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浪人大学付属参考書博物館

roudai.exblog.jp
昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。
更新履歴
2019/05/02
収蔵品番号424
のレビューを公開しました。

2019/05/01
収蔵品番号545
のレビューを公開しました。

2019/04/20
収蔵品番号702
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2018/10/31
第6回おもしろ同人誌バザールに参加しますにコメントを追加しました。

2018/6/12
収蔵品番号667
のフェア情報を更新しました。

2018/1/31
収蔵品番号234
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2017/12/04
収蔵品番号063
の復刊情報を追記しました。

2017/08/22
収蔵品番号561
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2017/08/19
収蔵品番号416
のレビューを公開しました。

2017/05/03
春のイベントのお知らせに進捗状況を追加しました。

2017/04/08
春のイベントのお知らせに通販状況を追加しました。

2017/04/01
春のイベントのお知らせに当日の注意事項を追加しました。

2017/1/29
収蔵品番号222
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2016/9/24
収蔵品番号420
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2016/8/13
収蔵品番号467
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2016/7/23
収蔵品番号200
の復刊情報とレビューを追記しました。

2016/06/12
発行書籍番号006
の紹介記事を追記しました。

2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
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2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
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2016/02/14
収蔵品番号477
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2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
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2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
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2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
の改訂版情報を追記しました。

2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
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2015/05/10
収蔵品番号478
収蔵品番号484
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2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
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2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
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2014/10/14
収蔵品番号398
収蔵品番号397
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2014/8/26
発行書籍番号011
発行書籍番号012
の委託販売を開始しました。

2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
収蔵品番号103
の代替参考書を変更しました。

2014/4/29
収蔵品番号434
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2014/04/19
収蔵品番号430
の代替参考書を変更しレビューに情報を追記しました。

2014/03/30
収蔵品番号357
の電子版復刊情報を追加しました。

2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
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2014/02/26
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収蔵品番号347
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カテゴリ:英語( 151 )

収蔵品番号719 008のテクニーク

d0133636_9301822.jpg
【タイトル】試験英語をやっつける<008>のテクニーク
【著者】小田基
【肩書】東北大教授
【出版社】研究社
【サイズ】新書
【ページ数】237頁
【目次】
<000>項 テクニーク予告篇
<001>項 身元を洗え
<002>項 主語(ボス)を探せ
<003>項 国際捜査班―トコロ変われば
<004>項 (ヒックリ返ル)か/ブッタ切ッテ続ケル/カ
<005>項 七色の変身
<006>項 日の丸よ永遠なれ
<007>項 邪魔者ははじき出せ
<008>項 現ナマに手を出せ
実地演習解答
著者あとがき
索引
【初版発行年月日】1975年11月15日
【収蔵品発行年月日】1975年11月15日 初版発行
【収蔵品定価】680円
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】1500円~
【鑑定額】1500円
【代替参考書】福崎伍郎,柴田卓也「減点されない英文解釈」(学習研究社)
【コメント】
平成が終わり令和元年である。
平成改元の時には高校生だった館長もいまや立派なオッサンであり、平均年齢まで生きれば次の改元も迎えられるかもしれない(そこまで生きる気はあまりないが)。

改元1発目を何にするかは意外と悩まずに決められた(Part3向けに英語参考書を大量に倉庫から引き上げているから)。もちろん00(令)8(和)のシャレである(ちなみに令和初のGⅠとなったNHKマイルCは枠連08-08で決着)。

著者の小田基氏は旺文社大学受験ラジオ講座の講師経験もあり、生徒、学生の「気持ち」が分かった上でケレン味たっぷりの内容になっている。
「身元を洗え」は文中の代名詞の中身の確認だし、「主語(ボス)を探せ」は読んで字の如しで内容としては現在の本と変わりない。ところが、引用される英文の難しいこと難しいこと。少なくとも新書でスイスイなんて老眼鏡が必要なアラフィフには到底言えない。それこそノートと辞書を用意して首っ引きで当たらなければならない英文ばかりである。

各章の最後には「英文標準問題精講」のような一昔前の名文の下線訳問題(中堅私大から国公立の過去問)が待ち構えており昭和の大学受験生(当時の大学進学率は約4割)はこんなに難しい英文を読んでいたのかとビックリ。実際、自分の読みがいかにいい加減かを痛感させられた。甘い気持ちで取り掛かると大ケガをする1冊である。
by roudai | 2019-05-07 00:00 | 英語 | Comments(2)

