浪人大学付属参考書博物館

roudai.exblog.jp
昔の大学受験参考書を展示する私設博物館です。
更新履歴
2018/10/31
第6回おもしろ同人誌バザールに参加しますにコメントを追加しました。

2018/6/12
収蔵品番号667
のフェア情報を更新しました。

2018/1/31
収蔵品番号234
の復刊情報を追記しました。

2017/12/04
収蔵品番号063
の復刊情報を追記しました。

2017/08/22
収蔵品番号561
のレビューを公開しました。

2017/08/19
収蔵品番号416
のレビューを公開しました。

2017/05/03
春のイベントのお知らせに進捗状況を追加しました。

2017/04/08
春のイベントのお知らせに通販状況を追加しました。

2017/04/01
春のイベントのお知らせに当日の注意事項を追加しました。

2017/1/29
収蔵品番号222
のレビューを追加しました。

2016/9/24
収蔵品番号420
のレビューを公開しました。

2016/8/13
収蔵品番号467
のレビューを公開しました。

2016/7/23
収蔵品番号200
の復刊情報とレビューを追記しました。

2016/06/12
発行書籍番号006
の紹介記事を追記しました。

2016/03/23
収蔵品番号353
の代替参考書を変更しました。

2016/03/20
収蔵品番号470
収蔵品番号463
収蔵品番号456
収蔵品番号449
収蔵品番号414
収蔵品番号407
のレビューを公開しました。

2016/02/29
収蔵品番号505
収蔵品番号502
収蔵品番号460
収蔵品番号454
収蔵品番号410
収蔵品番号409
収蔵品番号405
のレビューを公開しました。

2016/02/14
収蔵品番号477
のレビューを公開しました。

2015/09/07
夏コミ新刊の通販を開始しました。旧刊も在庫ありです。

2015/08/29
収蔵品番号392
の復刊情報を追加しました。

2015/08/10
収蔵品番号452
収蔵品番号451
収蔵品番号450
収蔵品番号448
収蔵品番号447
収蔵品番号446
収蔵品番号445
のレビューを公開しました。

2015/08/01
発行書籍番号010
発行書籍番号008
発行書籍番号007
の改訂版情報を追記しました。

2015/06/01
収蔵品番号486
収蔵品番号487
収蔵品番号488
収蔵品番号489
収蔵品番号490
収蔵品番号491
収蔵品番号492
のレビューを公開しました。

2015/05/10
収蔵品番号478
収蔵品番号484
のレビューを公開しました。

2015/05/05
収蔵品番号472
収蔵品番号474
収蔵品番号475
のレビューを公開しました。

2014/11/30
収蔵品番号394
収蔵品番号399
収蔵品番号400
収蔵品番号402
のレビューを公開しました。

2014/10/14
収蔵品番号398
収蔵品番号397
収蔵品番号396
のレビューを公開しました。

2014/8/26
発行書籍番号011
発行書籍番号012
の委託販売を開始しました。

2014/6/7
収蔵品番号376
収蔵品番号150
収蔵品番号103
の代替参考書を変更しました。

2014/4/29
収蔵品番号434
のレビューを公開しました。

2014/04/19
収蔵品番号430
の代替参考書を変更しレビューに情報を追記しました。

2014/03/30
収蔵品番号357
の電子版復刊情報を追加しました。

2014/3/25
収蔵品番号433
収蔵品番号432
収蔵品番号431
のレビューを公開しました。

2014/02/26
収蔵品番号086
収蔵品番号347
の復刊情報を追加しました。
収蔵品番号393
のレビューを公開しました。


リンク


浪人大学
COMIC ZIN 委託販売リスト
カテゴリ
以前の記事
2019年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 08月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 06月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 10月
2016年 08月
2016年 06月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
最新のコメント
検索
タグ
ブログパーツ
ここにブログパーツのスクリプト を入れてください。
FX取引機能比較
記事ランキング
ブログジャンル

