、玄文社の通販のリストにも残っていたので本当に入手困難になったのはここ5、6年のことだろう。
ヤフオクでも「No.2」と「No.3」はそれなりに見かけるものの、「No.1」だけは中々出品されず、出ても競り負けてばかりだった。

ちなみにそれぞれの定価は
・入試化学で差をつけるにはこれを知っておけ No.1 2038円+税
・入試化学で差をつけるにはこれを知っておけ No.2 1019円+税
・入試化学で差をつけるにはこれを知っておけ No.3 1019円+税
・有機化学特講 2504円+税
・有機高分子化合物 1203円+税
で5冊でもたった7783円(税込8405円)である。

今から30年前、受験参考書で1冊1000円を超えるのはハードカバーの分厚い本のみで、当時の受験生には(雑誌連載をそのままコピーしただけという印刷品質の低さから)、全部コピーした方がマシ、と言われたが30年後諸物価が上がっても価格がそのままなので、「有機高分子化合物」なんてむしろ今の参考書より安い気がする。

玄文社が昨年7月に新灯印刷の傘下に入ったからか、「医歯薬進学」からマトモな講義ページ(数学の坂本龍師や英語の小柳優子師)が無くなってしまったが、紀伊國屋のツイートにコメントする新灯印刷の社長のこのバカさ加減はどうだ。自社の商品がメルカリで高額転売されていると機会損失を喜ぶバカ社長に付ける薬はない。転売屋を潰すために一刻も早く大手書店に出荷できるよう営業し、著作権者に印税が渡るようにすることこそ出版業者の本道だろう。猛省を促したい。

目次を見れば分かる通り、雑誌「医歯薬進学」の1981~82年に連載された内容がそのままコピーされたもので、前半の内容には雑誌への書き込みがそのまま印刷されているし、テープ跡も黒々と残っている。

バリバリの文系だが理科Ⅰの化学までは無敵を誇った館長なので、No.1の内容であれば辛うじて読むことは出来る。例題は東大・慶大医をはじめ当時の一流校の問題が多く、誘導に沿って読んで行くと案外簡単に解けたり、想定された落とし穴に引っかかったり、それなりに面白い。化学に関しては語れるほどの見識はないので、化学が得意な方の評価を待ちたい。