収蔵品番号718 出す単1987

d0133636_8504821.jpg
【タイトル】蛍雪時代緊急別冊 入試英語解法キーワード 10日間完成 ”出す単”1987
【著者】佐久間治
【肩書】「蛍雪時代」講師
【出版社】旺文社
【サイズ】B5
【ページ数】80頁
【目次】
最初に読むコーナー
 PART 1 英語力って何?
 PART 2 単語力事前自己診断テスト
”出す単”1987
 PARTⅠ 必ず'出す'最重要語630
  抽象名詞を中心に、評論・エッセイ頻出名詞273語
  文の意味と構造を支配する最重要動詞208語
  決してあなどれない最頻出形容詞149語 
 PARTⅡ いつも'出す'コワイ基本語81
 PARTⅢ いつも'出す'コワイ多義語92
 PARTⅣ いつも’出す’重要語689
  意味だけ暗記の重要名詞262語
  意味だけ暗記の重要動詞209語
  意味だけ暗記の重要形容詞140語
  意味だけ暗記の重要副詞38語
  意味だけ暗記のその他の40語 
 PARTⅤ たまに’出す’差の付く単語446
  ライバルに差をつける名詞219語
  ライバルに差をつける動詞131語
  ライバルに差をつける形容詞・副詞81語
  ライバルに差をつける前置詞・接続詞15語
 PARTⅥ 発音・アクセント頻出語152
  発音問題に出る単語100
  アクセント問題に出る単語52
付表 基本動詞大研究
【初版発行年月日】1986年10月15日
【収蔵品発行年月日】1986年10月15日発行
【収蔵品定価】350円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】1000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】佐久間治「くせもの英単語帳」(小学館)
【コメント】
「平成」最後の投稿は昨年お亡くなりになった佐久間治師の追悼企画。

「蛍雪時代」の緊急別冊として刊行された「”出す単”」「”出す熟”」の初期モデルの本書。まだ「昭和」時代なので消費税もなく、この内容で定価350円というのは今では考えられない。
もちろん、たった80頁に2090語の情報を詰め込んでいるので例文はなく、語法も盲点になるものを載せている程度だ。しかし、30年以上前にこうした「美味しい」情報をコンパクトにまとめてムックとして出した功績は特筆すべきだろう。

今回改めて佐久間師の経歴を確認して驚いたのは1949年生まれということで、本書刊行時点で37歳。
「トップ講師の英語教室」ではバリバリの若手感を漂わせていたが1989年当時40歳。「英語教室」の経歴に
受験英語の書籍・雑誌の執筆が本業で、『出す単』『出す熟』(旺文社)を手がけている。ラ講”蛍雪アワー”でもおなじみ。予備校講師としては異色の”出版会”の人(原文ママ)。
とあるように旺文社の仕事をしているのだから、10年以上前の1979年に池田書店から出ている「イラストによるスーパー英単語」の"佐久間治"は同姓同名の別人だと思っていたが、年齢だけを見ればギリギリセーフなのか(Wikipediaでは著作扱いになっている)。一応持っているのだが、倉庫の奥に埋もれているので、今度イラストの筆跡鑑定をしてみよう。

本書も筆者の手によるイラストが多く差し挟まれ、特に巻末付録の基本動詞大研究は当時としては珍しい基本動詞のイメージを的確にイラスト化したもので、最近のネイティヴ系の本の先駆けになっている。

この後「出す単」シリーズは中身の単語は変えずに毎年の出題傾向を分析した特集を差し替えつつ継続していたが、1994年に「蛍雪時代」の付録となったのが最後の模様。ムックなのでちゃんと残っている可能性は低く入手困難だが、純粋に単語集・熟語集という観点からすると年度毎の特集記事が出色なだけで、特に付録となった「”出す”単1995」は特集記事がないので高値掴みは禁物。

P.S.倉庫に行って「イラストによるスーパー英単語」を見てきた。手持ちは平成元年の第6版で肩書も河合塾講師になっていたので同一人物なのは間違いない。初版の年数が載っていないけれども1979年だとしたら相当ススんだ内容。
倉庫を引っかき回したら「”出す”単1995」が出てきたので比較したところ大枠は一緒でも単語数が異なるので訂正。
【”出す単"1995 目次】
 PARTⅠ いつも'出す'コワイ基本語96(←PARTⅡ81語)
 PARTⅡ 意味が3つ4つある"出す"多義語125(←PARTⅢ92語)
 PARTⅢ 必ず"出す"読解パワー語645(←PARTⅠ630語)
      名詞274語(←273語)
      動詞216語(←208語)
      形容詞155語(←149語) 
 PARTⅣ これもよく"出す"読解パワー語683(←689語)
      名詞271語(←262語)
      動詞222語(←209語)
      形容詞152語(←140語)
      副詞38語(←38語)
 PARTⅤ 難関なら"出す"読解パワー語461(←446語)
      名詞220語(←219語)
      動詞136語(←131語)
      形容詞・副詞90語(←81語)
      前置詞・接続詞15語(←15語)
結構差があるので詳細な違いについてはまた時間のある時に。
by roudai | 2019-04-30 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号704 ねむる直前に読む英語暗記例文