タグ:桐原書店 ( 6 ) タグの人気記事

収蔵品番号489 古文読解の基礎技術

d0133636_1573774.jpg
【タイトル】古文読解の基礎技術
【著者】土屋博映
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】桐原書店
【サイズ】A5
【ページ数】215頁+別冊21頁
【目次】
はじめに
「土屋の古文解法」一覧
 1 問題文を見つめよう!●ヒントが必ず見えてくる
 2 解説と謝を見つめよう!●ヒントのない問題はありえない
 3 設問を見つめよう!●内容をつかむ手がかりがある
 4 全体から部分へ●内容をつかむ鉄則だ
 5 部分から全体を考えよ●全体像が見えてくる
 6 前から後へ●文の上から下へ、右から左へ
 7 後から前へ●文の前でだめなら後がある
 8 前後策●正しい読解を導く善後策
 9 物語型は主語となる人物をマーク●物語の展開は人物の行動による
10 随筆型は主題をおさえよ!●文のベクトルは作者の主張だ
11 主題は冒頭か文末●主張から具体例か、具体例から主張か
12 構成を見ぬけ!●初めの一文に注目する
13 段落分けを見ぬけ!●同一段落の同一表現がカギ
14 具体と抽象●主題・結論をつかむコツ
15 人物関係を見ぬくコツ●マルジンのランプでマーク
16 文構造は「AガBヲCニDダ」●「Dダ」に注目
17 主語を見ぬけ!●AガBスルの「が」をさがす
18 主語-述語をつかむコツ●常に「AガBダ[スル]」を考える
19 目的語を見ぬけ!●「を」と「に」に注目
20 「誰が何を[に]」を考えよ●問題文を早く読むコツ
21 省略語を見ぬけ!●すぐわかる語だから省かれる
22 会話主を見ぬけ!●「トマル」と「マルジン」が威力を発揮
23 心中を見ぬけ!●会話文とまったく同じだ
24 指示語は何をさすか●内容把握の決め手になる
25 指示語は直前●この鉄則を忘れるな
26 指示語は具体的に、明確に●設問によりレベルを変える
27 「強調表現」を造いかけろ!●重要な表現だから強調される
28 類義語に注目●全体像をつかむ手がかり
29 対義語に注目●対照表現を把握せよ
30 同一表現に注目●正解を導く手がかり
31 関連語に注目●正しい読解のための鉄則
32 「心情語」「美を表す表現」に注目●趣旨を読み解くキーワード
33 多義語に注目●前後策で適訳を導く
34 古文特有語●現代語にない単語がねらわれる
35 古今異義語●現代語と異なる単語をマーク
36 常識語に注目●古文の世界が見えてくる
37 単語を見つめよう!●一語一語がうきあがる
38 文法を見つめよう!●ポイントは助動詞と助詞
39 「助動詞」に注目●助動詞の三要素を忘れるな
40 「助詞」に注目●現代文にない助詞に注意する
41 「動詞」に注目●意味・文法の両面から問われる
42 「形容詞」に注目●心情と評価どちらも重要
43 「形容動詞」に注目●意味がポイン卜
44 「名詞」に注目●主語を表す名詞をおさえよ
45 「副詞」に注目●指示副詞と呼応の副詞がポイン卜
46 「接続詞」に注目●全体の構成をつかむカギ
47 「連体詞」に注目●とにかく意味を暗記せよ
48 「敬語」に注目●ルールの暗記が最優先
49 「尊敬語」に注目●「~ガ」を高める
50 「謙譲語」に注目●「~ヲ」を高める
さく引
【初版発行年月日】1997年11月20日 二訂新版
【収蔵品発行年月日】2003年9月20日 二訂新版第5刷発行
【収蔵品定価】1100円+税
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】300円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】土屋博映「土屋の古文100」(ライオン社)
【コメント】
「買ってはいけない」の「第二章 開けてビックリ玉手箱」で取り上げた本書。元々は「古文読解の技術100(上)」というタイトルだった本で、タイトルからも分かるように古文版の「英文解釈の技術100」を目指したのだが、当時は土屋師絶頂期の最後あたりということもあって、上巻が出た8ヶ月後に下巻というスケジュールとなりあまり注目されなかった。
文法毎のまとめではなくて、読解のテクニックについて網羅的にまとめたもので土屋師の参考書群の中では唯一と言って良い内容。「基礎」と書かれているが結構骨っぽい学校の過去問もあるし、例題と演習問題を併せて4頁完結というのも1日あたりの分量としては適切で、2ヶ月みっちり取り組めばそれなりの見返りがある参考書。ただし、それだけの内容を215頁に詰め込んだため、最近の「ゆとり」向け参考書に比べて活字が詰まった印象を受けるのでやる以上は確固たる意志が必要。正直な話「古文講義③」を血眼になって探す暇があったら本書をみっちり学んだ方がよほど効果があると思うのだが。
代替参考書は本書の例題部分だけを抜粋したような(出版年次は先)古文頻出例文集。
[PR]
by roudai | 2015-02-10 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号416 田村の現代文重要語解説