とにかく、転売屋のボッタクリに釣られることなく、出来る限り多くの読者が正規ルートで入手できることを望む。
by roudai | 2018-05-22 00:00 | 理科 | Comments(10)
Commented by aikawa at 2018-05-25 16:43 x
はじめまして。
これ紀伊国屋で普通に売っているのに転売されてて気になっていました。
通販されておらず店頭販売なので地方の人間が分かってて泣く泣く購入しているのかとも思っていましたから、社長がそれを喜んでいるって感覚がかなり独特です。
そういえば書き込みは今回の再販に合わせて使った元本によるものだと思ってたのですが、そもそも30年前からそうなんですね、勉強になりました。
Commented by ケンチャナヨ at 2018-05-25 16:46 x
大変ご無沙汰をしております。
「サンクリ55」以来、なかなか都合が合わずイベント会場を訪問できずにいるのですが、館長様のブログは毎日の様にチェックし最新刊はCOMIC ZINを通じて取り寄せております。(笑)
閑話休題、この度は「FACTBOOK」限定販売の情報有難うございました。
早速仕事帰りに新宿に立ち寄って購入してまいりました。
喜びのあまりつい2冊買ってしまいましたが、レジで私の直後に並んでいた仕事帰りと思しき男性も2冊買っていました。(笑)
中身は「一億人の英語」とほぼ同じものだと聞いていても、やはり自分の目で確かめてみたいと以前から思っておりましたので今回の様に定価で購入できる機会に恵まれましたのも偏に館長様のお陰です。
一言御礼申し上げたくコメントさせていただきました。
館長様のご健勝と益々のご活躍を祈念申し上げます。
Commented by roudai at 2018-06-13 10:40
>aikawaさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
去年の秋かららしいのですが、私も全然知りませんでした。通販は品切状態ですが、FACTBOOKを購入された方が取り置きして送ってもらったとのツイートをされていたので、地方在住者でも直接電話すれば出来るのかも知れません。
この社長自体、元々の版元とは縁がない人ですからね。電子書籍でしくっていることをおくびにも出さないし、そういう面の皮の厚い人がシャチョーサンになるのでしょう。
書き込みについてはNO1を初めて見るので確証はないですが、特に復刻の記述はないので、当初の仕様だと思います。
Commented by roudai at 2018-06-13 10:47
>ケンチャナヨ さん
ごぶさたしております。お元気ですか。
進捗のないブログを毎日チェックして下さりありがとうございます。
大西先生をフォローしているので、毎日嫌になるほど紀伊國屋の話題がリツイートされてみんな知っているだろうな、という錯覚に陥っていました。少しでも情報拡散出来て幸いです。
また復刊情報などを入手したら更新情報などでお知らせします。
サンクリは客層・タイミングの都合で今後参加することは無いと思いますが、代わりに「おも同」は定期参加し続ける予定ですので、コミケが無理な場合はそちらにお越し下さい。
Commented by tabitetu at 2018-06-24 22:26 x
ご無沙汰です。毎度よく話しているネタを一つ。かつて大西憲昇師の講義を受けていたという化学メーカーの研究所に勤めている方(ちなみに工学博士でした)から聞いた話。「実はさ、大西憲昇師の講義の内容を引き継いでいるのが、代ゼミの亀田という講師でね。まとめ方なんかそっくりなんだよね。」良い講義は受け継がれるという話でした。
Commented by Passers-by at 2018-10-22 20:18 x
転売屋を潰すために一刻も早く大手書店に出荷できるよう営業し、著作権者に印税が渡るようにすることこそ出版業者の本道だろう。猛省を促したい。
>本当だ。北海道、仙台、新潟県か石川県、愛知県、大阪府、四国(今治か)、福岡県、鹿児島県の書店で手に入るようにしてほしい。

代ゼミの亀田という講師が大西先生のまとめ方を受け継いでいる
>これは知らなかった。どの本のことなのか知りたい。大西先生の本を持っておられる方教えて下さい。
Commented by 1983 at 2018-11-10 17:23 x
なぜか「無機化合物vo1」はないですね。紀伊國屋の在庫を調べられサイトにも掲載されてないということは再版しなかったのでしょうか。
ヤフオクには出品されているということはかって出版されたことはあるのでしょうけど。
30年以上前の受験参考書が再版されること自体驚きです。採算が合うほど売れるとも思えないし。紀伊國屋もよく平積みで置いてくれたと思います。他にもっと売れる本あるでしょうに。
Commented by roudai at 2018-11-10 21:24
>Passers-byさん
その地域を選択した条件が結構謎ですね。新灯出版の馬鹿社長はその後音沙汰ナシなのでその程度の熱意と言うことでしょう。

>1983さん
言われてみればありませんね。ちょっとヒヤッとしてオークションの落札履歴を確認してしまいました(随分前に定価以下で落としていました)。
よほど目利きの書店員がいるのでしょうかね。このあいだ棚を見た感じ、化学のココだけが異様でした。
同人誌の感覚で言えば、表紙モノクロ、コート紙B5・120頁ですから割引なしで500冊刷れば原価は300円程度。これを1冊2000円で売るのだから十分ペイしそうです。
Commented by 1983 at 2018-11-17 15:53 x
新宿紀伊國屋にも「無機化合物vo1」は無かったです。「医歯薬進学」の広告には六冊揃っているのに、何で「無機化合物vo1」は無いのか。忘れられたのかな。他の5冊はそれぞれ20ー30冊は残っているし、「無機化合物vo1」は出版するつもりないのでしょうか。だとするとヤフオクの高値は続きそうです。
Commented by roudai at 2018-11-17 18:12
私もこの間納品ついでに確認してきました。何で無機だけ落ちたのでしょうね。それとヤフオク出品者はどうやって入手しているのか。冬の「激レア」の増刷分はこの辺を追記しないと。