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【タイトル】ねむる直前に読む英語暗記例文
【著者】埋橋勇三
【肩書】東洋大学教授
【出版社】ライオン社
【サイズ】B6
【ページ数】120頁
【目次】
まえがき
本書の特色と利用法
第1章 あそび・スポーツ
第2章 友情
第3章 恋愛・愛情
第4章 課程・生活
第5章 政治・経済・社会
【初版発行年月日】1994年12月30日
【収蔵品発行年月日】1994年12月30日 初版第1刷発行
【収蔵品定価】650円(本体631円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】5000円~
【鑑定額】200円
【代替参考書】竹岡広信「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」(講談社)
【コメント】
一時は膨大な受験参考書を刊行していたライオン社だが、倒産したとの噂もあり、現在は本屋の片隅に流通在庫を時折見かけるだけとなった。
本書はライオン社の参考書の中でも極めてレア度が高く、ヤフオクやマケプレでもほとんど見かけることがない。表紙のタッチに見覚えがあるなと思ったら、なんと表紙のみ「東京女子高制服図鑑」で有名な森伸之画伯!公式サイトの仕事一覧からも漏れているので高値が付いているのは熱心な森伸之ファンによるものなのか(笑)。
数万冊の受験参考書に埋もれて生活(大半は倉庫に置いてあるが…)しているが、読む時間帯と服装(激爆)を指定している参考書は本書だけだろう(教学社の「風呂で覚える」シリーズは除く・笑)。
本書の利用の仕方
1.はじめに:パジャマに着替える。
2.英文:即、受験に応用できる優れた例文。2回読む。わからない単語は確認すること。
3.イラスト:この英文の意味するところは?英文のイメージを捉えておこう。
4.△(注意)重要イディオム、英文和訳に必要なポイントが盛りだくさん。
5.訳文:英文和訳のコツがわかる。なぜ、このような訳になるのかじっくり考えてみよう。
6.最後に:もう一度英文をリピートしてみよう。覚えられたらおやすみなさい。
内容別に40ずつの例文が収録され、全ての例文に内容を表すイラストが付されている、という構成はちょっと記憶になく、イラスト自体も少女漫画タッチだが四半世紀前の学参としてはレベルが高く安定している。作者名(金子美佐恵)でググっても引っかからないが、プロのイラストレーターであるのは間違いないだろう。

しかし、著者が自画自賛する「優れた例文」自体が「暗記するに足る例文」とはちょっと思えないのが残念なところ。旧来の例文集を「ただ漫然と受験勉強するのはイヤだよね」とこき下ろすのは結構だが、本書の200例文を暗記することでどこに到達するのか皆目分からない。
例えば
Love has no age, no limit, and no death.(愛には年齢も限界も死もない)[第3章例文7]
という例文の注に「△noの訳文は動詞否定にする。」と書かれても「それがどうした?」としか答えようがない。B6半頁(1頁2例文)かけてそんな情報を貰ってもどこで使えばエエねん、としか思えない。
また、寝る5分前を指定しながら
I can't do anything. I can't do sports. I can't dance. I can't make friends.(私は何もできない。スポーツもだめだし、踊りもだめだし、友達もできない。)[第2章例文37]
なんて鬱な英文を暗記させるのは罰ゲームの一種としか言いようがない。しかも、この英文の注は「△can't 『能力がない』」。あまりにレベルが低すぎて「ブッコ□ース!」としか言いようがないではないか。
これらの例文は著者が集めたモノだと言うが、結局は「出羽守根性」に過ぎず、固有名詞でByblos(地名)やAl Capone(人名)が出てきても、原文がそうなっているから、というだけで全く読者ファーストではない。
これなら田中健一「英文法基礎10題ドリル」(駿台文庫)のように読者に身近な(サッカーファンやドルヲタ限定なのはさておき)固有名詞を用いた方がよほど記憶の定着に役立つ。そういえば山田弘師の例文も主語はアイドルの名前だったか。

アイディアとイラストは上質なのだが、いかんせん英文がクズすぎてこんな本に高値を付ける人間の気が知れない。有能な編集者であれば真っ当な英語教師とイラストレーターをセットにして本書を換骨奪胎した好著をいくらでも生み出せそうなものだが。
by roudai | 2019-01-22 00:00 | 英語 | Comments(1)

収蔵品番号698 ルールとパターンの英文解釈

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初版
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オンデマンド版
【タイトル】ルールとパターンの英文解釈
【著者】伊藤和夫
【肩書】旺文社「大学受験ラジオ講座」講師・駿台予備校講師
【出版社】旺文社
【サイズ】A5
【ページ数】352頁+別冊40頁(初版)/392頁(オンデマンド版)
【目次】
はしがき
"ルール"の一覧表
"パターン"の一覧表
講座≪1≫~≪40≫

別冊
●問題文≪1≫~≪40≫
●英語ミニミニ事典
●索引
【初版発行年月日】1994年3月28日(初版)
【収蔵品発行年月日】1994年3月28日 初版発行/2004年6月30日 発行
【収蔵品定価】1600円(本体1553円)/本体2500円+税
【入手困難度】★★★★☆/★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】5000円~(初版・完品)/2000円~(オンデマンド版)
【鑑定額】2500円(初版・完品)/1500円(オンデマンド版)
【代替参考書】伊藤和夫「[新版] ルールとパターンの英文解釈」(研究社)
【コメント】
毎年クリスマス恒例、「今年せどり屋が最も悲鳴を上げた復刊」は、直前に有力候補が飛び込んできたものの大方の予想通り伊藤和夫師の「ルールとパターンの英文解釈」を取り上げる。