d0133636_9345959.jpg
【タイトル】書き込み式田村の現代文重要語解説
【著者】田村秀行
【肩書】代々木ゼミナール講師
【出版社】桐原書店
【サイズ】A5
【ページ数】215頁
【目次】
プロローグ
第1章 対義語編(1)~(33)
第2章 同音異義語編(1)~(27)
第3章 四字熟語編(1)~(25)
第4章 類義語編(1)~(15)
エピローグ
【初版発行年月日】1993年7月20日
【収蔵品発行年月日】1993年11月30日 初版第2刷発行
【収蔵品定価】1100円[本体1068円]
【入手困難度】★★☆☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】500円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】梅澤眞由起「基礎からのジャンプアップノート現代文重要キーワード書き込みドリル」(旺文社)
【コメント】
田村師の絶版本ということで最近は猫も杓子も(旧「現代文講義1・2」まで!)高騰しており、この本も一時期馬鹿みたいなプレミアが付いていた(最近は多少沈静化したようだが)。
「あとがき」にあるように縁もユカリもない桐原書店からの出し抜けの依頼に応えたもので、田村師自身の「漢字などやらなくてもよい」「漢字の点差は読解1題で簡単にひっくり返る」というポリシーからもあまり力の入っていないのがよく分かる出来である。

第1章の対義語編はまだいいが、第2章の同音異義語編まで「Duo」のように一文に詰め込んでしまったため、どこに注目して書き分けるかという最大のポイントがボケてしまった。旧来の参考書が文を分けているのは理由のないことではない。

例4)死んだ人間のイシを継ごうというイシは立派だが、それを飛べるにはよほどイシが強くなければならない。
例11)国のガイカンを飾ることばかりにとらわれ、国内の政治をガイカンすることを忘れると、結局は内憂ガイカンを招くことになる。

こんなのは「一太郎」のCMだけでいいのではないか?ちなみにATOK2009で例11は正しく一発変換した。

四字熟語の(1)の①が「阿鼻叫喚」。確かに常用漢字の範囲内だが現代文・小論文の文脈で使うことはまずあり得ないと思う。(2)の①の「身体髪膚」もわざわざ「戦前の修身の教科書には」などとアテコスリを書く前に「『孝経』の開宗明義章第一に」と書くべきだろう。
一応宮腰賢「故事ことわざ辞典」(旺文社)は一通り眺めているはずだが、それでも記憶にない四字熟語があったり(「意馬心猿」「暴虎馮河」「寂滅為楽」など)、「三位一体」の説明に父(神)・子(キリスト)・聖霊が出てこなかったりと色々詰めが甘い。

面白い本ではあるがこの本ならではと言えるポイントは少なくプレミア価格で買うようなものではない。
[PR]
by roudai | 2013-10-29 00:00 | 国語 | Comments(0)