伊藤師がこの「伊藤の英文解釈」で旺文社ラジオ講座にデビューしたのが1985年4月5日。
当時のラ講講師陣は
共通一次英文読解 前北大教授 中田靖泰
共通一次英作・文法 神戸大教授 吉田一彦
英文解釈 早大教授 三浦修
英作文 千葉商大教授 猪狩博
英作文 関東学院大教授 御園和夫
英語総合 東京理大教授 須々木斐子
英単語 旺文社編集顧問 J.B.ハリス
と建前上は大学教授が中心(猪狩師は代ゼミ、御園師は英進予備校)だったが、そこに「ラ講講師」の肩書で旺文社と縁の薄い在野のbig nameが殴り込んできたのは当時としては驚きだったろう(他教科のラ講講師は土師師と武石師だけ)。館長はもう少し後の世代なので、ベテランの伊藤師はラ講でも古参だとばかり思い込んでいた。

ラジオ講座テキスト1985年4月号よりデビュー時の伊藤師の言葉
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の最後、「実証したいと思います」という言い方からもこの「ルールとパターン」というアイディアを試すためにラ講に出講したように見えるし、その成果の一部が後の「ビジュアル英文解釈」(1987/12/10)となったのであろう。
当時のラジオ講座テキストと突き合わせると内容は放送そのままの順番であり、ラ講の1コマが30分であることを考えると、後に刊行された同名の
伊藤和夫「伊藤のルールとパターンの英文解釈」(旺文社)
C60×20本 30,900円
は本書に収録された全40講分の放送(1985/4~1986/1)をそのまま市販したものだと分かる(ということは本書があれば馬鹿高いオークション価格でテーブ教材を買う必要は無い)。

本放送から9年後、ラ講末期の刊行のために本書はあまり日の目を見ることなく絶版になったようだ。その後、旺文社の関連会社㈱デジタルパブリッシングサービスから2004年にオンデマンド版として一時復刊した。
「復刊」にもかかわらず「1QQ4」で取り上げたようにオンデマンド版の表紙に微細な違いがある。オークションの出品を確認する際には以下の点に気をつけて欲しい。
初版では左上の伊藤師の肩書が「旺文社『大学受験ラジオ講座』講師」となっているが、オンデマンド版では空白になっている(但し中表紙はそのまま)。あと、青の色味がやや濃い。
また、初版では別冊になっていた文例集と英語ミニミニ事典と索引がオンデマンド版では全て巻末にまとめられている。伊藤師の意図は、別冊で原文を見ながら解説を読ませたいということなので、散逸することは無くなるが不便だ。
オンデマンド版は「山貞」の復刻と異なり、一から版下を作り直しているわけではなく、原本のコピーによる版下を使用しているようで、例文の背景に使われているトーンの粒子が下のように荒れており、文字もやや濃くなっていて読みづらい。
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ラ講時代から伊藤和夫を苦手にしてきたので今回初めてまともに読んだのだが、「ケース・スタディ英文解釈」→「ルールとパターンの英文解釈」という立ち位置から旧「英文解釈教室」(1977/2/5)レベルと思い込んでいたのだが、いざ読んでみると平易な語彙が多く楽に読める。ラ講の録音から起こしているので解説も他の伊藤本に比べてとっつきやすい。表紙のレベル表示が易から難まで幅広いのは「看板に偽りなし」だ。「ビジュアル英文解釈」はクセのある紙面と併せて好き嫌いが分かれる(私は嫌い)が、伊藤流の英文解釈の入門書としては人を選ばない好著だと思う。敢えて苦言を呈すれば、1つの講義で何を目的としているのかが分かりづらく、自分の不得意箇所だけを読むといった使い方が出来ない点が挙げられる。あくまで1、2ヶ月集中して1冊丸ごと取り組む時間と気力があっての好著である。

ついでに、復刊した新版との違いにも触れておく。

本書の刊行タイミングはラジオ講座からJランドに切り替わる旺文社迷走期初期で、それ以前の旺文社の参考書と比べると明らかに編集がヘボい。本書で言えば、
①余白が極端に狭い
②中表紙に目次が埋め込まれている
③本文が最終頁まで書かれている
の3点が即座に挙げられる。

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上に挙げた①と②については全て新版において改善されている。初版ではギリギリまで余白を詰めているのを普通の組版にしたことで本誌が352頁から384頁に膨れあがっている。③については頁数の都合で同様だが、初版の「終わりに」が頁数の都合で途中から始まっているのに対して、新版は改頁して始めた結果最終頁にも文章がある、という点で見た目は一緒でも内情は異なる。

初版と新版の内容における差異は
①課題文の1文毎に番号が振られていて、説明箇所の英文の頭に対応する番号が振られて参照性が向上している(但し本文は丸付き番号で説明箇所は反転丸付き番号)
②初版の別冊は文例集だが、新版の別冊は全文訳である。初版は全文訳が各章の最後に載っていたのだが新版は別冊に移動している。

①に関して気持ちはわかるが、なぜ目立つ反転丸付き番号にしたのか理解に苦しむ。
ただでさえルールを説明するための例文の頭にカッコ付きの数字があり、数字の重複による無用の混乱を避けるために伊藤師は敢えて番号を振らなかったのだろう。そして、なぜ1文全てではなく、文頭の一部分だけを引用しているのかを研究社の編集者が理解していないから②のような蛇足を行ったのだ。

番号を振る理由は、原文と解説箇所が離れているために確認しやすくした(新版は初版よりも行数が減ったために原文と解説箇所との距離が離れている)からだが、別冊の文例集があれば解説箇所がどれだけ後にあろうが頁をめくらずに参照できる。これは私の妄想ではなく、文例集の表紙にキチンと書かれている。
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また文例集は本文の原文より行間を取って作られているからこれだけコピーして白文として演習用にも使用できる。全文訳を別冊にする理由は何があるのだろうか?せめて、文例集をそのままに全文訳と併せて別冊化していればよかったのだが。

研究社のケツの穴の小さな所は「はしがき」の伊藤師による謝辞を改竄した点で、自分たちがロクな仕事をしていないから他所の編集者が褒められるのが気にくわなかったのだろう。「最後に」から「同様です」を丸々カットした研究社の所業は伊藤師の仕事に対する冒涜である。
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by roudai | 2018-12-25 00:00 | 英語 | Comments(4)

収蔵品番号633 英文解釈ゼミ

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【タイトル】大学入試 3 GRADE SERIES 英文解釈ゼミ
【著者】伊藤政弘
【肩書】中央ゼミナール英語科専任講師
【出版社】日本英語教育協会
【サイズ】B6
【ページ数】207頁+別冊60頁
【目次】
はしがき
本書の構成と利用法

第1章 S+V2+S.C
第2章 S+V5+O+O.C
第3章 無生物主語(物主構文)
第4章 have[get]+目的語(O)+補語(O.C)
第5章 it is ... for [of]~ to 〔do〕;for ~ to 〔do〕
第6章 Vt+O+to 〔do〕
第7章 with+名詞(相当語)+補語
第8章 there is [are]+名詞[不定主語]+補語
第9章 分詞・動名詞構文
第10章 (抽象)名詞構文(その1)
第11章 (抽象)名詞構文(その2)
第12章 (抽象)名詞構文(その3)
第13章 総合問題
索引
【初版発行年月日】1986年3月1日
【収蔵品発行年月日】1986年3月1日 初版発行
【収蔵品定価】800円
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】5000円~
【鑑定額】2000円
【代替参考書】山口俊治「英語構文全解説 --The Perfect Study on ENGLISH SENTENCE STRUCTURES」(研究社)
【コメント】
著者の伊藤政弘師は高円寺にあるローカル予備校中央ゼミナールの二枚看板の1人(もう1人は「ダイナマイト英文解釈」の佐藤雅文師)で現在は中央ゼミナールの学生寮の管理人をなさっているそうだ。
まえがきの献辞には久能昭(中央ゼミナール・一橋学院講師)、西尾孝(中央ゼミナール・代々木ゼミナール講師)、森一郎(中央ゼミナール講師)といった中央ゼミナール関係者の名前が並ぶ中、原稿の整理や校正に現在は駿台予備学校講師の勝田耕史(当時、上智大学大学院生)の名前もある。

Amazonのレビューにボロカスに書かれているが、書いているレビュワーの他のレビューを見ると吉ゆうそうを持ち上げていたり館長とは対極の英語観のようだ(語学力では館長の遥か上だろう)。
レビューでは本書を高1レベルと断じているが、どこをどう読めばそう取れるのか、現物を見て書いているのか極めて疑わしい。

なぜかは目次をちょっと見れば分かる。第1章と第2章を見て違和感を覚えないだろうか?

普通、高1レベルの参考書であれば、第1文型や第3文型、第4文型が「必ず」あるものである。ところが本書はいきなりSVCとSVOCしかない。つまり、五文型などは当然知っている生徒が対象であることは明らかだ。さらに第10章~第12章の3章(55頁)を割いて「名詞構文」の訳出について説いている。

だいたい、第1章のBasic 解釈問題5.の解説では
[参考](※)描出[中間]話法《Represented Speech》
◆lf a piton came loose ~ の文は仮定法過去ではない(もし仮定法にしてしまうと,ロープは絶対切れないというニュアンスになってしまう)。描出話法である。
小説や物語によく出てくる話法で直接話法とも間接話法ともつかない中問形式をもった話法である。特徴は伝達動詞がなく,語順は直接話法の場合と一致しているが,人称や動詞の時制は問接話法と同じである。訳出方法としては「……と言った」とか「……と思った」など適当に前後関係からみて補ってみるとよい。
 この形式は普通の間接話法よりは生彩に富み,感情的要素をはるかに多く含んでいる。それは作者が登場人物と心理的に同一化して,その人物になりきったつもりで話したり考えたりするからである。入試に頻出するものではないが,受験英語の常識として知っておいた方がよいだろう。(20~21頁)
なんて内容がスラっと出てきたりするのだ。