収蔵品番号294 英文法問題の特訓345

d0133636_1241377.jpg
【タイトル】大学入試集中講義 英文法問題の特訓345
【著者】飯田康夫
【肩書】駿台予備学校専任講師
【出版社】桐原書店
【サイズ】A5
【ページ数】203頁
【目次】
第1章 5文型に関わる問題
第2章 動詞の時制と仮定法に関わる問題
第3章 助動詞に関わる問題
第4章 不定詞・動名詞・分詞に関わる問題
第5章 代名詞に関わる問題
第6章 関係詞に関わる問題
第7章 接続詞と前置詞に関わる問題
第8章 疑問文と否定文などに関わる問題
第9章 形容詞と副詞と比較に関わる問題
第10章 冠詞と名詞と一致に関わる問題
さくいん
オイラの提言
「文法をやれ」「参考書を読め」「授業の効果は予習しだい」「目標を高く持て」「他人にたよるな」「自分にとって何が得か考えろ」「時間を大切にしろ」「予備校だって改革すればいい」「点の取れる答案を書け」「合格しろよ」
【初版発行年月日】1995年10月25日
【収蔵品発行年月日】1996年1月20日 第2刷発行
【収蔵品定価】1000円(本体971円)
【入手困難度】★★★★☆
【学力貢献度】★★★☆☆
【ヤフオク相場】3000円~
【鑑定額】1000円
【代替参考書】飯田康夫「英文法基本300選」(駿台文庫)
【コメント】
桐原書店の「集中講義」シリーズの最終巻(?)。これまでの3冊はいわゆる「実況中継」型だったが、この本だけなぜか「英頻」型の文法問題集(やや整序・条件作文多め)。表題にあるようにわずか345題で、基本見開き4題のレイアウトなので解説量は英頻やその類書と比べて格段に多い。解いていくと、未見ではないが何度も間違えた記憶のある問題ばかりで、ムダのない筋肉質な作りになっている。
「だから英文法は~」「やっぱり英文法は~」で繰り返された受験生に向けた苦言も「オイラの提言」という形で繰り返されている。最近飯田師は積極的に新刊を出されているので、この本でなければ、というのはこの「オイラの提言」だけで(師の「英文法道場」を見ていれば同様な内容が書かれているし)、わざわざプレミア価格で購入する必要性を感じない。Amazonでは絶版扱いだがまだ版元から手に入る「精選英文法道場4択問題123×3」が問題量・質共にこの本に一番近いだろう。
[PR]
by roudai | 2011-07-26 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号258 受験数学超上達法

d0133636_232649100.jpg
【タイトル】大学入試集中講義 受験数学超上達法 合格への最短コース
【著者】中西伸介
【肩書】駿台予備学校講師
【出版社】桐原書店
【サイズ】A5
【ページ数】207頁
【目次】
第1章 三角関数
ポイント0 この分野の特徴と上達のポイント
ポイント1 単位円を制するものは三角関数を制す
ポイント2 公式の海に溺れないためにはどうすればよいか
ポイント3 難解「三角関数の合成」を使いこなすには
ポイント4 sin、cosアレルギーの人たちに朗報!「三角関数の問題をsin、cosを使わずに解く方法」
第2章 指数・対数関数
ポイント0 この分野の特徴と上達のポイント
ポイント1 指数と対数は1つのものを表から見るか裏から見るかの関係にある
ポイント2 方程式・不等式を解けるか否かが基本事項の理解度を見るための目安になる
第3章 数列
ポイント0 この分野の特徴と上達のポイント
ポイント1 数列の基本は「植木算」にあり
ポイント2 公式丸暗記は間違いのもと。実際に使える形で覚えよ!
ポイント3 漸化式は解法の大きな流れをつかめ!
ポイント4 数列の和の求め方も本質的な共通性をつかめ!
第4章 ベクトル
ポイント0 この分野の特徴と上達のポイント
ポイント1 「すべてのベクトルは基本ベクトルの一次結合の形で表せる」この事実がすべての問題の土台にある
ポイント2 内分点は求めることはもちろん式中から取り出すことも重要である
ポイント3 内積を使いこなすためには
ポイント4 ベクトル方程式によって図形がいっそう深く理解できる
第5章 行列
ポイント0 この分野の特徴と上達のポイント
ポイント1 実数計算との比較が行列計算をマスターするための一番の近道である
ポイント2 「ケーリーハミルトンの定理」は成分計算を避けるための最も有力な武器である
【初版発行年月日】1994年4月25日
【収蔵品発行年月日】1994年4月25日 初版第1刷発行
【収蔵品定価】1100円(本体1068円)
【入手困難度】★★★★★
【学力貢献度】★☆☆☆☆
【ヤフオク相場】15000円~
【鑑定額】1500円
【代替参考書】佐々木隆宏「大学入試合格力を鍛える数学勉強法」(中経出版)
【コメント】
2、3年前までは5000円前後で取引されていたが、最近は1万円越えはザラというベラボーな値段で取引されている本書。駿台の先生にしては刺激的なタイトルがデキない生徒の「青い鳥」幻想を呼び起こすのだろうか。