タイトルは「英文解釈ゼミ」だが、暗唱例文→●LECTURE●→PITFALL→Basic 英文法作文問題→Basic 解釈問題→Advanced 解釈問題という順で展開され、重要構文が英文法や英作文でどう問われるかまでカバーしている親切設計である。PITFALLの盲点指摘も中々シニカルで高橋善昭師を彷彿とさせる。解説も丁寧で55頁の別冊解答はAdvanced 解釈問題だけ(他の解答解説は問題の直後にあるので参照しやすい)という充実ぶりだ。近年の英語の出題形式が長文志向で、本書のような問題は国公立二次くらいしか見かけないが、英文解釈を他とちょっと違う角度から学び直すには良い参考書型問題集だと思う(あくまで2冊目以降用)。

表紙にある通り、「ネクサス方式」にトコトンこだわった書き方で、他に「ネクサス」にこだわった書き方をしている参考書は本書と異なり網羅的ではあるが山口俊治師の一連の著作くらいしか思い浮かばない。
by roudai | 2017-10-10 00:00 | 英語 | Comments(6)

収蔵品番号630 地上最強の受験英語

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【タイトル】地上最強の受験英語
【著者】吉ゆうそう
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】光文社
【サイズ】新書
【ページ数】230頁
【目次】
序章  ”英語オタク”のススメ
第1章 ”正しい受験生”入門
第2章 長文をスラスラ読む”イメージ直読”
第3章 ”イメージ直読”実戦編
第4章 ”読解ローラー作戦”を開始せよ
第5章 自分でカードやノートを作る
第6章 ”ぶっちぎり法”と”十指法”
第7章 英文法&英作文の”賢い攻略法”
【初版発行年月日】1997年7月30日
【収蔵品発行年月日】1997年7月30日 初版第1刷発行
【収蔵品定価】本体829円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】2500円~
【鑑定額】108円
【代替参考書】吉ゆうそう「英語超独学法―秘中の秘34のノウハウ」(南雲堂)
【コメント】
本名の吉村雄壮時代から数えると結構長いキャリアのある吉ゆうそう師の自伝兼学習法指南本。

手元にある最も古い1989年の冬期直前講習パンフレットでは大宮校で「基礎完成英語ゼミ」と「日東駒専英語ゼミ」(どちらも共通テキスト)を持っているのだからかれこれ20年は代ゼミ講師だったことになる。本書の刊行が1997年、「英文読解スーパー解テク101」の刊行が2001年だから、この頃は人気が出ていたのかと1997年の冬期直前講習パンフレットを見ると冬期の単科はゼロ(!)で大宮校の「明治・中央・法政大文系コース」(英文法・語法)と「日東駒専文系コース」(英文読解)しか無い(直前も共通テキスト1コマ)。このレベルの使われ方をしている講師が代々木ライブラリーから2冊も参考書を出していたというのは驚きに値する。

年齢不詳で2000年以降は出来損ないのホストのような写真に変わったが、それまではヤンキー顔の写真で少林寺拳法三段の「自称」武闘派ということもあって表紙は正拳突きである。

自分はどうやって英語を得意にしたか、という自伝調の苦労話と、その中で見つけた泥臭い体育会系の方法が羅列されているが、相当な分量を力任せに暗記しようとするのでよほど素直な体育会系以外はついて行けなくなるだろう。

「イメージ直読」というのも単なるスラッシュリーディングで、毎度問題になるどこで区切るか、という問題に関して
①接続詞の直前②前置詞句の前③関係詞の前④to不定詞の前⑤カンマやコロン、セミコロンの前
と説くが、⑤以外は文法力がなければ正しく切ることが出来ないことには目を向けない。それでいて文法重視のSVを意識させる読み方を指導する講師(富田師あたりが仮想敵と思われるが)に対して
SだのVだのNだのと英文を"生体解剖"して、挙げ句の果てに後ろから"訳し上げ"、フンコロガシならぬブンコロガシをして、なにがなんだかわからなくしてしまう
と悪態をつく。

風貌と手口とを併せて佐藤"人称代名詞it"忠志の幻影をそこに見るが、同族嫌悪なのか本文中にこんな記述がある。
 僕が予備校生のときに、入試直前の授業で、こう激励する講師の先生がいらっしゃった。「自分の周りは全て敵だ。敵にプレッシャーをかけろ。試験前に英字新聞を広げて、余裕を見せろ。試験中は、書いていないときでもコツコツと鉛筆の音を絶え間なくさせて、戦意をくじいてやれ」
 大バカ者だ。愚の骨頂だ。なぜこんなことをしなければいけないのか。また、意味のないコツコツという音を聞かされる身にもなってみろと言いたい。犯罪行為だ。自分さえよければ他人はどうでもいいという発想じゃないか。(64~5頁)
ちなみに佐藤の「ズバ釈」もスラッシュリーディングの本である。

本書の中で使い潰した「恩書」として勧められているのが1975年刊の中原道喜「入試でねらう英文解釈問題」(吾妻書房)、二度目の浪人時に1976年刊の「石黒の英語構文1000」(代々木ライブラリー)を全文暗記したと言っていることからも年齢がおおよそ見えてくるが、「石黒先生にはほんとうに感謝している」と書いているクセに著者名を石黒哲と間違っているのだからどれだけ感謝しているのかは疑問である。

部分的には首肯出来るところもあるが、全体で見ると暑苦しい丸暗記主義、「読書百遍意自ずから通ずる」という昭和的な価値観一色で、よほど波長が合う人でない限り不要だろう。
どうしても中を知りたければ代替参考書に「ぶっちぎり法」や「十指法」については書かれている。
by roudai | 2017-09-19 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号545 片手で憶えられる英熟語帖

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【タイトル】大学入試直結片手で憶えられる英熟語帖
【著者】平山篤
【肩書】北九州予備校講師・「英学塾」主宰
【出版社】学陽書房
【サイズ】新書
【ページ数】215頁
【目次】
GROUP 1
GROUP 2
GROUP 3
【初版発行年月日】1991年3月10日
【収蔵品発行年月日】1991年3月10日 初版発行
【収蔵品定価】定価880円(本体854円)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】400円~
【鑑定額】800円
【代替参考書】霜康司,刀祢雅彦「システム英熟語」(駿台文庫)
【コメント】
富永直久「単語レモン」の初出時の版元(現在はDHCから復刊)である学陽書房は他にも「前田の人物日本史」など唯一無二のレイアウトの参考書を出している。本書も装幀とイラストを秋山孝が担当しており、著者略歴より装幀家の方がスペースが広い。
メクリマン・システムがあまりに衝撃的なため、本書は長い間陰に隠れていたが、先日ふと読み直して大いに評価を改めた。全部で900の熟語が収録されているが、基本的に語形とイメージで分類されており、誰しもが思いついてもなかなか徹底するのは難しい。また、イメージについても前置詞だけでなく動詞や名詞のイメージを元に熟語を解説しており、単なる棒暗記を防ぐようになっている。
装幀家が空白恐怖症なのか、熟語とは関係ない日米のことわざを36個対訳で載せて、頁をめくると英訳が出てくるあたり学陽書房らしい作りだ。
全ての熟語ではないがヘタウマなイラストが付いており例文の内容を端的に表す内容になっている。
例えば12個のbe ~ to doを見開き2頁に並べた様は圧巻である。
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思い出せない時には両脇の語群から選ぶとかは意外とありそうで無い。こうした語法系の熟語だけでなく、慣用句も押さえており、収録語数からも利用者本位の作りと言える。
by roudai | 2016-02-16 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号501 英文を最もカンタンに読む方法 

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【タイトル】阿部憲の英語革命 英文を最もカンタンに読む方法
【著者】阿部憲
【肩書】S.P.S.英語科部長・東進ハイスクール英語科講師
【出版社】中経出版
【サイズ】B5変形
【ページ数】219頁
【目次】
プロローグ
1 「英語革命」と「従来の文法解説」との違い!!
2 「英語革命」の使い方
3 なぜ「英語革命」なのか?
Part Ⅰ 講義
 講義1 英文を読む際の目の動かし方
 講義2 英文の構造と日本文の構造はとこが違うのか?
 講義3 英文中のパーツの訳し方
 講義4 英文を訳す順序
 講義5 英文を作るに1つ1つのパーツが長い場合はどう訳したらよいか?
 講義6 短文ドリルトレーニング
 講義7 長い文のさばき方①~挿入部を消す~
 講義8 長い文のさばき方②~小さな文(短文)で切る+長い分詞・不定詞・前置詞句で切る~
 講義9 長い文のさばき方③~区切ったものを、Vを押さえなから読む~
 講義10 区切って作った短文訳のくっつけ方
 講義11 最後まで短文できれいに切れないタイプの英文のさばき方
 講義12 構造上つまづく3つの英文のパターン
 講義13 単文ドリルトレーニング
Part 2 演習
 長文読解トレーニング1~9
Part 3 補講
 補講1 英語を日本語に訳すとは?
 補講2 注意すべき英文のタイプ
収録問題一覧
巻末資料 英文読解のための道具
エピローグ
【初版発行年月日】1998年6月30日
【収蔵品発行年月日】1998年6月30日 初版発行
【収蔵品定価】1300円+税
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】900円~
【鑑定額】650円
【代替参考書】垂水隆宜「超短文でスタート! 得意になる英語長文」(プレイス)
【コメント】
今でこそ駄本を連発している中経出版(現・KADOKAWA/中経出版)だが、20世紀にはエッジの立った参考書を出していて、当館でもいくつか取り上げてきた(またそれを転売屋が針小棒大にアオるのも困りものだが)。本書もB5変形という本屋泣かせのデザイン(同じ判型のSEG出版の「闘う」シリーズが21世紀に入って消えたのも偶然とはいえ面白い)で恐らく流通量はさほどではないだろう。
だいたい「革命」などと大仰な(いかにも全共闘世代が好きそうな)用語を表題に用いた参考書に「革命的」メソッドが載っていた試しがないのは毎度のことなので目次に謎の呪文が並べられていても特に何とも思わなかったが、英文を訳す順についての議論の中で、順番についてここまで拘ったことがあったかしらん?という疑問が湧いてきた。確かに例文を見ると筆者の言う順番で自然な日本語になって訳出されている。英語を話せるようになる事を最終目的にしている割には結果として日本古来の返り読みに帰着するあたりが皮肉というか面白いところだが。また、文法軽視と言いながら文を区切る規準に文法的な要素や、「文として不自然」などという規準を用いるあたり全くの初学者が読んだら混乱しそうだが。
最近の長文読解ではなく、国公立大の一文が入り組んだ下線部訳のとっかかりとして役立ちそうな本だが、「口語英語」のように古書価が暴騰するようなら代替参考書でもいいだろう。
by roudai | 2015-05-05 00:00 | 英語 | Comments(1)