何でも市川伸一「勉強法が変わる本」(岩波ジュニア新書)で高く評価されているそうだが(この本自体持っているが未確認)、だいたい2000年に発行された本が6年前に出て、アッという間に絶版になった本を勧めている段階で不見識かつ無責任と思わなければならない。
表紙を見れば分かる通り、本書の内容は三角関数/指数・対数関数/数列/ベクトル/行列に限られており、数Ⅱ・Bの"花形"である微分・積分には一切触れていない。
表2の
●受験数学の勉強法を書いたノウハウ本はいろいろあるけれど、それを読んでから参考書を別にやるのは2度手間じゃないか。1冊で両方の役割を果たす本があればこれほど便利なことはないじゃないか!待望の1冊ついに登場!
という文言は同意できる部分もあるが、たかだか200頁ちょいの分量で「2度手間」だ何だと御託を並べていると、同じ「大学入試集中講義」シリーズの著者である飯田康夫師「勉強量という点で絶対に足りない」と一喝されそうだ。

確かにこの5単元の基本レベルから講義体で懇切丁寧に解説してくれるが、目新しい点はほとんど無い(個人的には角の合成と単位円の関連が興味深かったが)。少なくとも通年で予備校に通っていればこの程度の内容はどの講師でも授業中に話しているはず。このペースで1冊につき1単元くらいの内容なら評価できるが、5単元も入れたためにどれもこれも中途半端なレベルまでしか説明できていない(特に行列)。高2の1学期くらいで使うならまだしも、受験期になって大枚はたいて買う本ではない。
内容自体が悪い本ではないため、多少のプレミアは仕方ないが、鑑定額以上出して買ったら間違いなく後悔する本。

[追記]
倉庫から問題の「勉強法が変わる本」を引っ張り出してきて言及した箇所を探したら、本文ではなく、コラムでちょっと紹介しただけだった。
中西伸介著『受験数学超上達法』
 ぼくの研究室にいた数学好きの大学院生が、ぼくならきっと気に入るはずだと言って紹介してくれたのがこの本である(桐原書店,1994)。ほんとうに、数学の受験参考書の中ではいちばん気に入ってしまった。著者の中西氏は駿台予備学校の数学科の講師で、数学の専門職にもついている人だ。
 最も共感できるのは、「ただ公式を丸暗記するだけでなく、考え方の筋道をしっかりとらえることが、じつは受験数学を制する実力をつけるためのいちばんの近道である」と述べている点だ。だから、基本的な概念や公式の意味をすごくていねいに(しかも簡潔に)説明しているし、問題を解くときのポイントも的確に指摘している。語り口調で書かれているので読みやすく、実際の講義を聞いているような気分にさせられる。質の高い予備校の講義とはこのようになされるものなのかと、妙に感激してしまった。
 解説してある分野は、三角関数、指数・対数、数列、ベクトル、行列で、それほど網羅的ではないし、例題数も多くはない.にもかかわらず、「どのように学ぶか/考えるか」という姿勢がゴチックや赤字で随所に語られているので、数学学習への取り組み方をしっかり学ぶことができるだろう。(前掲書P.136・太字は引用者による)
2000年時点の院生が紹介したのだから現役時がちょうど5~6年前で帳尻は合う。太字の箇所は館長が言及している点と同じで、それをプラスと見るかマイナスと見るかの違いだ。ただ、この本を斜め読みする限り市川氏の予備校と受験参考書に関する知識(市川氏が東大を受験したのは共通一次より前)で特筆するものはなく、狭い見識の中から取り上げたものを転売屋が針小棒大に喧伝したものだろう。
[PR]
by roudai | 2010-12-07 00:00 | 数学 | Comments(0)

収蔵品番号202 やっぱり英文法は嫌われる

d0133636_227589.jpg
【タイトル】大学入試集中講義やっぱり英文法は嫌われる
【著者】飯田康夫
【肩書】駿台予備校専任講師
【出版社】桐原書店
【サイズ】A5
【ページ数】204頁
【目次】
第1回 助動詞1
第2回 助動詞2
第3回 代名詞1
第4回 代名詞2
第5回 接続詞
第6回 前置詞
第7回 冠詞
第8回 形容詞と副詞
第9回 名詞
第10回 疑問文と否定文
さくいん
【初版発行年月日】1994年4月30日
【収蔵品発行年月日】1994年6月30日 初版第2刷発行
【収蔵品定価】1000円[本体971円]
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】600円~
【鑑定額】500円
【代替参考書】
【コメント】
だいぶ前に紹介した「だから英文法は嫌われる」の続編。こちらも駿台の月刊誌「アセント」1993年度に10回連載された記事が元になっている。表題は同じくビートたけし「やっぱり私は嫌われる」(新潮社)のパロディだが、表紙の飯田師はどう見ても立川談志師匠(笑)。べらんめぇ調で書かれた参考書というもこの2冊だけだと思うが、最近「日本一の職人」岡野雅行氏の著作ばかり読んでいるせいか以前に比べてだいぶ違和感が無くなってきた。

毎回受験生に対する説教が4頁ほどあり、残る12頁ほどで文法の解説という構成だが、むしろ前半の受験生に対する説教の方が面白い。特に参考書に関しての記述は、自らも参考書を出しているというポジショントークであることを前提にしても、首肯できる。
 そうかと思うと、「参考書は何がいいでしょうか」って聞いてくるヤツがいたりして。何か1冊、特効薬みたいな参考書を紹介しろってことなんだろうけど、これも図々しい話だよな。だって、何か1冊で済ませようということ自体、勉強量という点で絶対に足りないわけだからさ。
 何か1冊じゃなくて、片っ端から次から次へと参考書を征服していくたくましさが必要なんでさ。そうすりゃ学力なんかいくらでも上がるんだよ。(中略)
 だから、参考書は、テメェの判断と責任で選ぶべきなんでさ。人に決めてもらおうなんてのは、それだけでも受験という競争に参加する資格を欠いていることになるし、いかにもうまそうなインチキ勉強法に飛びついて騙されるのがオチなんだよ。(本書23~24頁・赤字は原文ママ)
この後の論理展開も岡野氏とそっくり(こちらの方が先に出版されているが)なのが笑える。

難易度が両極端という文法書としての使い勝手の悪さは相変わらずだが、耳の痛い説教集としては面白い本だと思う。
[PR]
by roudai | 2009-12-01 00:00 | 英語 | Comments(0)

収蔵品番号047 だから英文法は嫌われる

d0133636_10343138.jpg
【タイトル】大学入試集中講義だから英文法は嫌われる
【著者】飯田康夫
【肩書】駿台予備学校専任講師
【出版社】桐原書店
【サイズ】A5
【ページ数】190頁
【目次】
第1回 5文型
第2回 時制1
第3回 時制2
第4回 受動態
第6回 準動詞1
第7回 準動詞2
第8回 関係詞
第9回 比較1
第10回 比較2
さくいん
【初版発行年月日】1993年4月10日
【収蔵品発行年月日】1993年5月20日 初版第2刷発行
【収蔵品定価】980円(本体951円)
【入手困難度】★★★☆☆
【学力貢献度】★★☆☆☆
【ヤフオク相場】2000円~
【鑑定額】300円
【代替参考書】「NEW 山口英文法講義の実況中継」(上)(語学春秋社)
【コメント】
駿台の月刊誌「アセント」1992年度に10回連載された記事を元に出された講義型の英文法参考書。表題は前年ベストセラーになったビートたけし「だから私は嫌われる」(新潮社)のパロディ。著者の飯田師がビートたけしの熱烈なファンで、ところどころ文体模写を試みているが成功しているとは言い難く、たけしファン以外には読みづらい。

文中の英文の訳もビートたけし口調で、一人称が「オイラ」、二人称が「オメェ」、heは「ヤツ」、sheは「あの娘」で、文末はほとんど「~よ。」で締めるため訳文はこなれている上に面白い。

しかし、初歩的な説明をしているかと思えば突然些末な文法知識にこだわったりして、対象となる読者のレベルが一定せず、参考書としての使い勝手はあまり良くない。ある程度出来る生徒の読み物としてなら可か。
[PR]
by roudai | 2007-11-16 00:00 | 英語 | Comments(0)