収蔵品番号500 英会話表現500

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【タイトル】改訂入試必出英会話表現500
【著者】武田守正
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】代々木ライブラリー
【サイズ】新書
【ページ数】107頁
【目次】
1 WEATHER(天候)
2 TIME(時刻)
3 SHOWING THE WAY(道案内)
4 TRAVELING(旅行)
5 TRANSPORTATION(交通)
6 GREETINGS & INTRODUCTIONS(挨拶・紹介)
7 THANKS & APOLOGIES(感謝・謝罪)
8 HEALTH & ILLNESS(健康・病気)
9 VISITING(訪問)
10 MEALS(食事)
11 HOBBIES & AMUSEMENTS(趣味・娯楽)
12 SPORTS(スポーツ)
13 TELEPHONING(電話)
14 SCHOOL & READING(学校・読書)
15 EMOTION(感情)
16 I THINK,etc(「思う」など)
17 EXPLANATORY EXPRESSIONS(いろいろな説明)
18 MONEY & PURCHASES(金銭・買物)
19 DO & DON'T,etc.(する,しない,など)
20 STOPGAP PHRASES(つなぎのことば)
21 CONCERNING ONESELF(自分を中心に)
22 CONCERNING OTHERS(他人を中心に)
【初版発行年月日】1976年4月30日
【収蔵品発行年月日】1981年1月30日 改訂版第刷4発行
【収蔵品定価】430円
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】☆☆☆☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】108円
【代替参考書】
【コメント】
休館を繰り返しながらなんとか500までたどり着いた(未公開分がだいぶあるが何を題材にするかはちゃんと決まっている)。
実はカウントを1つ間違えていて、500はGW中にのんびり書こうと思っていたらとっくに過ぎていたというオチであった。蔵書数から言えば500などというのは1割にも満たないので、ネタには全く困らない(厳密に言うと「ハンターパートⅢ」などの兼ね合いで出したくても出せないネタが結構ある)が読む時間と倉庫から引っ張り出してくる手間が無くて今後も不定期更新となるだろう。

500ということで書名に500を含むものを探したが、その中でもレア度の高い1冊。「代々木ライブラリー」の書体も現在とは異なる。
この時期の代々木ライブラリーの本は予備校バブル期の広告には載っていないため全体像が不明で、当時の電話帳やら受験雑誌(「大学受験アルファ」など)を見ないとどんな本が出ていたかすら分からないためオークションに出るとほぼ例外なく暴騰する。しかし、いざ手にしてみると「ハンターパートⅡ」で暴露した「解き方のパターン集」のようにベラボーな落札価格に見合わない貧弱な内容のケースが多く、本書もその例外ではない。
「700選」を意識した見開き完結、左英文、右和訳、下段注というレイアウトだが、注の絶対量が少なく今の参考書を見慣れているとだいぶ不親切に見える。口語英語も一般化してわざわざこれだけを取り上げる本は見当たらなくなり、今やこのタイプの本は英会話の本にも見かけなくなった化石と言える。
by roudai | 2015-04-28 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号490 みてすぐわかる新英単語

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【タイトル】みてすぐわかる新英単語
【著者】田島伸悟・畑戸輝夫
【肩書】東京純心女子短大教授・「全国大学入試問題正解」解答者
【出版社】三省堂
【サイズ】新書
【ページ数】288頁
【目次】
学問に王道なし、されど受験に近道あり
Ⅰ.各科共通必修単語
Ⅱ.文科系単語
Ⅲ.社会科学系単語
Ⅳ.理科系単語
索引・チェックリスト
【初版発行年月日】1989年11月10日
【収蔵品発行年月日】1993年10月1日 第6刷発行
【収蔵品定価】800円(本体777円)
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】108円
【代替参考書】
【コメント】
「豆単」以来の辞書引き写し型ABC配列の単語集の最終形。目新しさと言えば収録する単語を必修単語・文科系・社会科学系・理科系に分類してそれぞれABC配列に並べていること。また、見出し語全てに発音記号が付いており、発音をカタカナで、アクセント箇所を赤字で示している。見出し語だけで1600語と「ターゲット」より少なく「伝単」よりは多い。毎度おなじみabandonはなぜか理科系単語に属して後半に登場する。
三省堂の参考書にしては珍しくマンガ系のカット書き(作者名なし)を起用しており、他の「みてすぐわかる」シリーズとは違った印象の誌面になっている。
by roudai | 2015-02-17 00:00 | 英語 | Comments(0)